信頼の貝印ブランドによるおろし・スライサー&千切り器『コンパクト調理器セット DH7357』の使いごごちは?

裏と表で使いわけ!

 

いまどき100円ショップでも手に入るスライサーだが、やはりその命は刃の切れ味。たとえ同じ構造でも、刃の品質ばかりはどうにもならない部分がある。そこで岐阜県関市生まれの日本が誇る総合刃物メーカー・貝印によるおろし・スライサー&千切り器『コンパクト調理器セット DH7357』をためしてみたい。

 

裏表でおろしの食感が変わる! 切れ味抜群のスライサーと千切り器ではかどる料理タイム、しまうときはスタッキング可能でコンパクトに!

おろし器とスライサーは合体していることが多く、キッチンの壁面にブラブラとぶら下げられがちなアイテムの1つである。ただそうした見せる収納を好まない場合はしまい場所に少々困る。尖った部分や刃物部分があることを考えると、うかつな場所に置くのはケガの元だ。

この貝印『コンパクト調理器セット DH7357』(200×82×72mm/235g・希望小売価格 税抜1,000 円・発売中)は、①両面おろし器②千切り器③スライサー④受け皿⑤指ガードの5パーツがコンパクトにスタッキングできてしまえるのがうれしいところ。

もちろん調理器具としては、その性能が最も大切なところだと思うので、実際に使用してみたい。

 

 

果たして裏と表でどれくらい大根おろしの食感が変わるのか!?

『コンパクト調理器セット DH7357』の最大のポイントは、リバーシブルになっている「両面おろし器」部分である。表面は高めの突起で繊維を残した食感を楽しめるタイプ。日頃から専用の竹製鬼おろし器具で粗い大根おろしを楽しんでいる記者としては期待してしまうところだ。

ちなみに裏側は通常の細かいおろしができる低い突起。素材や好みによって使い分けできるのは便利だと思う。

目で見ている時より食感は変わる

実際に表面でショリショリしてみる。思ったほど粗くはない。確かにどこにも鬼おろしとは書いていないので、それも当然か。ただ実際に食べてみると、噛むときに歯ごたえがある仕上がりになっていたのがわかった。

粗い方

向いている料理としては、ハンバーグだろうか。野菜としての大根の意思をしっかりと感じる美味しさである。

今度は裏面でショリショリ。瑞々しい細かい大根おろしになった。シルキーな食感で、卵焼きや焼き魚にぴったりなタイプ。繊維がしっかり断ち切られているのでみずみずしく感じる。

細かい方

記者は鬼おろしが好きなので、鬼おろし器を使うことが多いが、竹製の刃が大きいのですり下ろすのに力が入り、器具自体も大きくて存在感があるのが不満点ではある。なのでコンパクトにしまえて、力もさほどいらない表面の粗挽きは、けっこう理想的な妥協点の気がした。

指ガードの裏側にはしっかり野菜をキャッチする突起が

しかも指ガードが付いているので、ケガの心配も激減する。いっぽう裏面は普通。ただこれがひっくり返して切り替えられるのは便利である。

 

千切り器とスライサーは、さすがの貝印クオリティー。気持ちよくするするとカットできる!

千切り器とスライサーに関しては、安物では手に入らない爽快な切れ味が楽しめる。調理行為自体が気持ちいい、さすがのクオリティーである。もちろん切れ味がいい分、指先もスライスしてしまいがちだが、そんな時も指ガードが役にたつ。

いつもより多めにスライス&千切りしたくなるところがオススメだ。受け皿を含め、それらを全部まとめてコンパクトにしまえるのは、これまた整頓好きには気持ちいいところだと思う。

入手は全国のスーパー、デパート、キッチン雑貨取扱店などで可能だ。

 

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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