【VAPE再入門】mybluで飽き足らなくなってきた人のための美味しさ追求型本格VAPE機種厳選セット3!

美味しさを極めたいならやっぱりVAPE!

 

日に日にタバコの吸える場所が狭まっている昨今、取り急ぎコンビニなどでも入手可能な「myblu」などのお手軽VAPEに切り替えた人も多いと思う。そしてそのミントタブレット的な味わいに、楽しさを感じた人もいるだろう。そこで今回はさらなる美味しいフレーバーを追っかけるためのmyblu卒業者におくる『美味しさ追求型本格VAPE機種厳選セット3』を紹介する。

 

手軽に買えて、コンパクトで、強力メンソールでキック感も楽しめる「myblu」がVAPEを身近な存在に

ITJ「myblu(マイブルー)」(スターターキット※POD1個付・約106×18mm ×9mm/21g・希望小売価格 税込2,700円・発売中)は、「ウエスト」などを擁するタバコ会社のインペリアル・タバコ・ジャパンが手がけるノンニコチンVAPEデバイスということで、2018年に登場、当初はクセの強いフレーバーが今ひとつ日本人には受け入れづらい部分があったが、同年11月に追加された日本市場向けの「アイスベリー」、「ストロングメンソール」の完成度が非常に高く、人気を高めている。初期リリースの中で美味しかったのは写真左端の「チェリークラッシュ」くらいか

 

 

確かにコンビニで買えるというのは強いし、POD型デバイスという形式で、コイル交換やアトマイザー洗浄を必要としない、リキッドの入ったPODを交換するだけで使い続けられるという手軽さはいい。フレーバーに関しても、「アイスベリー」、「ストロングメンソール」に関してはとても美味しいし、「ストロングメンソール」はメンソール由来のキック感もけっこう強い。

頭部のPODを交換すればいい気軽さ。ただコスパはあまりよろしくはない

普段は紙巻きタバコを吸っている人の、吸えない環境時の緊急避難的スモーキングにはうってつけの機種だと思う。ただ当然専用フレーバーPODを使用するので、選べる味わいには限りがある。10種類の範囲というのは、世間に星の数ほど流通しているVAPEリキッドの数を考えると、一握りどころではない。

 

 

この風貌でこの蒸気量、パチパチ音がちょっとうるさいが…

そこで今回は「myblu」でVAPEの魅力にハマった人のための、次なる本格機種を紹介していきたいと思う。流通しているほぼ全てのVAPE用リキッドが使えるというのは、とても楽しく、自分の好みの味のリキッドに出会えた時の感動も大きい。

 

 

VAPEならではの美味しさ追求! フレイバーチェイサーのための極め付けセット3点

世の中にはまだまだ無数の美味しいVAPE用リキッドが存在する!

そうした風味を追求することをフレイバーチェイサーと呼ぶ。いっぽうより大きい蒸気の雲を作り出すのを追求するのは、クラウドチェイサーという。もちろん記者的におすすめなのは、美味しんぼ的なフレイバーチェイサーの方だ。

 

 

 

アトマイザー洗浄や、コイル交換の面倒を使い捨て方式で解決したメンテナンスフリーな本格MOD『AegisOG 使い捨てアトマイザースターターキット』

『AegisOG 使い捨てアトマイザースターターキット』(べプログ販売価格 税込9,800円・発売中)手に持っている部分がMODのGeekvape『AEGIS Mini 80W MOD』、上部に取り付けてあるのと、右に2つ転がっているのが、驚異のコイル内蔵使い捨てアトマイザーのSikary『OG Tank(オージータンク)使い捨てクリアロマイザー』。国内最大のVAPE口コミサイト「べプログ」によるオリジナルセットで、オリジナルポーチ、べプリキ3種類(ドライハードメンソール/巨峰メンソール/タバコ)などが付属する

 

バッテリーを内蔵した本体部分(MOD)は液晶付きの本格派。Geekvape『AEGIS Mini 80W MOD』(78× 31 × 39 mm/約126g・バッテリー容量 : 2200 mAh/出力5〜80W/モード:VW、温度-Ti系、温度-Ni系、温度-SS316、TCR 、 VPC(カーブモード)/510スレッド)は基本性能が充実しつつ、ショートサーキット、オーバーヒート、過電流、過充電・過放電から保護してくれるなど安全面もしっかりしているところがうれしい。

