『キリン・ザ・ストロング レモンサワー/ドライサワー/コーラサワー』はストロング系かつうまい!【新旧飲み比べ】

おいしいからって飲み過ぎ注意!

 

アルコール分が7%〜9%と高いことが特徴の「ストロング系」と呼ばれるチューハイ市場は、拡大を続けている。そんな中、キリンビールが売り出している『キリン・ザ・ストロング』シリーズがリニューアル! パッケージデザイン以外に、「レモンサワー/ドライサワー/コーラサワー」の3種は味も生まれ変わったということで、旧シリーズと飲み比べてみることに。果たしてどう変わったのだろうか!?

 

度数高めだけの時代は終わった? 市場の伸びに合わせて「ストロング系」もうまさを求めるように!

キリンビール『キリン・ザ・ストロング』( 350ml缶・実勢価格 税抜156円・2020年4月7日発売※500mlもあり)シリーズが、うまさにこだわったリニューアルをして新登場。今までにない美味しさを実現するべく、複数の果実を長時間煮込む独自の手法によって開発されており、開発者も飲料技術を結集させて作り上げた理想の「ストロング系」だと語っている。

 

栓を開けてすぐに飲めるアルコール飲料のことを専門用語でRTD(Ready to Drink)と呼び、その市場は12年連続で伸長している。何かとお金がかかってしまう昨今、安くてすぐ酔えるアルコール度数7%以上の「ストロング系」の商品も、店で見かけるのが当たり前になってきた。

 

2019年には約930万ケースを売り上げている『キリン・ザ・ストロング』シリーズは、キリンビールの看板商品の1つ。順調に伸びている市場の中、10年後も愛されるようなブランドにしていくという強い熱意を感じる。

さて、今回飲み比べるのは、『キリン・ザ・ストロング レモンサワー/ドライサワー/コーラサワー』新旧3本ずつの計6本だ。実施にするにあたって、1日に一気に飲むのではなく日を分けていただいている。アルコール分9%なので、くれぐれも飲みすぎや無茶な飲み方はしないように気をつけたいところ。

 

缶のデザインを比べてみると、リニューアル後はおなじみの麒麟のロゴがくっきりとして落ち着いた印象に。どちらかというと若者向けのイメージだった「ストロング系」の中で、しっかりとした品質感を示している。

 

中身に関しては特製の「うまみエキス」を加えているのが特徴だ。どうしてもキツいアルコール感がある「ストロング系」だが、飲みごたえと飲みやすさを両立しているという。

 

『キリン・ザ・ストロング レモンサワー』

それではさっそく飲み比べを初めていこう。まずは『キリン・ザ・ストロング レモンサワー』のリニューアル版から。麒麟特製「うまみエキス」にプラスしてレモン果汁も一絞り加えられ、風味豊かな味わいとのこと。

そのまま缶で飲んでもいいが、「ストロング系」は氷入りのグラスでいただくとアルコール分がほどよく緩和されて、より美味しくシャープな味わいでいただける。

リニューアル版は爽やかな飲み口となっており、レモンサワーの王道的な味わいだ。高いアルコール分との調和も取れており、飲みやすい。がっつり焼酎を入れて出してくれる酒場のレモンサワーを思い出す。

 

旧版の方を改めて飲んでみると、こちらもレモンのしっかりとした味わいを感じるが、飲んだ後にがっつりと酔いが回る。商品名のストロングは伊達じゃないといったところ。

 

『キリン・ザ・ストロング  ドライサワー』

続いては『キリン・ザ・ストロング  ドライサワー』のリニューアル版をいただこう。深い青色で落ち着きと風格あるデザインとなり、「キレの強炭酸仕立て」とあるように、糖類・プリン体・甘味料ゼロの切れ味ある一杯だ。

中身は完全にクリアというわけではないが、これはシトラスエキスが入っているため。この辺りは好みだが、記者はプレーンなチューハイよりも果汁感あるもののほうが好きなので、美味しくいただけそうだ。

まずはリニューアル版からひと口。するとシトラスエキスの風味を感じつつ、ガツンとくるアルコール! そしてそのアルコールが後味悪く残ることもなく、スッキリとした飲みごたえ。氷でよりシャープな口当たりにすると、より切れ味が引き立った。

 

旧版の方も爽やかな口当たりだが、リニューアルされてより飲みやすく洗練された印象だ。

 

 

『キリン・ザ・ストロング コーラサワー』

トリは『キリン・ザ・ストロング コーラサワー』だ。余談だが記者の家族はコーラサワーやコーラハイボールが大好物。居酒屋であまりに注文しすぎたため、自分たちで作れとボトルをテーブルに置かれたこともある。

 

特徴はコーラのスパイシーな味わいと強炭酸。やはり炭酸あってのコーラなので、どんな刺激ある味わいか楽しみだ。

コップに注いでみると、見事なまでのカラメル色。シュワシュワと弾ける強炭酸を、早速喉に流し込むことにする!

こちらもまずはリニューアル版から。強炭酸による爽快感ある刺激があり、甘くなりすぎない程度のコーラの味わいが楽しめた。そこから一気にアルコールの刺激が加わってくるパワフルな一杯だ。

 

旧版のほうは「キリン・ザ・ストロング ハードコーラ」となっており、その名の通りに強いアルコールがガツンとくる。「ストロング系」としては正しいが、やはりバランスのとれた美味しさという点では、リニューアル版の『キリン・ザ・ストロング コーラサワー』に軍配が上がった。

リニューアルしたシリーズを飲み比べてみると、全体的に「ストロング系」の安くてすぐ酔うものという従来のイメージから、一歩次のステージへ上がったという所感だ。『キリン・ザ・ストロング ホワイトサワー』と『『キリン・ザ・ストロング グレープサワー』もリニューアルしたラインナップに入っているので、こちらもぜひ手に取ってみてほしい!

 

『キリン・ザ・ストロング』シリーズは、全国のスーパーやコンビニなどで発売中。しっかり酔えてしっかり旨い! そんな力強いお酒を求めている人にオススメの一杯だ。

 

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加藤 真大

神奈川県在住。“何でもためしてみる”が信条。出版社勤務時代から仕事のお供はカップラーメン&コーヒー。ゲーム&アニメにも造詣が深い。

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photo by 尹 哲郎

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