蚊取り線香発祥の地“和歌山県有田市”で120年以上の歴史を持つ『ライオンかとりせんこう』。伝統の香りは、今年ついにリニューアル!

 

蚊取り線香に縁側の風鈴。いかにも昭和的な日本の夏の風景は、令和の今になっても、日本人のDNAに刷り込まれているのかもしれない。薬局やホームセンターに行くと、多種多様な虫除け商品の中に渦巻き型の蚊取り線香はまだまだしっかりと大きな面積を確保している。あの煙の匂いを嫌う人もいるが、「やはりコレ!」と選ぶ層は確実に存在する。今回は、そんな蚊取り線香の中でも、創業135年の老舗商品『ライオンかとりせんこう』のご紹介。

 

その歴史は明治時代の和歌山県に遡る

“蚊取り線香発祥の地”が、和歌山県有田市だということは知っているだろうか。

今日ご紹介する『ライオンかとりせんこう』(10巻入・オープン価格・発売中)の発売元である、ライオンケミカル株式会社(和歌山県有田市)は蚊取り線香発祥の地に本社を置いているのだ。

同社の創業は明治18年(1885年)。

今から135年前、蚊取り線香の原材料である除虫菊の花の粉を「のみとり粉」として製造販売したのが創業だったという。その後、山彦除虫菊株式会社、大正除虫菊株式会社などへの変遷を経て、現在のライオンケミカルに至った。

大正時代の和歌山県有田市の除虫菊畑の様子。

長い歴史の中でも画期的な出来事は、昭和18年(1943年)の、同社による世界初の「蚊取線香自動製造機」の発明である。これにより約120年の歴史を持つ日本の蚊取り線香の生産が、戦後、飛躍的に拡大したのだ。

渦巻きを2つ合わせたおなじみの蚊取り線香の形状は、それ以降何も変わっていない。

 

同時に、『ライオンかとりせんこう』の伝統の香りも、当時から変わらず今も使われている。香りは記憶に直結していると言われるが、蚊取り線香の香りに、どこか郷愁を誘われる匂いを感じるのは記者だけだろうか。

 

蚊取り成分の素、除虫菊は地中海伝来

ところで、蚊取り線香の蚊取り成分の素である除虫菊だが、これは始めから和歌山県有田市にあったわけではない。

もともとは地中海に面したセルビア共和国(旧ユーゴスラビア)で1694年に発見された花で、日本名は「シロバナムシヨケギク」という。それを日本でも地域振興のため輸入栽培したところ、地中海に似た気候のためか、有田市での栽培が成功し、それを足がかりにして同市の蚊取り線香産業が成立していくのである。

蚊取り線香の主たる成分は、かつてはその除虫菊に含まれる「ピレトリン」という天然成分。有田市では、名産であるみかんの木の間に除虫菊を植えることで害虫を防ぐ試みも行われていたのだ。

ところが、有田市で除虫菊の栽培が根付いた矢先に太平洋大戦が勃発し、除虫菊畑は食料用栽培に転用されたため蚊取り線香の成分には、ピレトリンに似た化学薬品の合成ピレスロイドを使用していたそう。

『ライオンかとりせんこう』の箱を見ると、そこにはしっかりと「日本製」の文字が記され、その成分には住友化学の合成ピレスロイド系の化学薬品が使用されている。品質、成分ともに、安心の日本製だ。

 

殺虫効果がパワーアップ!

そしてその『ライオンかとりせんこう』が、今年ついにリニューアルした。渦巻き型の蚊取り線香では初めて、室内使用時の場合燃焼後も効果が持続するようになったのである。

外し方は簡単。2つの巻きが重なっているので、線香の中心部を上下に持ち軽く動かしながら外すだけ。

火をつける際は、先端を下に向けて下から点火して。

屋内で窓やドアを閉めて使用した際に、1巻を燃焼・燻煙し、燃焼終了後4.5畳~8畳の部屋で約3時間効果が持続する。蚊取り線香の1巻は6時間半ほどの燃焼時間なので、燃焼後の3時間と合わせ9時間半の効果が期待できるというわけだ。

睡眠時間とその前後を合わせても、1巻でたっぷりと効果がある。

しかもピレスロイド系の成分は蚊や虫には効くが、人間やほ乳類の動物の体内に入ると、すぐに分解されて短時間で体外に排出されるので、人間だけでなくペットにも安心なのは嬉しい。

 

今年の夏は伝統の香りを楽しんでみて

今年も暑さを感じるようになり、そろそろ蚊のシーズンがやってくる。

寝室、リビングなど室内での使用はもちろん、これからの季節はキャンプやアウトドア、庭仕事にもおすすめ。歴史が証明する安心の蚊取り線香に注目してみてはいかがだろうか。

 

合成成分がダメという方には、天然成分だけで作られた蚊取り線香も発売中。ぜひご検討を。

 

公式サイトはこちら

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。月刊誌のデスク・編集長等を経て著作家。主に経済系の著書多数。ファイナンシャルプランナー。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年。趣味で家庭教師も行う。山と海と焚き火を愛する。

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photo by 尹 哲郎

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