【ギフト対応】珈琲通もスイーツ好きもうならせる『氷温熟成珈琲ゼリー』なら、贈った相手は喜ぶ一方なのか!?

自分用も購入しないと後悔する!?

大正9年創業の日本のコーヒーブームとともに歩んできた、焙煎強めの本格コーヒーメーカー・キーコーヒーが夏の風物詩として毎夏リリースしている『氷温熟成珈琲ゼリー』が美味しいらしい。とはいえ所詮コーヒーゼリー。虎の威を借る狐じゃないが、コーヒーの美味しさにおんぶに抱っこなのではないかと疑いつつ、食べてみる。

とろーりとしたテクスチャーがゼリーよりもコーヒーサイドにぐんと近寄る不思議で特別な美味しさ

コーヒー好きとしては、コーヒーの派生品としか思えないコーヒーゼリー。どんなにこだわってもやはり、コーヒーをこんな風にして変化をつけてみました感がにじみ出て、喫茶店でもコーヒーとコーヒーゼリーを頼むのも重複するし、どちらかを選ぶとしたらやはりコーヒー優先なので、そんなに食べる機会は多くない。

重厚感…

そこまで美味しさに感激した経験もほぼないので、どうしても二の次の存在のイメージだった。キーコーヒー『氷温熟成珈琲ゼリー』(90g×6個・希望小売価格 税込3,045円※送料込・2018年2018年8月末まで販売)は、そんなコーヒーゼリーの限界に挑戦した特別な一品。何しろ注文を受けてからパティシエがひとつずつ手作りしているというのだ。通販専売品とはいえ、かなり力が入っている。

コーヒーにミルク必須な人のためのポーション入り

豪華な化粧箱は、やはり贈答品前提ならでは。贈り物としては、その重量感とともに文句ない。一箱に詰め込まれているのは、『氷温熟成珈琲ゼリー』が6個と、クリーミーポーション 生クリーム仕立て(4.5ml×15個)。

割り算すると、これ1個で500円超え

もちろん冷蔵庫でしっかり冷やしてから食べる。容器はガラス。それも一癖あるフォルムで高級感がある。ふたを開けると、自家焙煎珈琲店のような香ばしくも苦味も感じる絶妙なコーヒーアロマが鼻先で花開く。

まずはミルクを入れずに食べたい

まずはポーションを入れずにそのままスプーンを差し込んでみる。ふるふるふる。ものすごい勢いでコーヒーカラーの表面が震える。コーヒーゼリーとはいうものの、これは半固形タイプ。しっかり固まっているのではなく、コーヒーの中に果てしなく柔らかいジェルの塊が浮かんでいる感覚。

今にもコーヒーに戻りそうな柔らかさ

つるっと食べると、実にコーヒー。申し訳程度の甘みがまた絶妙。さらにポーションを入れると、完全に混ざりきらないゼリー部分としっかり混ざるコーヒー液がコントラストを醸し出し、もはやコーヒー専門店レベル。これは何とも新感覚の美味しさだ。

つるるとのどへと滑り落ちる柔らかゼリーがコーヒーの香りを残し、ポーションの力でまったりさを加えたコーヒー液が口いっぱいにコーヒーを感じさせてくれる。ゼリーの柔らかさは、わらび餅を超えるソフトさで、衝撃を与えればコーヒーに戻ってしまいそうな、実に儚いゼリー感。

コーヒーゼリーはコーヒーのライバルではないと思っていたが、これは違う。今日はコーヒーの代わりにこれで、という気持ちになることのできるコーヒー感と、プラスアルファの食感が実に見事な傑作だ。

これぞ究極のコーヒーゼリーと言いたくなる

なかなかに弱点が見つからない。ただ日常的に食べるとなると1個につき500円超えは贅沢すぎる。スイーツ好きというよりも、コーヒー好きの人の方がその点でも適しているか。しっかり苦味もあるので。

と、食べ終わった容器をよく見ると緑がかっているではないか。蓋もマットなシルバーなので、シールを剥がしてみたら、容器としても目にうれしい美しさに驚いてしまった。何かしらを入れて飾りたい。

 

 

入手はKEY COFFEE 通販倶楽部でのみ可能。8月末までの期間限定。注文があってから3日間程度の時間をかけて制作、発送されるとのこと。

 

公式サイトはこちら

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック