濃縮・希釈缶飲料特集(1) 伊藤園『お~いお茶 緑茶』『健康ミネラルむぎ茶』『Relaxジャスミンティー』『ウーロン茶』なら少ない量でたくさんできる!

希釈して飲むお茶シリーズ登場!その味わいはいかに?

 

2020年、お茶系飲料に新たな選択肢が加わる。ライフスタイルの多様化により、缶やペットボトルなど「お茶を買う」という時代になり、様々なお茶が手軽に飲めるようになった。そこに今、希釈するという新しいスタイルのお茶が登場したのだ。水と混ぜれば出来上がる希釈用飲料。すぐにいつも同じ味わいのお茶がたっぷり作れるという利便性や、持ち運びや備蓄などの点からも注目されている。第一弾は伊藤園の製品を紹介したい。

 

買うときは軽い、薄めてたっぷりおいしい! お茶を希釈して飲むという新しいスタイル


今回ご紹介するのは2020年3月2日に発売となった株式会社伊藤園の希釈するだけで1~2Lのお茶が作れる希釈用茶系飲料。お茶の伊藤園の強みをいかして『お~いお茶 緑茶』『健康ミネラルむぎ茶』『Relaxジャスミンティー』『ウーロン茶』の4商品を発売する。

 

 

重い荷物、大量に煮出す作業から解放される!

生活の中で「お茶」は欠かせないという人は多いはず。そんな中、今の時代に求められているのは「手軽」で「時短」であること。お茶を煮出したり、水出しにしたり、そこに手間を感じる人もいる。また、大容量のペットボトルはその重さや大きさがネック。階段などを重たいペットボトルを持って運ぶのはなかなかの重労働だ。また、ストックしておく場所にも悩んだりする。

そんなお悩みを一気に解決してくるのが、希釈用飲料。180gというサイズは、小さな缶コーヒーと同じサイズ。「手軽に」「簡単に」「すぐに」、1~2L容量のお茶を、いつでも同じ味わいで作ることが出来る上に、気軽に買える大きさ。小さいから省スペースで置き場所にもそれほど困らない。

水を加えるだけ?味わいは?実際に飲み比べてみよう!

そんな希釈用のお茶。実際に味わいはどうなのだろうか。作り方を見てみると、「1本で1~2L分」「お持ちの容器に本品を入れて、水を注ぐだけ!」としてか書いておらず、他の食品によくあるような「水〇〇mlを加える」という明確な指定がないのだ。1~2L希釈出来ると書いてあるのだが、希釈する水の分量によって味わいに変化はあるのだろうか。また、同商品のペットボトル版との味に違いはあるのだろうか。

実際に、ペットボトル、1L希釈、2L希釈と飲み比べて味わいを検証してみよう。

まずは希釈用でお茶を作ってみよう!

開栓後はすぐに使用

ちょうど容量が1Lのガラス容器があったので、それで作ってみる。

希釈後は冷蔵庫に入れてお早めに

先に希釈用のお茶を入れておき、その後に水を加えるだけ。ガラス容器いっぱいまで水を注げば、1Lのお茶が完成する。

麦茶用に使っていた昭和テイストのガラス瓶がこういった形で活躍する日がくるとは!

作ってみて思ったのは、水を計らなくていいから楽だということ。ガラス容器というのは容量が決まっているので、それに合わせて水を加えるだけ。日本の商品なのに、このアバウト感はちょっと面白いが、加える水の量はきっちりこだわらなくても大丈夫。とにかく希釈缶を注ぎ入れて、容器の上まで水を注げば、たっぷりのお茶が完成する。

『お~いお茶 緑茶』を飲み比べ

『お~いお茶 緑茶』(180g缶希釈用・希望小売価格 税抜115円・2020年3月2日発売)

