2019年最新版『Shine & Shine juice』意識高い系香港発おしゃれジュース全4種飲み比べ!

果肉だけを絞った果汁を使用!贅沢なフルーツジュース

 

日上商事が輸入販売を行う『Shine & Shine juice』は、フルーツを手軽に摂れるライフスタイルを目指した香港発のストレートジュース。インスタ映えするおしゃれなボトルと鮮やかな色で、ドリンクコーナーでもひときわ目を引く存在感だ。だが、おしゃれなのは見た目だけではない。中身は本格フルーツジュース店も驚きの徹底したこだわりが詰め込まれている。新商品の「マンゴーパッション」を含めた全4種類を飲み比べしてその秘密を確かめてみよう。

 

インスタ映えのおしゃれなボトルと鮮やかな液色!甘味料、着色料、保存料、香料不使用のストレート果汁

日上商事株式会社(東京都千代田区)の『Shine & Shine juice』(250mlPET・実勢価格 税込約359円・発売中)は、フルーツ本来の美味しさにこだわったストレート果汁のジュース。2015年12月に日本に上陸して以来、そのシンプルなデザインのボトルと鮮やかなジュースが女子受けし、インスタ映えで話題となった商品だ。

 

ストレート果汁とは砂糖や香料などの添加物を一切使わず、フルーツの持つ甘みや酸味をそのまま楽しめるドリンクのこと。フルーツジュース商品にはこれとは別に濃縮還元タイプが存在するが、この2種類には大きな違いがある。

 

濃縮還元タイプは、現地で絞った果汁を一度乾燥させた後、各地に運ばれ、製造工場で水を加えることで元のジュースに戻す方法のこと。容量や重量の面から輸送コストを抑えられるだけでなく、品質が安定するため、お手頃価格でフルーツジュースを販売できるメリットがある。その反面、乾燥の影響で香りや味が飛んでしまうため、香料等が足されているものも多い。

 

一方、『Shine & Shine juice』はストレート果汁タイプで、現地で絞った果汁を乾燥させずにそのまま使う方法のこと。そのため香りが飛びにくく、フルーツの持つ本来の味を楽しめるメリットがある。商品によってはあえて香料や甘味料を加えているものもあるが、本シリーズは砂糖や香料などの添加物を一切使っていない。濃縮還元タイプと比較すると価格は高くなるが、そのままの味を楽しめるよう様々な工夫が凝らされている。

 

フルーツの味やフレッシュさは?『Shine & Shine juice』全4種類を飲み比べてみた。

『Shine & Shine juice』の最大の特徴は、フルーツの持つ風味や栄養を最大限そのままにしていること。厳選したフルーツは皮を取り除き果肉のみから果汁を絞り出す。殺菌時やボトル充填時には高温で行われるのが一般的だが、それだと酵母菌は死んでしまうのでコールドプレスで行う。沸騰させずに作るので、酵母菌が生きたまま入っていることになるし、タンパク質も変質しない。コールドプレスを謳っていても、そうした最後の段階で煮沸してしまう製品もあるので、注意したい。

 

さらに、鮮度を保つために温度管理も徹底しており、10度以下の冷蔵状態を保ったまま各店舗にまで運ばれる。もちろん冷凍もNGだ。

 

 

現在発売されているのは、「W(ダブル)キウイ」、「オレンジ」、「グレープフルーツ」、さらに8月6日に新発売となった「マンゴーパッション」の4種類。今回はこれらを飲み比べながら『Shine & Shine juice』の魅力を検証してみよう。

 

■『Shine & Shine マンゴーパッション』

まずは、8月6日に新発売となった「マンゴーパッション」から。少し前までマンゴーのみの果汁を使用した「Shine & Shine マンゴー」が発売されていたが、この度パッションフルーツとりんご果汁が加わり夏限定の新フレーバーとして登場した。

