こちらは味も食感も蟹みそを食べているかのよう・・・!蟹がなくてもコレがあればいい!? グリコ『カニーザ』

日の『エビーザ』に引き続き、今日は同じくグリコの濃厚おつまみスナック『カニーザ』の登場である。

『エビーザ』は、「食感以外は、味も香りも焼き海老そのものだ」と書いたが、今日の『カニーザ』は、驚いたことに、味も香りも食感までも、「蟹みそ」なのである。スナックなのにどうして、「蟹みそ」の食感?それは、これからお話しよう。

catch

昨日もご紹介したとおり、グリコの『エビーザ』『カニーザ』は、チーズスナック『チーザ』で培った江崎グリコ(大阪・大阪市)独自の「ハイチーズ製法で、素材の味を最大限に発揮させながら、カリカリに焼き上げ、作られている。

確かに、今日の『カニーザ』も、カリカリのスナックの食感に仕上がっているのだが、それなのに、蟹みその、何ともいえないドロドロとした食感も再現しているのである。

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原材料を見ると、かにみそエキスに、かにシーズンニング、かにパウダー、かに殻パウダーと、これでもかというほど、かに関係の味付けが施されている。

パッケージにも、「ひとくち食べればお口の中に広がる、蟹身と蟹みその濃厚な旨み」と書いてあるが、記者が食べた印象では、蟹身というよりも、蟹みそ味が強く主張してくる。

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そこで、カリッとかじらずに、あえてそのまま口の中でじっくりとスナックを溶かして食べると、スナックがどろどろに崩れてきて、これがまるで本物の蟹みそを食べているかのような錯覚に陥るのである。

グリコは、この食感まで狙ったのだろうか?口の中に磯の香りが広がり、そのなかでドロドロとした食感の蟹みそをいただく。これなら日本酒もありかもしれないとさえ思ってしまう。本物の蟹がなくても、『カニーザ』があれば、晩酌で蟹みそが味わえる。しかもかなり安上がりだ。

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これは、お酒好きのお父さんに大受けしそう。嘘だと思うなら、一度試してみるといい。6月3日発売で実勢価格200円前後である。

『エビーザ』といい、『カニーザ』といい、スナックでここまでやれるのは、記者にはちょっとカルチャーショックな体験の昨日今日だった。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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