酒弱男子に朗報! スタイリッシュな低アルコール飲料『キリン フレビア レモン&ホップ』

フレーバービアスタイルという新しい楽しみ方にうってつけ。洗練されたボトルと味わいが特徴の発泡酒『キリン フレビア レモン&ホップ(KIRIN Flaveer Lemon&Hop)』(300ml・希望小売価格 税抜213円・2014年11月25日発売)が、キリンビール株式会社(東京都中野区)よりセブン&アイ・ホールディングス各社限定でリリースされた。

 

 

とにもかくにもスタイリッシュ! スリムなシルエットのボトルはご覧のとおりのバブル期の輸入ビール・ブーム(ハイネケン、ツボルグなど)を思わせるクリア・グリーン。そこにビールカラーのイエローを程よくあしらった、実にかっこいいボトルデザイン。

IMG_8576

ともすると発泡酒は平坦なデザインのものが多いが、さすがキリン、ややこしい麒麟のイラスト・ロゴが実に美しく立体的に彩色されていて、女子だったらデザインだけでピックアップしてしまうのではないだろうか。それくらいデザインの完成度は高い。

「酔えればいい」、そんな心構えのおっさんユーザーは全くの想定外。敷居の高ささえ感じさせてしまうスタイリッシュなデザインは、まさに発泡酒=ビールの代用品という次元から見事に大気圏脱出しているように思える。

IMG_8581

ギリリッとスクリュー開栓、プシュッと炭酸が抜ける音。グラスに注げばさわやかな泡が立つが、ビールのようなクリーミーさは少なく、むしろジンジャーエールに近い感触の泡が多めに盛り上がる。が、ほどなくスーッと消えていく。

色も黄金色まではいかないクリアイエロータイプ。音もビールとは違い、炭酸飲料のそれだ。香りもまたさわやかな柑橘系にホップが混じったシャープなもの。

IMG_8585

ひと口飲んでみて、これはビールと全く違う種類のものだと実感する。苦味は抑えられ、発泡酒独特の妙な酸味をシチリア産のレモン(果汁0.3%)とフルーティーなカスケード・ホップがうまくあしらってしまう絶妙なバランス、それが実にうまい。煮沸工程の後半に香りつけのホップを投入するレイトホッピング製法が、どうやら苦味無く香りづけをするための重要な技術なようだ。

近年はビールをレモネードで割った「ラドラー」、ビールにあえてベリーやピーチ、果てはコーヒーまでを加えたフレーバーを変化させて楽しむ「ミックスビール」が若年層中心に流行しているというが、今までのフレイバーで楽しませるビール飲料は今ひとつ軸足を移しきれずに中途半端だったのだなあと、改めて感じさせてくれた。これならイケる、新しい味わいとしてきっちり成立している。

もちろんこれは酒である。アルコール分3パーセントという低値だけれど、「酔う」ことよりも「リラックスして会話を弾ませるため」の目的ならこの方が良いのかもしれないと改めて感じた。

飲みくちは圧倒的にこのボトルのまま飲んだほうがうまい。スーッと爽やかなのどごしで、麦芽の香りとともにほんのりとした甘さとホップ&シチリア・レモンの子どもっぽくないさわやかフレイバーがストレートにカラダに入ってくるからである。

IMG_8588

量的にも300mlという選択は正解だろう。きっちり冷えたまま美味しく最後まで味わうためにはこのくらいがちょうどいい。もっと飲みたくなって追加して瓶を並べたとしても醜くないデザインだからそれもいい。

若い女性も主要ターゲットの一つだろうけれど、ともすればほっぺたをピンクに染めてかわいく見せるために飲んでるんだろうと思わせる女子向けラブリーデザインの発泡酒とは違うキリリとしたデザインだからこそ、男子におすすめしたい。草食系でアルコールに弱い男子、でもかっこはつけたいというそんな貴男に強烈におすすめしたい。

IMG_8594

何はともあれ惜しいのは、これがセブン-イレブン、イトーヨーカドーなどのセブン&アイ・ホールディングス各社限定商品だということである。「飲み」というほどではないが、「豊かに場を和ませたい」というシチュエーションなら、この『キリン フレビア レモン&ホップ』がベスト・バイなのではないだろうか。

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイト:キリン フレビア レモン&ホップ

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

トラックバック