 

 

しかも耐水性、耐衝撃性も考慮されているので、うっかりな人にも安心だ。別にVAPEだけでなく、スマホもタブレットもノートパソコンもアイコスなどの加熱式タバコなどもリチウムイオンバッテリーを使用しているので、発火の危険性はゼロではない。

 

 

ただ海外で爆発してケガをしているVAPE製品のほとんどは「メカニカルMOD」と呼ばれる、電子制御に頼らないタイプのもの。『AEGIS Mini 80W MOD』のように、現在主流の「テクニカルMOD」と呼ばれるタイプは、自分で危なくならないようにする機能が付いているので、安全性が高い。

リキッドを充填しながら使い、味が落ちてきたなと感じたらアトマイザーごと交換!

 

上部に取り付けてあるのが、本格的なアトマイザーだけれど、コイル交換も不要の使い捨てというのが画期的な、Sikary『OG Tank(オージータンク)使い捨てクリアロマイザー』(直径24×40mm/16g・0.15Ωコイル×3個入/リキッド容量:3.0 mL)。VAPEもいいけど、アトマイザーのタンクを洗ったり、コイルを交換したりするのが面倒という人を狙い撃ちする、メンテナンスフリーなタイプだ。

蒸気量が多いと、自分がアロマディフューザーになった気分。味わいも全身で味わっている感覚になる

 

確かに全体的に樹脂製で、おもちゃ感もあるが、作りとしてはエアフローも調整できるし、0.15Ωのメッシュコイルで美味しめのミストが大量に出るし、結構な本格派。液晶モニターを見ながら、好みのフレーバーや蒸気量を追い求められて楽しい。

 

 

いわゆる爆煙タイプのアトマイザーとなるので、蒸気はタバコのように口に一回ためるMTL方式ではなく、エアフローの穴を大きめに開けて、深呼吸のように一気に肺に入れるDL方式で使用するタイプだ。

 

 

まだまだニコチンと完全に手が切れない人のための『プルームテック対応 ピコベビーQ16スターターキット』

味重視で評判のアトマイザーJUSTFOG『JUSTFOG Q16クリアロマイザー』+バッテリー内蔵小型MODの定番Elief『iStick Pico Baby』のセット『プルームテック対応 ピコベビーQ16スターターキット』(べプログ販売価格 税込5,680円・発売中)。アトマイザー用マグネットアダプター、プルームテック対応ドリップチップ VMP-1、ベプログリキッドタバコ/ドライハードメンソール、ユニコーンボトル、ポーチなどが付属する。写真はプルームテック対応ドリップチップを使用

 

だいたいの人は加熱式タバコにスイッチした時に、紙巻きタバコの煙のニオイが耐え難くなり、もともと軽めのタール値のタバコを吸っていた人や加熱式タバコユーザーがVAPEに凝り始めると、タバコ葉やニコチンの味わいが雑味と感じてくる人も多い。

 

 

とはいえニコチンを完全に排除できるかというと、体が言うことを聞かない。そんな時に便利なのが、粉砕したタバコ葉を詰め込んだプルーム・テック及びプルーム・テック・プラスと互換性のあるVAPEデバイスである。

 

『iStick Pico Baby』はタンクを内部に入れ込んセットするタイプ。高さ調整用のマグネットアダプターもセットには同梱されている

そこでプルーム・テック(プラス)用カートリッジを取り付けて、VAPEとして楽しみつつ、ニコチンも補充するという選択肢が生まれてくる。ただこの方式の面白いのは、ニコチン補充のためにカプセルを取り付けても楽しめるが、カプセルを交換するときなどに取り付けないまま吸っても、けっこう美味しく感じるということである。

 

 

いやむしろ、リキッドの味わいを純粋に楽しみたいのなら、カプセルなしの方がクリアにその美味しさを楽しめると思うときも出てくる。

 

 

それはもうフレイバーチェイサーになってきた証拠。確かにフルーティーさだったり、爽やかなフレーバーを純粋に味わうなら、その方が美味しい。

ボタンを親指で押すか人差し指で押すかちょっと悩む

そんな過渡期のユーザーにぴったりなのが、『プルームテック対応 ピコベビーQ16スターターキット』。国内最大のVAPE口コミサイト「べプログ」によるオリジナルセットで、味重視の人々に人気のあるJUSTFOG『JUSTFOG Q16クリアロマイザー』(直径16×60mm/容量:1.9ml/パイレックスガラスタンク)と、小型バッテリー内蔵MODの定番Eleaf『iStick Pico Baby』(41× 23×58mm/112.8g・出力最大値:25W/バッテリー容量:1050mAh/短絡保護機能)の組み合わせになっている。

