半永久的に持続する撥水性と高い耐久性の両立!『アウトドライエクストリームレインジャケット』(Columbia)は日常使いから登山まで快適に

 

機能性の高いアウトドアウェアのブランドとして知られる「Columbia」(コロンビア)。そのコロンビアから、画期的なテクノロジー「アウトドライエクストリーム」を搭載した、高度の防水透湿性を発揮するジャケットが、2020年春夏シーズン向けに複数登場する。今日はその中から『アウトドライエクストリームレインジャケット』の数々の高機能をご紹介する。

逆転の発想が画期的な耐久撥水性を可能にした!

 

『アウトドライエクストリームレインジャケット』。何とも長いネーミングであるが、「アウトドライエクストリーム」というのは、いわば優れた防水透湿性の機能に対する名前で、この機能を使った他の商品群にも使用されている。ちなみに間違いなきように付け加えると、「レインジャケット」のレインは、英語表記では「reign」で「君臨、支配」を意味する。雨の「rain」ではないが、両者の意味を兼ねたネーミングなのかもしれない。以下記事中での「レインウェア」の語は、雨具の意味である。

従来のレインウェアとは逆で、防水膜のメンブレンが外側にあるアウトドライエクストリーム。

余談はさておき、注目すべきはまずこの「アウトドライエクストリーム」である。従来のレインウェアは、生地の裏側に防水・透湿素材を使用し、表側は撥水性のない生地に撥水加工を施して作られている。そのため、使用するうちに表の撥水機能が低下し、水を吸い、重たい使用感を余儀なくされた。

しかし、「アウトドライエクストリーム」は、この表裏を逆転させ、表側にもともと防水透湿機能のあるメンブレンを使い、そこに撥水加工をし、裏側に生地を使用するため、長期使用しても、ほぼ半永久的に撥水機能が低下しないのが最大の特長なのだ。

つまり、水分を吸収する素材を使っている生地が肌側になるため、ウェアの中で濡れた汗(水分)を吸い、ウェアの外へ蒸気を発散させ、表は撥水するため水を吸うことなく、いつまでも乾燥し軽い着用感が続くという優れた機能なのである。

従来の表裏を裏返しにする、いわば“逆転の発想”が生み出した高機能なのだ。

縫い目やファスナーもフルシーム処理が施される。

縫い目に貼ってある防水のシームテープも、外側に張っていることによって、浸水をシャットアウト。シームテープは本来、加工面に貼るので、従来のコーティング素材は裏側にシームシール加工し、表から浸水して来た水の“最後の砦”となる。

(株)コロンビアスポーツウェアジャパン(東京・新宿区)が発信するテクノロジー開発動画より。

ところがコーティングが表側の「アウトドライエクストリーム」は、表側にシームシール加工をするので、外側から一切水を侵入させないのである。

 

幅広く使える、優れた「耐摩耗性」!

ところで、従来の表裏を逆にしたことで、半永久的な撥水効果を実現した「アウトドライエクストリーム」だが、その耐久性も高い評価が与えられているのが、もう1つの特長である。

このような表裏逆転により防水透湿素材は他社にも存在するが、その耐久性はやや弱く、取り扱いに気を使うようなものもある。例えば、その素材を使用したジャケット着用時には、生地の摩耗を考慮してザックの使用を推奨しないなど、そうした扱いをするものもあるようだ。

コロンビア2020春夏ブランドブックより

ところが、『アウトドライエクストリームレインジャケット』は、通常のアウターと同様の耐摩耗テストをクリアしているため、ちょっとした表地素材よりも丈夫なほどだとか。岩や木の枝に擦れたり、ザックで擦れるような使用にも、神経質にならずに行動できるというのがセールスポイントの1つにもなっている。

 

公式動画でも、雨中の登山などの場面で、ザックを背負ってジャケットを着用しているシーンが随所に見られる。高機能なものを、思いっきり使えるというのは、消費者にとっては本当に価値がある商品であることを実感できる瞬間だろう。

 

細かな調節機能や軽量モデルもあり!

記者は常日頃から、「プロ仕様のものほど、素人にも日常的にも使いやすい」という信念で、日常使うものを選んでいる。例えば、登山用のソックスは、丈夫で蒸れず、日常履きには最高のソックスだと思っている。

同様に、この『アウトドライエクストリームレインジャケット』は、ハードな登山やトレッキングはもちろんだが、最高の日常使いアイテムではないかと感じている。

袖口のフィット感を調整するベルクロ。

フード後頭部のフィット感を調整するベルクロ。

左右にはファスナーポケットと、脇の下のベンチレーションが備わっている。

上の写真のように、袖口やフードには調整用のベルクロがあり、フィット感が向上できる。左右のポケット内部はメッシュになっていて通気性を確保。その上部には大きな間口のベンチレーションファスナーが装着されている。

首元にはファスナーのカバーも付いている細やかさ

その他にも、襟元のフードの装着感を高める左右のドローコードや、裾からの冷気の侵入を防ぐ左右のドローコードなど、これだけの仕様があれば、これは最強最高の日常使いアイテムになることは間違いない。

 

目的に応じて選べる軽量版も!

さらに、この『アウトドライエクストリームレインジャケット』の軽量版である『アウトドライエクストリームライトウエイトジャケット』も発売されている。

ライトウエイトというだけあって、重量はわずか299g。山行の際には持ち運びに便利なスタッフバッグも付属しており、バッグパックの中でもかさ張らない。レインジャケットよりも薄く軽量(レインジャケットは395g)だが、基本的な機能は手抜き無し。使用目的に応じて、こちらの軽量版も使い勝手が良さそうである。

軽量モデルの『アウトドライエクストリームライトウエイトジャケット』。

メーカーの商品サイトを見ると、『アウトドライエクストリームレインジャケット』は、サイズがS,M,L,XLの4種類で、価格は税込2万4200円。色はブラック、グレー、ネイビー、レッドの4種類。

『アウトドライエクストリームライトウェイトジャケット』は、サイズがS,M,L,XL,XXLの5種類、価格は税込2万7500円。色はブラックとイエローの2種類となっている。

 

キャンペーンサイトもオープン!

2020年2月12日からは、『アウトドライエクストリームジャケット』の魅力を、実際に着用した方々の生の声で伝達していくキャンペーンサイト『100人のOUTDRY 100人のレイニーライフ』が公式サイトで公開されている。

こちらのサイトでは、国際山岳ガイドや野外音楽フェスを支えるスタッフ、アウトドア好きな著名人など、様々なジャンルで活躍する100人が「アウトドライ」の魅力やそれぞれの「雨」について語るという。

 

春夏のアウトドアシーズンに向けて、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

公式サイトはこちら

記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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