この春も“中くらい”の抹茶味なり!『濃い抹茶ケーキ』 抹茶味のお菓子は、幾つか比較して食べると差は歴然!

年も、ちょうど今頃、このお菓子の記事を書いている。その記事を見てもらうとわかるが、今年も昨年のも、ほとんど同じである。パッケージも同じ。原材料は、今年の方には「デキストリン」の記載が増えているだけ。

森永から2月10日に期間限定で発売された、『濃い抹茶ケーキ』である。

記者は抹茶好きで、昨年もずいぶんと抹茶系のお菓子を食べたが、今年も、抹茶菓子を立て続けに食べることになりそうな、“おらが春”である。せっかくなので、横並びで比較しながら食べてみた。

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というわけで、さっそくこの『濃い抹茶ケーキ』を一口頬張ると、「ん?」。昨年、これを食べたときのことを、リアルに思い出した。昨年と全く同じ感覚なのである。

つまり期待したような抹茶味がしないのだ。これが「濃い」抹茶ケーキとわざわざネーミングしたお菓子の味なのだろうか。

昨年も書いたが、所詮、お菓子。自分で美味しいと思える好みのものを買って食べればいいだけで、それ以上でもそれ以下でもないと思うが、少なくとも、記者個人の味覚からすれば、このお菓子は、どうにも抹茶味が薄く、そのうえ甘い。

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見た目にも、食感もしっとりとしていて、クリームもたっぷり入っていて、確かに贅沢な雰囲気、高級感はあるのだが、抹茶味は「ん?」である。

念のため、この『濃い抹茶ケーキ』の他に、3種類の抹茶菓子を比べて食べてみたが、食べ比べると、抹茶味というのは、その味の差が歴然とわかって面白い。

日本人は抹茶味に慣れている上、食べる前に味を想像できてしまうので、単品で食べても、「まあまあどれも美味しい」と感じてしまいやすいが、幾つか一緒に食べて比べると、その味の濃さの違い、苦みや渋みの違い、甘さでどれだけごまかされているか、など、はっきりと違いを感じられる。

今回、4種類の抹茶お菓子を比較してみると、この『濃い抹茶ケーキ』は下から2番目の抹茶の味だった。中の下といったところである。

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森永『濃い抹茶ケーキ』は、個包装6個入りでオープン価格。実勢価格は270円~300円といったところ。

春先の定番商品で、高級感と贅沢な雰囲気はあるが、抹茶味に関しては“中くらいなり”である。また来年の登場時には、もっと本格的な抹茶味を期待したいものである。

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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