ぺヤングの故郷“両毛”の味は、あなどれないご当地グルメちょっと違和感も、納得の『ペヤング ポテトやきそば』

すが群馬県伊勢崎市に本社を置く「まるか食品」である。やきそばにポテトを入れるという、ちょっと一般的にはお目にかかれない流儀は、伊勢崎市がある、群馬・栃木にまたがる両毛地域ならではの食べ物だからだ。

“じゃがいも入りやきそば”を出すなら、やはりご当地の「まるか食品」だと思っていたが、ついに本当に商品化してきた。まるか食品『ペヤング ポテトやきそば』の登場である。

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一般的には、「やきそばに、じゃがいもを入れるなんて…」という、少なからぬ違和感があると思う。しかし、ご当地では、宇都宮のやきそばなど、B級グルメでも選ばれるほど、じゃがいもが入ったやきそばはポピュラーなもの。食べてみるとわかるが、そこには、ちょっと想像できないような相性の良さがあるのだ。

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ペヤングお馴染みの「油揚げめん」の上には、かやく、アオサのふりかけ、それにソースの袋が入っている。いつものペヤングを知っている人であれば、このソースは、いつものソースよりも、ややトロ味が多いしっとりした感じ。そう、ちょうどオヤフクソースのような柔らかさを、袋の上からでも感じることができる。

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かやくには、キャベツに、皮付きのポテトが入っている。このポテトが、ゴロゴロと大きめで、お湯で戻す際に、崩れてしまわないか気になるところだ。さっそく熱湯を入れ、3分待つ。

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ソースをかけ、全体をよく混ぜ、最後にアオサのふりかけをかけて出来上がり。こうしてソースをよく混ぜると、ポテトがソースをよく吸って、しかも型崩れしていないことがわかる。

実際、食べてみても、このポテト、割としっかりしていて、塊としての美味しさを感じることができる。

ソースをポテトに、ここまで吸わせるのがいいのかどうかは、好みが分かれそうだが、いつもよりちょっと甘めに感じるソースが、じゃがいもに染み渡って、それがやきそばとじゃがいもの絶妙の相性を生み出しているようにも感じられる。

まあ、面倒くさい表現はともかく、さすがに両毛地域のご当地グルメだけあって、このやきそば、なかなかイケる。90gのめんに、ポテトが入ることで、満足感もアップ。

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しかし、ペヤングのいつもながらの堂々たるカロリーは、一応お知らせしておこう。この標準的なサイズで、1杯566kcalである。「カロリーを気にして、ペヤングを食べてられるか!」という声も聞こえそうだが、世の中、そういう人ばかりではない。

『ペヤング ポテトやきそば』、税別170円で2月17日より発売。ペヤングの故郷“両毛”の味を、ぜひ、あなたもご自宅でどうぞ!【渡邉 穣】

 

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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