大人気のシャープ『ヘルシオ お茶プレッソ』新色登場!これは本当に買いか? 徹底検証してみた!

 

 

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本体が黒い為か、洗っても埃が付着して目立つのはやや残念。
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お茶うすは1ヶ月に1回程度のお手入れで大丈夫! しっかりと乾燥させて使用するものなので、洗ってしまうと乾燥させるのにそれなりに時間がかかる。普段は、付着した粉末をブラシで取り除くくらいに留めておいた方が良いだろう。
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また、緑茶だけでなく、紅茶や他の茶葉で作りたい時にその都度洗うのが大変だというユーザーからの要望が多く寄せられたため、新たに茶うすが別売りされている。
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お茶うす(茶筒風ケース付)<別売>の価格は6,400円前後。これで緑茶専用、紅茶専用など使い分けることが出来る。
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最後に、市販の粉末抹茶で、本格的なお抹茶が点てられるかどうかを検証してみた。1回分(150ml)なので、やや多めの抹茶を入れて、スタートさせてみる。

出来上がった抹茶は……残念、茶せんで点てたものには遠く及ばなかった。抽出温度が高すぎることもあり、美味しさを逃してしまっている印象。茶せんで点てた抹茶の美味しさはどこにも感じられず、ただのお茶であった。付属のメニュー集にも粉末茶を多く使ったものを「抹茶」と表記せず「抹茶風緑茶」としているのだが、その通りだと思う。イメージ図には茶せんを使った写真などが使われているが、これはあくまでもイメージ。いわゆる「お抹茶」が出来るわけではない。

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以上、少々辛口の評価になってしまったが、前述の通り「茶うす」の機能を中心に「楽しむ」べき製品である。機能だけを求めるならば「お茶、ミル」等と検索すれば安価なものを見つけることはできる。そうではなくて新しモノ好き、シャープからの提案を楽しんでみたいという人ならば、しばらく遊べると思う! こういう面白アイテムは、たとえばゴルフコンペの賞品などにも最適だ。

 

オープン価格で、家電量販店やインターネット通販での最安値は、1万6000円前後。

 

それにしても『ヘルシオ お茶プレッソ』は、「一度沸騰させたお湯を適温まで冷ましてからお茶を点てる」との説明があるのだが、もっと冷ましてから抽出できないものだろうか? 技術的にはできそうな気がするのだが、今後のモデルチェンジ時に一層の改良を期待したいところだ。

 

※2015年6月25日追記

お茶プレッソの最新モデル『TE-TS56V』の検証記事はこちらから

 

 

 

 

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記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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