心に火をチャージする「新しい飲み方」まで書いてある! そのサービス精神がgood!キリン『FIRE アンティオキア』

コーヒーの新商品を見るたびに思う。他社商品との差別化が難しく、消費者にしても、それほどこだわりがある商品ではない。そこに、短いサイクルで、次から次へと新商品を投入してくるメーカーのモチベーションはどこにあるのだろう?

メーカーにとって缶コーヒーという商品は、きっと消費者とのコミュニケーションツールであり、何かのメッセージなのだろう。このキリン『FIRE アンティオキア』を撮影し、試飲しながら、そんなことを考えていた。

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このキリン『FIRE アンティオキア』は、その名のとおり、コロンビアのアンティオキア産のコーヒー豆を51%使用していることが特長の商品である。缶にはコロンビアの悠久の大地を彷彿させる美しいイラストが描かれている。記者は、缶コーヒーはそれほど飲まないが、缶コーヒーのこうしたイラストの類は嫌いではない。

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缶の裏を見ると、何と、「新しい飲み方」なるものが書かれている。「イラスをよく見て、この缶コーヒーの味と香りを感じて目を閉じると、あなたはアンティオキアにいます」。何か暗示にでもかけるような呪文。そして最後に「心に火がチャージされていきます」と。なかなかキリンは笑わせてくれる。

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ネットを見ると、このアンティオキアの味と香りは、「仮眠にも匹敵するリラックス」を与えてくれるらしい。疲れている現代人たちよ。キリン『FIRE アンティオキア』で、仮眠して、心に火をともし、再びエネルギッシュに仕事に励もう!

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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