まるで、文具や化粧品を収納する“立体駐車場”みたい! 昨年の「日本文具大賞」受賞、CARL『ツールスタンド』

ジアで最大級の文具の商談会「国際文具・紙製品展(ISOT)」で表彰式が行われる、「日本文具大賞」。今年で23回目となる。

1年間の新商品・リニューアル品のエントリー商品の中から、機能部門、デザイン部門にそれぞれグランプリと優秀賞を選定し、合計10の商品が表彰されるのだ。

 

今年は7月9日に東京ビックサイトで表彰式が行われるが、今日は、昨年の日本文具大賞にて、機能部門の優秀賞を獲得したカール事務器(東京・葛飾区)『ツールスタンド』を紹介したいと思う。なお、デザイン部門のグランプリも、近くご紹介するので、乞うご期待だ。

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『ツールスタンド』は、その名の通り、ツール(道具)を収納するスタンドである。幅87mm、奥行85mm、高さ210mmの、一見、小さな四角い箱のようだが、文房具や化粧品などのツール類を、斜めに収納することで、多くのツールを分類しながら、取り出しやすい構造を実現している。

その「斜め収納」という機能に対して、昨年、日本文具大賞の機能部門優秀賞が与えられたのだろう。

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この斜め構造で、最も便利なことは、縦にしても、横にしても、斜めに収納して使えること。

また写真でもわかるとおり、棚の中の仕切り板の大きさが異なったり、仕切り板がなかったりで、ペンや定規などの長いものを仕分けしたり、幅の広いポストイット(75mm幅がすっぽりと収まる)を入れられたり、なかなか便利に使うことができる。

さらに、立てた時の一番下の段は軽くカーブしていて、小物を入れても、難なく取り出せるような作りになっている。

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縦にも横にもできるので、机や棚の上の、わずかなスペースに、意外とたくさんのツール類を収納できる。

実際にやってみると感心させられるが、ペン立てや引き出しの中に入っていたものが、まるで立体駐車場のように、収納できてしまう。記者の机の上の大きめのペン立て2つ分のペンが、この『ツールスタンド』にきれいに収まってしまった。しかも、ペン立てよりも、ペンが取り出しやすいのだ。

この商品の魅力は、確かに、その機能性にあるのだろうが、記者の目には、作りの美しさとしっかり感も、機能に負けず大きな魅力に映った。プラスチックの筐体が、非常にカッチリとしていて、しかも直線や曲線のラインが美しいのである。

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この『ツールスタンド』は、赤、白、青、黒の4色が用意されていて、価格は税別1350円。

カール事務器では、この『ツールスタンド』と高さが同一で、幅を少しだけ細身(50mm)にした『ペンスタンド』も、税別850円で発売している。細かな文具の収納に悩んでいる方、机の上に、この“立体駐車場”を1つ立ててみてはいかが?

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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