カップ麺でただ1つの特定保健用食品!オオバコが効く日清『サイリウム ヌードル』

クホと呼ばれる特定保健用食品とは、体調調整機能の表示を、厚生労働省が認可した食品のこと。つまり表示するだけの機能は、きちんと認められるという証である。そのトクホの認可を、カップ麺で唯一受けているのが、この『サイリウム ヌードル』なのだ。表示機能は「おなかの調子を整える」ということ。オオバコの種皮が入っているこのカップ麺、一体、どんなものなのか。

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実は、製造元の日清食品では、1997年にいち早く「サイリウム ヌードル」としてトクホの認可を受けていた。しかし当時の商品は、どちらかというと食品というよりも、薬に近い雰囲気の商品で、そのパッケージからも、親しみやすさが感じられないものだったのである。

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それをこの9月に全面リニューアルして、発売を開始したのが、今日ご紹介する『サイリウム ヌードル』だ。味はしょうゆ、チキンタンメン、シーフードの3種類。その中から、今回は、しょうゆとチキンタンメンを食べてみた。

何と言っても、この商品の最大の特徴は、オオバコの一種である「インドオオバコ」の良質な食物繊維を麺に練り込んでいること。これにより、便通をスムーズにし、お腹の中の余分な脂肪やコレステロールを体外に排出してくれる。排便料が増えると同時に、食物繊維が膨らんで、少ない量でも満腹感の得られる食品となっているのだ。つまり、お腹の調子を整え、美容とダイエット効果があるということだろう。

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作り方は、通常のカップヌードルと全く同じ。お湯を注いで3分待つだけ。オオバコが入っている麺は、果たしてどんな味がするのか興味があったが、ほんのわずかに苦みがあるように感じられる程度で、むしろそれが目新しい味わいを生んでいる。ちなみにカロリーは、しょうゆの方がやや少なく156kcal、チキンタンメンは164kcal。

カップ麺というと、塩分や油分が多く、健康には「?」と思う方もいるだろうが、そこの分野で唯一、特定保健用食品として認められている日清の『サイリウム ヌードル』。オオバコの食物繊維の効果を、あなたも一度、体験してみてはいかがだろうか。価格は税別で190円、全国のコンビニ、スーパー、小売店にて。

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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