 

 

プルーム・テック(プラス)のカートリッジを使うにしても、『JUSTFOG Q16クリアロマイザー』内のタンクにリキッドを充填する必要がある。カプセルの味をそのまま味わいたいなら、グリセリン(PGやVG)などだけでもいいが、お気に入りのリキッドと相性の良いフレーバーのカプセルを探すのも楽しい。

 

 

ちなみにカプセル使用時は、ファイアーボタンから1秒だけ早く手を離すこと。それによりカプセル内に蒸気が溜まって固まり、吸えなくなることを防ぐことができる。

 

 

『iStick Pico Baby』の特筆すべきはそのデザイン。上部の大きなボタンは、回転させることでロックしたり解除したりできるギミックがなんとも良い感じ。『JUSTFOG Q16クリアロマイザー』は豪快にDLするよりも、タバコのようにじっくり味わうように蒸気を口内にためてから吸い込む(MTL方式)ほうが美味しい。

 

 

まさに王道、味わいを追求するための最強系!『ピコラス2S スターターキット+選べる国産コラボリキッド スターターキット』

『ピコラス2S スターターキット+選べる国産コラボリキッド スターターキット』(べプログ販売価格 税込11,800円・発売中)“味が出る”と評判のアトマイザーAspire『Nautilus 2S』と、大容量21700バッテリー使用の高性能MOD、Elief『iStick Pico 21700』をバッテリー付きセットに。選べるリキッド、プルームテック対応ドリップチップ、ユニコーンボトル、ポーチなどが付属する

 

 

“味が出る”ことで定評のアドマイザー「Nautilus2」だったが、リキッド補充がほぼ全体を分解しなくてはならないことが弱点として知られていた。それがAspire『Nautilus 2S』( 直径22mm×52mm/約55g・510スレッド/1.8Ωコイル装着済/0.4Ωスペアコイル、樹脂製スペアショートドリップチップ、スペアガラスチューブ付)になると、アトマイザーの上部を回して横にスライドするとリキッドの注ぎ口が出てくる仕様になり大幅に便利に。

記者も「Nautilus2」ユーザーだったので、これには感動。しかもいつも微妙に少なめ感のあったリキッドタンクも2.6mlと増量化、最初こそ細長くなったドリップチップに違和感があったが、慣れたらこっちの方がより美味しく味わえる感覚だ。ちなみにプルテクカプセル使用時は1.8Ωコイルを使用しないとカプセルが溶けてしまうので注意。

 

そしてセットになっているのが、大容量21700バッテリー使用のど定番高性能MOD、Elief『iStick Pico 21700』(26×51×77mm/165.3g・最大充電A数: 2A/510スレッド/出力: 1〜100W/電圧: 0.5〜9V/モード: VW/Bypass/TC(Ni/Ti/SS/TCR/抵抗値:TCモード:0.05〜1.5ohm/VW/Bypassモード:0.1〜3.5ohm※バッテリー付属)。高性能でいろいろな使い方ができるので、今後くわしくなった時にも不足はないスペック。

レトロムード満点。往年のデジタル時計的デザインがそそる

とはいえ知識がなくても、VWモードでコイルに書いてある範囲のワット数で使用すればいいという初心者にも優しいモデルだ。

 

 

問題は重さで、両方合わせると220gオーバー。ただ記者的には武器感があって、むしろ好ましい重みだと思う。最近は物騒なので、いざという時には役立つんじゃないだろうか。

ただその重みから生まれる密度と味の濃い蒸気は、一度味わうと戻れなくなるかもしれない。基本的にはエアフロー調整でDLも可能だが、MTLでタバコ吸いする方が美味しい。0.5W程度でもワッテージを変化させると、今まで不味くて吸えなかったリキッドが美味しくなったりもするので、フレイバーチェイサー的には最高の選択肢だと思う。

 

 

入手はべプログ公式サイトなどで可能だ。

 

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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 清水葉子

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