伝統工芸「蒔絵」の美を楽しめる『優美蒔絵ボールペン』新発売。「四神」や「花鳥風月」が描かれ、高級感漂う仕上がりに!

 

漆器などの文様として見られる蒔絵の絵柄を、現代技術により再現した「優美蒔絵」。その独特な色彩や艶やかさの中には、伝統が醸し出す高級感と言い知れぬ和の味わいが漂う。そのような「優美蒔絵」を単色ボールペンの軸に纏った『優美蒔絵ボールペン』シリーズが、セーラー万年筆(東京・墨田区)から発売された。全シリーズで8柄16色のバリエーションである。そのうち、4柄は「四神」、4柄は「花鳥風月」をモチーフにしており、この2つのラインナップはやや異なる趣きの仕上がりになっている。

 

古代中国の守護神「四神」の豪華さ

優美蒔絵ボールペンの「四神」をモチーフにしたラインナップ。

まずは「四神」のラインナップを見てみよう。「四神」とは、古代中国で方位や季節を司る守護神として伝承されてきた霊獣で、それぞれがイメージされる色や言い伝えを持ち合わせている。

例えば、四神の中の「玄武」は、冬と北を司り、イメージカラーは黒。「逆風の盾となり、繁栄と長寿をもたらす」神と言われる。また「白虎」は、秋と西を司り、イメージカラーは白。「邪悪な運気を遠ざけ、幸せを呼び込む」神とされる。

「玄武」(左側2本)と「白虎」(右側2本)。

今回の『優美蒔絵ボールペン』のラインナップは、それぞれのモチーフを、黒とイメージカラーの2本で構成しているので、「玄武」と「白虎」は、上の写真のような4本になるわけだ。

「朱雀」(左側2本)と「青龍」(右側2本)。

同様に、四神の「朱雀」は、夏と南を司り、イメージカラーは赤。「大きな翼で悪を払い、平安をもたらす」守護神。「青龍」は、春と東を司り、イメージカラーは青。「金運を呼び込み、商売繁盛をもたらす」神とされる。

この「四神」をモチーフにしたラインアップは、どれも色彩的に豪華絢爛なイメージがあり、さすがに守護神たる力強いイメージがある。それに対し、「花鳥風月」をモチーフにしたラインナップは、全く違う世界観を描き出している。

 

まさに優しく美しい「花鳥風月」の艶

日本の美しい自然を愛でる風流を表す言葉、それが「花鳥風月」である。こちらのラインナップは豪華で力強い「四神」から一転、まさに和の嫋やかさを感じさせる絵柄となっている(上の写真の4種)。

「櫻に蝶」(左側2本)と「椛に小鳥」(右側2本)。

「櫻に蝶」「椛に小鳥」。どちらも非常に繊細な日本らしい美しい絵柄の中に蝶や小鳥が描かれている。まるで高級な反物の柄を見ているかのようで、控えめな中に美しさをアピールしている。

「京秋草」(左側2本)と「富士山に鶴」(右側2本)。

「京秋草」は、色彩が最も華やかで、そこに京都のシンボルが描かれている。「富士山に鶴」は日本の象徴たる赤富士に、空を舞う白鶴が美しい。

「花鳥風月」シリーズは、その1本を取っても、海外から日本を訪れた観光客に渡すお土産としてピッタリはまりそうな逸品である。

 

アルミ製の軸にマット仕上げの高級感

さて、『優美蒔絵ボールペン』の柄について、細かに紹介してきたが、このシリーズ、筆記具として見ても非常に魅力的なものに仕上がっている。

従来、こうした軸に絵柄を入れた筆記具は、2色ボールペンやそれにシャープペンを加えたような複合筆記具に多かったものだが、筆記具を愛好する人には、複合筆記具は必要を満たすための道具として見られる向きがある。

しかし、今回の『優美蒔絵ボールペン』は単色ボールペン(黒)での発売である。軸径11.2mmとやや太軸で、筆記する際のホールド感がとてもしっくりくるサイズ。重量は20.2gと、こちらも筆記の際に必要な適度な重量感がある。油性ブラックの芯のボール径は0.7mm。軸はアルミ製で、それに高級感漂うマットアルマイト仕上げを施している。

 

先ほど、海外からのインバウンド向けのお土産という話をしたが、筆記具マニアの記者としても、日常使いに持ちたい気持ちにさせる魅力あるボールペンである。守護神を祀る縁起物として、「和」の気分で手紙をしたためたいとき、あなたもぜひ1本いかがだろうか。価格は税抜3,000円となっている。

 

公式サイトはこちら

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記者

渡辺 穣

渡辺 穣

50代男性。月刊誌のデスク・編集長等を経て著作家。主に経済系の著書多数。ファイナンシャルプランナー。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年。趣味で家庭教師も行う。山と海と焚き火を愛する。

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