ダイソンキラーのハンディー掃除機『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』は交換バッテリー付き、パイプもぐにゃり!

精悍なメカメカしいルックス

 

公式サイトでも「もっとも売れているコードレススティック掃除機よりも強モードで確実にゴミを取り除きます」と闘志むき出しな言葉で煽る、ダイソンキラーのシャークブランドから登場した『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』。その実力のほどを検証だ。

 

充電式コードレスクリーナーの最大のウィークポイント・バッテリー切れを回避、駆動時間を倍増する交換式Wバッテリー

充電式コードレスクリーナーもいいけれど、長時間駆動のモデルは重いし、掃除中に肝心なところでバッテリーが切れたりすると考えている人も多いと思う。そこでシャークニンジャ株式会社(東京都港区)の『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』(希望小売価格 税込65,800円・発売中※Shark直販限定モデル/2018年12月31日まで10,180円オフ)が実現したのが、”着脱式で最初からバッテリー×2″である。

なるほど、これは賢い。一つのバッテリーが切れてももう一つのバッテリーで掃除を続けられる。これは単純にモードによって12〜19分使用できるのだが、単純に倍の時間使用できるようになる。日常的な掃除なら、24分〜38分はほぼ十分ではないか。

サッと引き出し、バッテリー交換

では具体的に他に落とし穴がないか、実際に使って試してみたい。

 

存在感大きめのこの精悍な面構えはインテリアを選ぶ!?

スティックタイプと思ってなめてかかると、結構大きな箱にびっくりする『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』。店頭で試すことにできない直販限定モデルなので、届く時には覚悟しよう。

バッテリー2台付きと充電ドック付きが特色

中からはたくさんの黒いフォルムの物体が出てくる。特にノズルのバリエーションは3種類だが、Wバッテリーなのでバッテリーがもう一つと、その充電ドックも付属する。つまり使用中もこのドックで予備バッテリーを充電しておけるということである。

充電ドック

組み立てた状態は、ノズルが曲がった状態で自立する合体ロボ的なフォルムが面白い。曲がるところはボタンを押すことで可動となるので、自然に曲がってしまうわけではないので安心を。正直このメカメカしいルックスは好みの分かれるところで、インテリアも選ぶかもしれないが、生活感はあまりないのがいい。

 

 

この1セットを押し入れなどにしまい込み、予備バッテリーと充電ドックもどこかに据え付けて、はたと気付くのが、ノズルのしまい場所。何か入れ物が欲しくなる。

 

強力な吸引力でぐいぐいゴミを吸い込んでいくが…

さて、充電をしっかりしたら使ってみよう。まずはShark独自のデュオクリーンという二つのブラシを搭載した重量級のヘッドを使用し、スタンディングスタイルで使う。インパクト満点のぐにゃりと曲がるノズルを早く試したい。

スイッチは本体後部に円形で配置。中央が電源で、左がカーペットかフローリングのモードを選べ、右が吸引力の調整ボタン。直感的な操作が可能だ。

わかりやすいパネル

 

スイッチを入れると、スティック型というよりも普通の掃除機並みの駆動音。非常に頼り甲斐のある音だが、夜中の掃除には向いていないかも。強モードでは10分程度まで駆動時間が短縮してしまうのだが、予備バッテリーがあるので余裕で最高パワーで使うことができる。これは精神的に非常にうれしい特長。

独自の「デュオクリーン」ヘッド。見られている気がする?

実際の吸い込む力も実にパワフル。アメリカ車のイメージの馬力でぐいぐい床のゴミを吸引していく。強モードでは最強というのは嘘じゃない感覚。これはすごい。

潜り込む!

そして念願のベッド・ソファの下などに便利な曲がるノズル、その名も「マルチフレックス」の出番。ノズル中央のボタンでロックを解除するとぐにゃりと曲がり、下に忍者のように入り込む。ただ目視できないところまで突き進むことができるので、何を吸い込んでしまうのかわからなくて、ドキドキする。

奥へ、奥へ

基本的に床に設置した状態で使用するのは非常に快適。だがちょっとの移動で持ち上げようとすると、途端にその重さが腕や手首に来る。華奢な人は気をつけたほうがいい。階段などで連続して持ち上げるのは地味に大変だ。まあちょっとしたダンベルでトレーニングしている人にはちょうどいいかもしれないが。

 

床のゴミを掃除した後でも、サッとバッテリーを交換してハンディー掃除機として大活躍!

床の掃除を一通り終えて、今度はハンディー掃除機として使う。これ、普通なら別のハンディークリーナーに変えるか、充電待ちをしなくては連続して駆動するのはちょっと心もとないが、この『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』なら、サッと予備バッテリーに交換することで、駆動時間をゼロからまたスタートできるのが最大の持ち味だと感じた。交換も簡単。

ただハンディーで使う場合、本体の重みが結構来る。たかが10分ちょいとあなどっていると手首にかなり負担がかかる。お年寄りなどではかなりきついと思う。

マイカーの掃除もパワフルに!

でもノズルを付け替えてあちこち時間を気にせずに掃除できるのは大きなメリットだろう。

 

ロボロボしい本体も折りたたんでしまうと意外とコンパクトに感じる

スタンディングで使用しているときは結構インパクトのある存在感だったが、たたむとコンパクト。メカメカとロボロボしいルックスは畳まれると控えめに感じるので、クローゼットなどにしまわなくても、部屋の隅収納でもいいかもしれない。ただ日頃からサッと取り出しハンディークリーナーとしても使いたいというなら、ノズルを交換しなければならないのが難点だ。ではハンディー状態にしておこうとすると、今度は自立しなくなる。

 

 

メンテナンスは少々厄介なところも…

本体に内蔵されたダストカップをゴミ箱の上で開けると中のゴミが落ちる。これでOKかというと、そうでもない。髪の毛など絡んで落ちないゴミもある。かといって丸洗いしたくてもカップが取り外せないのが少々面倒と感じた。

 

メカメカしい本体が好みで、パワフルにガンガン掃除したいから多少重くてもいいという人に最適

良くも悪くもアメリカンなテイストの『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』。国産の軽量タイプのスティッククリーナーと比べること自体がおかしいのかもしれない。ライバルはコード付き掃除機。そう、そこらへんはダイソンのコードレスとコンセプトは同じなのだと思う。

 

 

ちょっとくらい小汗をかいてもいいから、しっかりコード付き掃除機並みにしっかり掃除したいという人に向いているのがこの『Shark EVOFLEX S20 充電式コードレスクリーナー』だ。

 

 

入手はShark公式オンラインストアで可能。

【スペック】
サイズ/重量:幅239mm×高さ1090mm×奥行132mm/重量3.33 kg
カラー:ブラック× オリーブグリーン
パッケージ内容:EVOFLEXコードレススティッククリーナー / リチウムイオンバッテリー×2 / リチウムイオンバッテリー充電用ドック / 布団ツール / 抗アレルゲンホコリ取り用ブラシ / ロング(45cm)フレキシブル隙間ノズル / リチウムイオンバッテリー充電器
保証期間:3年(メーカー保証2年+公式オンラインストア保証1年)※リチウムイオンバッテリーは保証対象外

 

公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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