栃木県に新しいカタチの「だんご屋」がオープン!山や川、土管まである公園を併設する理由とは?

 

従来の「だんご屋」とは一風変わったコンセプトで、昨年、栃木県にオープンした株式会社武平作の武平作小山店『ときのテラス』をご存じだろうか。なんと店舗敷地の2/3が山や川などの自然がある公園を併設した甘味茶屋だ。なぜ飲食店がこれほど大規模な造りをしているのか、その秘密をご紹介しよう。

 

スマホやPCが当たり前の子供たち。だからこそ自然の中で感性を育んでほしい

株式会社武平作はまもなく創業100周年を迎える

株式会社武平作(栃木県栃木市)は、1923年(大正12年)に創業した米菓・和洋菓子製造メーカー。製造・販売のほか、栃木県内にある直営店「武平茶屋」を経営しており、その場で作る出来立ての甘味を食べられる甘味茶屋だ。

その中の1つ、武平作小山店が昨年4月に武平作小山店『ときのテラス』として、新たにオープン。単なるリニューアルではなく、コンセプトなどをガラリと変えたリボーンを行った。

そのコンセプトとは「時間と緑」。子供から年配の方まで、家族全員で思い思いの時間を過ごせる場所として生まれ変わったのである。

とにかく広いから密になりにくく安心して遊べる

その最大の特徴が、店舗敷地の2/3(500坪以上)が完全に囲われた公園になっていること。地方でも緑や公園が減りつつある中、お子さんがのびのびと自由に遊び、好奇心や情熱といった感性を磨ける場所となってほしいという思いから作られた。

公園といっても遊具がある公園ではない。山や川、さらに土管まであり、小さな自然がギュッと詰まった五感を刺激する空間だ。大人の記者もかなり興味がそそられる。周りを塀で囲っているので、道路への飛び出しの危険がないから、お子さんが遊ぶ様子をお団子を食べながら眺められるというわけだ。

もちろん「武平茶屋」の本来の楽しみ方の1つ、焼きたて・揚げたて・作り立てのお団子も引き継いで提供中。

ゆったりとしたソファー席や大きなテラスで目の前で調理される焼きたての団子やどら焼き、揚げたての揚げ餅や、包みたての大福等を食べることができる。

その他、心を育む食育イベントも多数開催中(現在はコロナの影響でお休み中)。IT化が進む社会だからこそ、食や自然を通じて子供の感性を伸ばすイベントをたくさん行っている。お団子だけでなく、未来の子供を育む甘味茶屋武平作小山店『ときのテラス』に注目していきたい。

 

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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