芋けんぴ meets ホワイトチョコ/『チョコけんぴ』は味覚のコーナーに果敢に攻めこんでくるチャレンジャー作品

永製菓株式会社(東京都港区)から芋けんぴとホワイトチョコを組み合わせた『チョコけんぴ』(36g・オープン価格・発売中)が登場。

 

意外といえば意外な組み合わせ。元になっている「芋けんぴ」というのはさつまいもをスティック状にカットして油で揚げ、砂糖を絡めた見た目はまるっきりフライドポテトな甘い和菓子(干菓子)。さつまいも独特の香りとコーティングされた砂糖の膜が相まって人気の高い一品。

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だがそこにホワイトチョコレートをコーティングというのにはびっくりした。脳内でその2つはどうしても結びつかない。だったら実際に食べてみるしかない。

 

見た目は芋けんぴとしては短い。柿の種くらいのショートサイズ。口の中に放り込んでみると塩バター風味を利かせたホワイトチョコレート。しかし一旦噛んでみると様相は激変。
中から芋けんぴの味と風味が炸裂してくるのだ。
うーん……しばらく思考が停止するくらい珍しい味である。

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チョコとして口に入れたのに、噛んだ途端に芋けんぴ。さつまいもの強烈な香りがチョコの風味を吹き飛ばす。実際にひとつ手にとってチョコの部分を剥がしてみると、本当に芋けんぴがそのまま入っている。砂糖のコーティング部分もそのままに、お互いが相容れないままにチョコと芋けんぴが対立しているのだ。

合うか、合わないかは個人差があるだろうけれど、かなり際どいコーナーに攻め込んでいることだけは確か。ガリっと食べてそのままでいるからいけないのかなと、チョコと芋けんぴが馴染むように噛み砕いてみると少しだけ出てくるハーモニー。でも後味は圧倒的に芋けんぴ風味、チョコの負け。

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まずいとは全然思わないのだけれど、美味かと言われれば「チャレンジャー」と答えたくなる。これは好き嫌いがわかれることは必至だろう。

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店頭で見かけたら「チャレンジ」してみてほしい。

オススメ度:(面白い)
公式サイト:チョコけんぴ

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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