よける!止まる!自動走行チョロQ『Q-eyes(キューアイズ)』充電10秒、手作りコースでレースもできる!

ンサーで障害物を発見し、自動で止まったり、よけて走ったり。そんな自動走行できるクルマの玩具が9月30日に株式会社タカラトミー(東京・葛飾区)から発売された。

あのプルバックで猛ダッシュするミニカー「チョロQ」の新シリーズ、『Q-eyes(キューアイズ)』である。これは、記者のようなクルマ好きの大人でも、最高に楽しめそうな玩具である。さっそく試してみよう!

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パッと見、普通のチョロQと違うのは、やはりセンサーの存在である。クルマの前部のバンパー左右に、大きく張り出した角張った部分。ここに自動走行を可能にするセンサーが付いている。

これにより、正面前方に障害物を発見した『Q-eyes』は、そこでストップするか、バックしてよけて走るという、2つのモードの走行ができる。さらに、斜め前方に障害物を見つけると、それをよけるようにハンドリングして、自動走行するのである。

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付属のバッテリーチャージャーは、単3電池が2本入るようになっていて、そこに10秒間『Q-eyes』を押しつけると、充電が満タン、チャージ完了となる。これで約1分間の連続走行ができるのだ。

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さっそく、充電した『Q-eyes』を、障害物を並べたデスク上で走らせると、まず気がつくのは、意外とゆっくりと走ることだ。どうしても「チョロQ」というと、プルバック式の猛スピードでカッ飛ぶイメージがあるが、この『Q-eyes』は、意外と安全運転である。

デスク上のブロックの障害物を、センサーで見極めながら、見事によけて走行する。正面にある障害物に対しては、一旦停止して、バックしてから、ハンドルを切って再び走行する。これは「Aモード」の走行方法だ。

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クルマを裏返してみると、本当に小さなボディの中に、モーターやギヤボックス、さらに充電とオフを切り替えるスイッチ、センサーなどがぎっしりと詰まっている様子がわかる。

しかも中央部には、前輪の直進性を調整するトリムスイッチもあり、なかなか本格的な作りとなっている。この繊細な作りを見ると、この『Q-eyes』は、少なくとも小さな子供向けではない。値段も税別3500円と、決して安いものではなく、クルマ好きのお父さんと、その子供が一緒に楽しむ玩具なのかもしれない。

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発売車種は、NISSAN LEAF 自 動 運 転 テ ス トカー 、SUBARU WRX STI、DAIHATSU コペン、NISSAN GT-  Rの4種類。

同時発売で、『Q-eyes』専用の、「コースガレージセット」(税別5500円)も発売となっている。

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クルマ好きの記者は、中学生の息子と、この『Q-eyes』で、非常に楽しいひとときを過ごすことができた。クルマが大好きなお父さん、ぜひ今年のクリスマスプレゼントのリストに、この『Q-eyes』を加えてみてはいかが?

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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