雑巾ルンバ『Braava 380j』(ブラーバ)は床拭き専用お掃除ロボット! あのルンバの姉妹品だ!

ブラーバの水拭き(ウェットモード)を検証する

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ウェットモードを使う時はパッドを取り替える。水を入れ、ウェットクロス(青)を取り付ける。
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水拭きで心配なのが床が濡れすぎてしまうことだが、ビショビショになるようなことはなく、常に程よく水が出ている状態。水拭き後の乾きも早い。しかし、専用のクロスを利用しているとは言え、ただの水拭き。洗剤などを使って拭いているわけではないので、雑菌などを広げてしまう可能性もあるのでは? という点は、多少気になってしまった。洗剤を含ませることは、推奨されていない。
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とはいえ、トータルの性能には大満足! 普段から拭き掃除をしているはずだが、ブラーバで拭いた床はとてもサラサラで、気を抜くとうっかり靴下で滑ってしまいそうになるほどであった。部屋の端から愚直に掃除してくれるおかげで、細かなゴミまで除去されているのだろう。尚、使用する時には、床に物が置いてない状態の方がやはり掃除が早い。

 

交換用のクロスは定期的に買い替えが必要!

ランニングコストとしてかかるのは、専用のクロス。購入時にはドライ・ウェットが1枚ずつ入っているが、交換用の専用クロスは必須であると感じた。別売り(3枚セット)で1,800円(税別)となっており、1枚あたり600円である。ポリエステル80%、ナイロン20%のクロスで、市販の雑巾でも代用できそうな気はするが、厚みやサイズがピッタリのものはなかなか無さそう。

また、長期間の使用を続けるにはバッテリーの交換も必要だ。充電と放電を繰り返すと、稼働時間が短くなる。バッテリーには個体差があり、また使用する環境(部屋の広さ)によって必要な稼働時間は変わってくるはずだが、メーカーは1年半ごとの交換を推奨しており、こちらは8,200円(税別)。

このあたりは「ルンバ」と同様のシステムである。購入検討時に、よくチェックしておきたい。

 

本体のお手入れは、難しくない。クロスは通常通りの洗濯を、そして本体も軽く拭いてあげるだけでよい。何度か使っていると、車輪の隙間にゴミが入ってしまうことがあるので、そういう時はピンセットなどを使って取り除こう。

また、本体とキューブにセンサーがついているのでその部分は汚れを拭きとっておこう。しかし、それほど激しく汚れたりはしないので毎回サッと拭く程度で大丈夫だ!

 

コンパクトで賢い家電!拭き掃除が格段に楽になる。

拭き掃除は、体に負担のかかる姿勢でもあり大変なもの。それが『ブラーバ』のスイッチを押せば自動で綺麗になってしまうのはこんなにも楽なのかと感動した! 1度使ってしまうと、自分ではもう拭き掃除はしたくなくなるほど。

 

「拭き掃除ぐらい自分で出来る」と思うかもしれないが、実際に使ってみると、やはりこの便利さと快適さには適わない。

 

どんなに疲れていてもスイッチを押さえば掃除をしてくれる。それだけ自分の時間も増えるので、忙しい現代人にはやはりオススメである。また、腰を曲げたり首を下げたりしなくて良いので、拭き掃除をすることで体に負担を感じる人にもぜひオススメしたい。ランニングコストの問題さえクリアすれば、シニアにこそ喜ばれる商品である。

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全体的にとてもコンパクトで、ちょっとした隙間にも立てておけるので収納に困ってしまうというような事も少ないだろう。

価格は36,000円(税別)。自分の時間が有効に使えることや、身体的なストレスなどを考慮すると十分に価値のある価格だと感じた!

 

日本での販売はiRobotの総代理店、セールス・オン・デマンド株式会社が行っており、公式サイト「iRobot Store」での購入が可能だが、大人気の為だろう。予約受付の状態になっており、2014年12月16日(火)より順次発送とのこと。ほか量販店や、インターネット通販等で購入できるが、公式サイトで発送待ちになっている現在、並行輸入品も多く見られるため、あくまで自己責任で購入されたし。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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