サントリーの「BOSS」から1月21日、トクホが初登場!  脂肪の吸収を抑える『ボス グリーン(特定保健用食品)』

だ単に美味しいだけの食べ物よりも、何らかの効き目がある機能性食品の方が売れる時代なのである。ましてや、それが国のお墨付きであれば、なおさらのこと。「特定保健用食品」とは、そんな特定の効用を謳ってもいいと消費者庁が認定した機能性食品だ。略して「トクホ」。

サントリーの人気缶コーヒーブランド「BOSS」から、1月21日に、初めてのトクホが登場した。謳うことを認められた効用とは「脂肪の吸収を抑える」ということ。『ボス グリーン(特定保健用食品)』。もちろん、その効用まで試すことはできないが、とりあえず飲むことはやってみた。

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成分を見ると、「コーヒー豆マンノオリゴ糖」とある。これが小腸内で脂肪吸収をブロックし、脂肪吸収を抑えてくれる。とはいえ、サントリーのブランドサイトを見ると、この効果を感じられるためには、この缶コーヒーを毎日1本飲むことを長く継続しなければならない。

「体脂肪が気になる人に適した飲料!」ということで、メーカーは売り出しているが、記者なら、これを毎日飲み続けるよりも、脂肪摂取の少ない食事を心がけるようにするが、こういう飲料が売れるのだとすれば、きっとそうもいかない人が多いのが、現代社会だということなのだろうか。

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さて、原材料を見ると、人工甘味料のアセスルファムカリウムが入っている。トクホや低カロリー食品などには、この人工甘味料は、比較的よく使われている。「保健用食品」として、こうした人工的な物質を摂るということが、記者には矛盾した出来事のように感じられてしまうが、読者の皆さんはいかがなのだろう。

それはともかく、この人工甘味料のおかげか、最近流行りの「微糖タイプ」とはいえ、口に含むとしっかりと甘味は感じられる。豆は深煎りと浅煎りの2種類の豆をバランスよく配合しているということで、記者の舌には、ちょっと甘すぎる以外は、普通に美味しい缶コーヒーだと思われる。

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この『ボス グリーン(特定保健用食品)』の、機能についての詳細を知りたい人は、ぜひサントリーの商品サイトを一読することをおすすめする。

1月21日発売で、185g入り缶の希望小売価格、税別136円。興味のある方、どうしても脂肪の多い食事を避けられない方は、おためしあれ!

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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