それに伴い、55%のマンゴー果汁から85%の混合果汁へと変化。フルーツの占める割合が多くなったことで、よりフレッシュな味を楽しめるようになったようだ。なお、使用されているフルーツの目安は、350ml換算でマンゴーが1.5個分、パッションフルーツが1個分、りんごが1個分。(以前はマンゴー2個分)。

250mlあたりのエネルギーは約132.5kcal、糖質は約33.1g

混合果汁ではあるが、見た目の色は濃厚なマンゴーの色そのもの。深みのある甘い味が容易に想像できる。もちろん着色料は不使用。果汁本来の姿だ。底に果肉が沈殿しているので軽く振ってから開栓。

 

香りは意外と控えめ。混合果汁となり透明感がプラスされたような印象を受ける。それではいただきます。

ごくりと一口飲んで驚き。かなり複雑な味に仕上がっていて、まず初めにくるのがマンゴーの濃厚な甘み。ほんのりととろみがあり、果肉をそのまま食べているような味が広がる。

その一方で、中盤あたりからパッションフルーツの酸味がグッと前に出てきてマンゴーの味を一掃。キュッと口の中を引き締めてくれる。甘い味が残るのが苦手な人には、かなりおすすめだ。りんご果汁は、この2つのフルーツの中和剤として使われているのだろう。よくよく味わうと、マンゴー->りんご->パッションフルーツと味の変化が楽しめた。

マンゴー(フィリピン産)、パッションフルーツ(ベトナム産)、りんご(アメリカ産)

混合果汁とはいえ、やはり一番の見どころはマンゴーの濃厚な甘さ。フレッシュな味を楽しみたい人におすすめだ。

残りの15%は水。これは濃縮還元のように元に戻すためではなく、飲み心地を調整するため

 

■『Shine & Shine ダブル キウイ』

次は大人気フレーバーの「ダブルキウイ」。今年6月に登場した準新作フレーバーで、数々のキウイフレーバーを発売してきた同社のなかでも最高傑作と呼ばれている商品だ。同じタイミングでパッケージデザインも刷新されており、おしゃれ度もアップしている(全種類リニューアル)。

その名の通り2種類のキウイが使われており、ひとつはまろやかな甘さが特徴のゴールドキウイ、もうひとつはフレッシュな酸味が特徴のグリーンキウイがブレンドされている。以前までは比較的甘さが控えめで酸味が強かったようだが、混合果汁にしたことでどんな味になったのだろうか。

250mlあたりのエネルギーは約92.5kcal、糖質は約23.1g

液色はいかにもキウイといった感じ。ただし、ゴールドキウイがブレンドされたことで、以前の色よりも薄く黄色っぽさが増している。割合は不明だが、かなりの量が使われていると想像できる。底には種が沈殿しているので良く振ってからオープン。

香りは少し青臭い。香料不使用のため仕方がないのだが、生キャベツのような青々とした香りが鼻に抜けると少しウッとなるのは否めない。フレッシュジュースという印象があるだけにギャップが激しい。

ゴクリとひと口。ん~これはキウイ! と言いたくなるリアル感。かぶりついたときに口中に広がるあの甘酸っぱい味そのものだ。ゴールドキウイが入ったことで甘みをしっかりと感じられるようになり、かなり飲みやすい。

ゴールドキウイ、グリーンキウイはチリ産とアメリカ産、リンゴはアメリカ産

かといって、キウイならではの酸味がなくなったわけではない。後味にはパッションフルーツ以上のキュッとした酸味が姿を現し、思わず顔がゆがんでしまうほど酸っぱさを感じる。酸っぱいものが好きな記者にはかなり嬉しい味わいだ。とろみのある繊維質な舌触りとアクセントにもなるつぶつぶの種もクセになるポイント。

果汁は80%。残り20%は水

実は2種類のキウイとは別にこちらにもりんご果汁が使われている。味はほぼ感じないが、おそらく、先ほどと同じく中和剤としての役割をもっており、馴染みやすくなっているのだろう。

 

