日本最古の種麹メーカーとのコラボ甘酒ってどんなもの? 古町糀製造所『復活糀』をおためししてみた

 

12月に入り、巷でお正月の話題が多くなってきた。普段あまり甘酒を飲まない人でも、お正月は甘酒を飲むという人も多いのではないだろうか。最近ではその栄養価の高さから飲む点滴として注目されており、様々な種類の商品が販売されている甘酒。

今回は数ある甘酒の中から、室町時代より糀を作り続け日本最古のコウジ菌を培養している老舗企業、株式会社糀屋三左衛門とコラボレーションしたという古町糀製造所の甘酒『復活糀』とはいったいどんなものなのかお試ししてみた!

 

『復活糀』(500ml瓶・税込1,080円・2018年11月23日発売)を販売している株式会社和僑商店 古町糀製造所(新潟県新潟市)は、銀座でおむすび店「銀座十石」から運営をスタート。日々、素材選定をしていく中で出会ったのが”糀”のすばらしさだったという。

※ラインナップの一部です

その後、糀のすばらしさを世に広めるべく、2009年に日本初の糀ドリンク専門店となる古町糀製造所をスタート。モンブランや柚子などなじみやすい味とデザインで「糀ドリンク」という新たなジャンルを生み出し、現在の甘酒ブームの立役者となったメーカーなのだ。古町糀製造所の甘酒に対する想い。古来から日本で飲まれてきた甘酒を楽しむ文化、糀を親しむ文化を継承していきたいという強い信念が経営の土台となっている。

 

日本最古のコウジ菌を使った甘酒、今だけ楽しめる特別生産品

そもそも糀とは、蒸した米や大豆などにコウジ菌を繁殖させたもの。現代のコウジ菌はしっかりと温度管理された状態で活動しているが、『復活糀』で使用されている糀屋三左衛門の麹菌は、昔の温度管理や衛生面が整っていない過酷な状況の中で吟醸酒などを作るために使われていたんだそう。そのため、環境の整った現代の酒造りでは特徴が強く出過ぎるため長らく使用されていなかったという。

その荒々しいコウジ菌が甘酒となるとどのような味となるのか、普通の糀とどう違うのか、大いなる挑戦が生み出した全く新しい糀ドリンクなのである。

では、商品を見てみよう。ボトルは、すらりとした細い瓶にお米を模したステッカー。甘酒とは思えない洗練された佇まいに心奪われる。

白いステッカーに甘酒そのものの優しい色合いが映えるデザイン

裏面の原材料をチェックすると、国産のお米と米糀のみで造られているのが分かる。

甘酒には、酒粕に砂糖を加えたものと、米と米糀のみで甘さを出すものがあり、米糀でつくる甘酒はノンアルコールなので家族全員で飲めるのも嬉しい。

さっそく甘酒に合いそうな風合いのある器に入れ、雰囲気とともに口に含んでみる。

まず、最初に感じるのは舌にのせるととろけるような、さらっとしたとろみ。その後、鼻に抜けるほのかな甘み。癖がなくまろやかで、甘酒は少し癖があるという先入観を払拭する飲みごこちだ。

黒いお皿に出してみるとこんな感じ。

糀の甘酒に含まれるビタミンBには血行と代謝を促進する働きがあり、豊富な食物繊維とオリゴ糖は腸内環境を整える働きがある。また、人間の体内では合成できない必須アミノ酸も全て含んでいるので、美肌を保ったり、免疫力を上げたり、特に冬の健康管理の強い味方となってくれる。

 

さらっとして飲みやすいので、温めても飲んでも、冷やして飲んでも美味しく頂ける。ちょっとアレンジして、牛乳やヨーグルトに混ぜるのもおすすめ。

今年の冬は、最古の種麹メーカー「糀屋三左衛門」とのコラボで実現した、いにしえのコウジ菌を使用した『復活糀』化や歴史とともに甘酒を味わってみてはいかがだろうか。

購入は店舗(新潟市古町本店、新潟市蔵座敷店)、またはオンラインショップにて。

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記者

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森脇 陽子

子どもの頃からずっと新しいものが大好き。いろいろ趣味を楽しみながら、仕事、子育て、家事に奔走するワーキングマザー。埼玉県在住。

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photo by 尹 哲郎/森脇 陽子

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