左から、ペットボトル、1L希釈、2L希釈

早速、飲み比べをしてみよう。意外だったのはペットボトルが1番渋みが強いこと。見た目にも分かるが、色も濃いのはペットボトル。希釈缶には「香り高く、まろやかな味わい」と書いてある通り、1L希釈は渋みがペットボトルよりも抑えられていてまろやかさがある。比べなければ分からないが、ペットボトルと希釈缶の味わいには、はっきりとした違いがあった。1L希釈は、まろやかな緑茶になるので、食事や喉の渇きを潤すのにぴったり。2Lに希釈したものは、さらにすっきりとした味わいになるので、子供でも飲みやすい。

『健康ミネラルむぎ茶』を飲み比べ

『健康ミネラルむぎ茶』(180g缶希釈用・税抜115円・2020年3月2日発売)

左から、ペットボトル、1L希釈、2L希釈

『健康ミネラル麦茶』もペットボトルのものが1番濃い色をしている。こちらも緑茶と同じように、ペットボトルと希釈缶では若干味わいが違う。ペットボトルにはお茶の渋みが感じられ、希釈缶で作るものは渋みが抑えられている。1L希釈と2L希釈を比べると、1L希釈の方がよりお茶の渋みや風味を感じる。2L希釈で作ったからといって、薄すぎてお茶の味わいがしないということはない。よりすっきりと飲める感じがする。

『Relaxジャスミンティー』を飲み比べ

『Relaxジャスミンティー』(180g缶希釈用・希望小売価格 税抜115円・2020年3月2日発売)

左から、ペットボトル、1L希釈、2L希釈

『Relaxジャスミンティー』は先程の2つとは違い、色が1番濃いのは1L希釈のもの。そして、ジャスミンのあの香りが強いのも1L希釈という結果に。ペットボトルと2L希釈が、同じような味わいであった。1L希釈だとジャスミンティーのあのいい香りがしっかりと感じられる。ここまで香るのは、ペットボトルにはない強みかもしれない。

『ウーロン茶』を飲み比べ

『ウーロン茶』(180g缶希釈用・希望小売価格 税抜115円・2020年3月2日発売)

左から、ペットボトル、1L希釈、2L希釈

最後に『ウーロン茶』。こちらは、また色が1番濃いのはペットボトルのもの。味わいも今までと同じような感じで、ウーロン茶独特の渋みが1番感じられるのはペットボトル。1L希釈では、程よい渋みと風味があり、2L希釈ではまろやかなウーロン茶になる。

ミルクと混ぜて濃厚ラテにも!

『Relaxジャスミンティー』と『ウーロン茶』には、こんな飲み方も!牛乳と1:1で作ることで濃厚ラテが味わえる。簡単にジャスミンミルクティーとウーロンミルクティーが作れるので、これも覚えておきたい飲み方。

どのくらい薄める? まずは1Lで作ってみるのがおすすめ!

伊藤園の希釈缶はペットボトルに比べると(Relaxジャスミンティーを除き)、基本的にはどれも柔らかくまろやかな味わい。同じシリーズでも、ペットボトルの方が渋みや茶葉感をより感じた。希釈缶はより家庭の日常シーンに合わせやすい味わい。食事や喉が渇いた時などにいいかもしれない。

基本的には1Lで作っておくのがおすすめ。容器も小さくて済むので冷蔵庫にも入れておきやすいだろう。1Lで希釈したものを作っておけば、そこにあとから水を足してさらに希釈することが出来る。

家にいる時間が多くなっている今、希釈飲料缶がとても便利

「飲みものを用意していなかった!」そんな時にもすぐにお茶がたっぷり作れてしまうのは思っている以上にラク。180g缶であれば、他よりもコンパクトでストックしやすい。重たいペットボトルを頻繁に買いに行く必要もない。防災の備えにもおすすめだ。新たな希釈飲料水という選択肢。これからの時代にぜひ取り入れてみては?全国の量販店で発売中。

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

この記者の記事一覧

photo by 蘭よう子

トラックバック