かつおダシに塩こんぶ、旨味の予感しかない『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば/だし醤油焼うどん』を食べてみた!

うまみは英語圏で通じる日本の文化

 

「おまめさん」「純とろ」「塩こんぶ」などのご飯の親友メーカーとしておなじみのフジッコ。今回はエースコックとコラボして、焼きそば&焼うどんを生み出した。もうおいしい予感しかない『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば/だし醤油焼うどん』を食べてみた。

 

何にでも旨味を追加する魔法のふりかけ役としてもおなじみの「塩こんぶ」だから間違いない美味さに!

昨年末に「ふじっ子 純とろとろろ昆布うどん/とろろ昆布そば」でコラボしていたフジッコ×エースコック。その第2弾となるのがエースコック『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば/だし醤油焼うどん』(82gうち麺70g/81gうち麺70g・希望小売価格 税抜180円・2018年7月30日発売)だ。

 

エースコックの焼きそば方面は、近年新感覚タイプの「モッチッチ」、「JANJAN」などがあるが、実は王道としては「スーパーカップ 大盛りいか焼そば」という不朽の名作がある。なので「ペヤング」や「U.F.O.」くらいしか思いつかない人でも安心してほしい。

かやく(具材)として入っている塩こんぶ

 

一方フジッコの「塩こんぶ」は北海道産昆布100%でおなじみ。そして、こんぶといえばグルタミン酸=旨味成分の宝庫。かつお節といえばこれまたイノシン酸=旨味成分の宝庫。その組み合わせはまさに旨味の嵐になることは予想できる。どちらも湯切りして食べる“カップ焼きそば”タイプ。ところが実際に『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば/だし醤油焼うどん』を食べてみると、全く違う方向から攻めてくるタイプだった。そもそも蒸らし時間が違うのに注意したい。

 

 

『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば』

こちらの蒸らし時間は3分。細めの油揚げ麺を蒸らしたあと、塩ダレとともに後入れかやくの短くカットされた塩昆布、紅しょうが入り揚げ玉、ごまを加えて食べる。

後入れの塩ダレを入れてみると、いきなり目立つガーリック風味。コショー感も際立って、ごま油の香りとともに、和風というより中華系の香りとなる。かつおダシではあるけれど、ラーメン系のフィーリング。

後入れで入ってくる塩こんぶは、旨味よりも何よりも楽しい。紅ショウガとともに何やらお祭り気分を感じてしまった。塩焼きそばは、普段から中華料理店などで食べつけている人なら気にいるはず。ソース味ばかり食べすぎて飽きてきた人のための変わり種としても。

しかもこの酷暑の季節、スープがないのはありがたい。さらに水分を同時にとればこんぶの塩気で熱中症対策にもなると思う。真夏のビーチで食べるのに適しているタイプである。

 

 

『ふじっ子 塩こんぶ使用 だし醤油焼うどん』

『ふじっ子 塩こんぶ使用 塩焼そば』を食べた時に感じた一抹の寂しさ。それはこんぶイメージの和風感を求めていたのだと思う。なのでこの『ふじっ子 塩こんぶ使用 だし醤油焼うどん』を食べたら、一気に寂しさが吹き飛んだ。

湯入れ5分。蒸らされるのはたたまれたいわゆるカップうどんの王道麺。後入れかやくは塩昆布、ごま、卵とシンプルなものだが、後入れダレが素晴らしい。かつおダシのだし醤油ダレは、醤油で育った日本人のDNAを見事に貫く。

もちろんカップ焼きそば同様、焼いている形跡はなく、蒸らしうどんなのだけれど、隠し味の酢とともにかつおダシとこんぶダシと醤油が合体されたら、もう「うまい!」と叫ぶしかない。これはリピートしたくなるほどの、和風焼きうどんの理想形だと思った。

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

 

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック