オレンジピールはいいとして、大葉、和山椒!? どこまで合うのか『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール』

どこまで合うか、3種の挑戦的フレーバー!

ミネラルウォーターで人気のフレーバーもの。だがウイスキーはそれ自体の香りを好む人が大半だ。ところがこれはフレーバーウィスキーともいうべき、攻めのハイボールスタイル。その名も『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール』個性あふれる3種の香りを楽しむ、甘くないハイボールだ。ウイスキーの香りに<オレンジピール>、<大葉>、<和山椒>それぞれの素材の香りが調和する、新しいハイボールの楽しみ方だと言う。その未知なる香りと味に触れてみたい!

香りを味わうための『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール』

「ブラックニッカ ジャーハイ」は、アサヒビールが2018年から飲食店を中心に提案してきたウイスキーハイボールの新しい楽しみ方だ。ハーブやスパイス、フルーツなどの素材をウイスキーに仕込み、炭酸で割った甘さのないハイボールで、食事にも合わせられる。

香りを仕込むという発想から作られたハイボール

その楽しみ方を、自宅でも味わえるのが『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール』(350ml缶・実勢税込価格194円・2019年8月13日発売※期間限定)だ。“香りを仕込む、香りを楽しむ”ことをコンセプトに作られた缶ハイボールは、ブラックニッカの味わいと、<オレンジピール>、<大葉>、<和山椒>の個性的な3種類の香りを楽しむことが出来る。

3種共にアルコール8%、1缶178.5kcal

 

『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール<オレンジピール>』

まずは<オレンジピール>から試してみたい。

炭酸はそれほどきつくない

 

 

缶を開けると、オレンジピールの爽やかさとウイスキーが混ざった、フレッシュないい香りがした。

グラスに注ぐとキレイな薄い琥珀色

 

味は甘くないので、オレンジピールの苦味が鼻を抜ける。舌に残るのは、ウイスキーのスモーキーな後味とオレンジ果皮の苦みで、喉から鼻に香りが抜ける。美味しい️。オレンジが苦手じゃなければ、万人受けしそうな香り。デザートとの相性も良さそう。

スモーキーとフルーティーのマリアージュ

 

『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール<大葉>』

次に<大葉>の缶を開けてみる。薬味的な印象の強い大葉(シソ)で、チューハイ系では珍しくないが、ウィスキーと合わせるとどうなるのだろうか。

 

大葉独特の涼しげな香り

 

 

ウイスキーの香りの中に、仄かに大葉の独特な香り。少し青くさいながら、スッとした爽やかさがある。

 

飲んでみると、大葉の香りが柔らかく鼻を抜けた。大葉が持つ甘みが舌に残り、後味は優しい。一口目より、二口目と飲み進めて行くほうが、香りにも甘みを感じられる。飲むたびに好ましくなる味わい。ただ、女性が好みそうな繊細な味と香りなので、好みが分かれそう。好きな人は大好き!というファンが現れそうな印象のハイボールだ。

好みが分かれそうな香り

『ブラックニッカ ジャーハイスタイル 香り楽しむハイボール<和山椒>』

 

最後に<和山椒>を開けてみると、山椒特有のキツイ香りはあまりしないことにホッとする。和スパイスでおなじみだが、ウイスキーとの相性となると…、はっきり言って不安だ。しかし実際に飲んでみると、ウイスキーの香りによくなじみ、溶け込んでいて驚く。スパイスが効いた、少しキリッとした香り。香りだけで言うと、食事には一番合いそうな印象だ。

 

意外にも香りに不自然さが無い

 

 

一口飲んでみると、鼻から抜ける風味が和山椒とウイスキーのツンとしたいい香りが残る。混ざり合って調和しているので、違和感が無い。味にも締まりがあるので、スッキリとした飲み心地だ。

 

 

ウイスキーのまろやかさに、キリッとしたキレがあり、酒好きの人や男性でも好みそう。舌に若干だが和山椒のピリッとした余韻が残るのも悪くない。食事の邪魔をしない味わいなので、和食やつまみと一緒に楽しんでみては如何だろう。

 

男性にも好まれそう

 

全体的に炭酸は柔らかなので、飲みやすい。喉を通過した後に風味が残るので、余韻が楽しいハイボールだ。ただ、アルコール度数は8%とやや高め。人によっては濃いと感じるかもしれない。

<オレンジピール>はコンビニエンスストア業態限定で、<大葉>はファミリーマートの酒類取扱店で、<和山椒>はローソンの酒類取扱店でそれぞれ期間限定(9月末までを予定)で発売中だ。コンプリート目指して各コンビニエンスストアを巡ってみてもいいかもしれない。
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記者

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玉恵

造形デザイン・カメラマンを経てライターに転身。ライター歴7年。好奇心旺盛でとにかく食いしん坊。北海道のド田舎出身。

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photo by 尹 哲郎

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