■『Shine & Shine オレンジ』

3つ目は、2018年3月に数量限定で発売され、いつの間にかパッケージから限定の文字がなくなった「オレンジ」。フルーツジュースの定番フレーバーで、ユーザーからの評価も高い安定商品だ。

保存料ももちろん入っていない

果汁は安心の100%。先ほどの2種類は飲み心地を調整するために水が加えられていたが、元々の水分量が多い「オレンジ」はストレートに飲める。原材料にもオレンジしか書かれていないのでとてもシンプル。350ml換算で約4個分の果汁が入っている。

250mlあたりのエネルギーは約82.5kcal、糖質は約20.6g250mlあたりのエネルギーは約82.5kcal、糖質は約20.6g

色は明度の高い黄色。オレンジ色と表現したいが、黄色の方が正しいだろう。果肉もたっぷりと入っていて飲みごたえも良さそうだ。

キャップを開けるとふわっと広がる甘酸っぱい香り。オレンジはフルーツジュースの代表フレーバーだが、一般的な商品よりも酸味の鋭さもあり柔らかく濃厚な香りだ。

味は文句なしの仕上がり。ほんの少し飲むだけで、ふんわりと甘いオレンジの糖分が舌を包み込んでくれる。我が家に帰ってきたかのような安心感すらある。ごくりと飲み込むとほどよい酸味が口全体をリフレッシュ。定番ながら満足度が高い。

オレンジはオーストラリア産とエジプト産

果肉の食感が非常に記者好みで、ついゴクゴク飲むのを忘れて噛み続けてしまう。これだけの量が楽しめるのは搾りたてのフレッシュジュース専門店くらいなので、果肉入りが好きな人にはたまらないはずだ。

 

■『Shine & Shine グレープフルーツ』

最後は、フルーツジュースの定番「グレープフルーツ」。日本上陸当初から発売され続けてきた「Shine & Shine juice」を代表するフレーバーだ。

「オレンジ」と同じく350ml換算で果実4個分の果汁を使用した果汁100%で、果肉もたっぷりと入っている。

250mlあたりのエネルギーは約57.5kcal、糖質は約14.4g

液色は赤が強いオレンジ色。グレープフルーツには白色の果肉と赤色の果肉があるが、こちらは後者が使われているようだ。白色のものにくらべて甘みがあり、苦みや酸味は控えめ。無添加にこだわる本シリーズにはうってつけの品種というわけだ。

香りは酸味が目立つフレッシュな印象。若干えぐみの青臭さがあるが、気になるほどではないだろう。

これまでの3つとは全く違うのが、爽やかさ。まるでスポーツドリンクのようにゴクゴクと飲んでしまう透明感がある。しっかりとした酸味と少しの苦みが前面に出ており、甘みはしっかりとあるのにそれを感じさせない味。

グレープフルーツは南アフリカ産とイスラエル産

その反面、若干の渋みなども目立つので、苦手な人も多いかもしれない。その代わり、ハマる人は抜けだせないような独特の味わいを楽しめるフレーバーだ。これだけのクオリティはホテルやレストランにも引けを取らないのではないだろうか。

 

意識高いのは見た目だけじゃない!本来の味を存分に味わえる完熟フルーツジュース

高級ホテルや専門店のクオリティと変わらない「Shine & Shine juice」。最新フレーバーの「マンゴーパッション」を含む全4種類の飲み比べをしてみると、改めてフルーツならではのフレッシュな味を楽しめた。

 

濃厚な甘さを求めるなら、「マンゴーパッション」、程よい酸味と甘さを求めるなら「ダブルキウイ」か「オレンジ」、ゴクゴクと飲める爽やかさを求めるなら「グレープフルーツ」がおすすめだ。

 

おしゃれなのに手軽に買えて飲みやすい意識高い系おしゃれジュースは、全国のファミリーマート、ナチュラルローソン、オンラインショップほかで発売中。

あわせて読みたい:『Shine & Shine juice』意識高い系香港発おしゃれジュース全4種飲み比べ!

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック