サッポロビール『ヱビス 華みやび』リニューアル! これまでのヱビスシリーズとの違いを飲み比べてチェックした!

たっぷり飲んで検証しました!

根強い人気を誇るサッポロビール『ヱビスビール』は、100年以上の歴史を持つビールの定番商品。そんなヱビスの歴史で初めて、上面酵母を採用した『ヱビス 華みやび』が発売されたのが昨春のこと。そして発売から1年、このほどリニューアルされて全国発売されたと聞き、さっそく入手。リニューアル前の「ヱビス 華みやび」「ヱビスビール」と飲み比べて、何が変わったのかチェックしてみた。はたして、新「ヱビス 華みやび」は美味しくなったのか?

深キョンをイメージキャラに起用し、若い女性にアピール!

ビールテイスト飲料やRTDなどは高アルコール路線が盛り上がっており、安くて早く酔える方向に進んでいる。これに対し、ビールは高級路線と女性をターゲットにした飲みやすく、本格志向に向けた商品を市場に投入しているようだ。

 

サッポロビール(東京都渋谷区)から販売されている「ヱビスビール」も、麦芽100%にこだわり続けて100年以上の歴史を持つプレミアムなビール飲料。近年はラインナップを拡充し、「ヱビス マイスター 匠の逸品」「琥珀ヱビス」「ヱビス プレミアム ブラック」など、異なる性格の商品を開発し、発売している。そして、中でも異質な性格を持つのが昨春に発売された『ヱビス 華みやび』だ。長いヱビスビースの歴史の中で初となるホワイトビール(白ビール※小麦を使用した明るい色のビール)で、上面酵母を採用したエールビールとして注目を集めた。

 

発売から1年が経ち、仕込み方法を見直して、さらに香りと味わいを引き出すことに成功した新『ヱビス 華みやび』(350ml缶/500ml缶・実勢価格 税込260円/税込335円・2018年2月20日発売)は、従来のエビスビールがターゲットにしている層とは異なる若い女性にアピールしている。それが端的に現れているのがテレビCMだろう。

深田恭子が実にかわいい。

 

かつてHIVに感染したJKを好演したドラマ「神様、もう少しだけ」で世の男性ファンをぐっと掴んだ“深キョン”も、年を経て若い女性の憧れの的というポジションになっている。このテレビCMでは、自然体の深キョンがリラックスした格好で「ヱビス 華みやび」を飲むという、OLなどの働く女性に訴求するイメージを演出している。

 

それでは、新しくなった「ヱビス 華みやび」は、これまでの同商品、そしてノーマルの「エビスビール」と、どう違うのか? 本当に美味しくなったのか? ビールをこよなく愛する記者の厳しいジャッジをクリアできるのか、いざ実飲!!

左から旧「ヱビス 華みやび」、新「ヱビス 華みやび」、「ヱビスビール」

まずは見た目の比較から。「ヱビスビール」がもっとも麦芽の色が濃く、次いで旧「ヱビス 華みやび」。リニューアルした新「ヱビス 華みやび」がもっとも薄くなっている。ただ、この麦芽の色の濃淡が、味にどのような影響を与えるのか判断することは難しい。あくまで「ああ、違うんだな」という感想が一般的じゃないかと思う。

左から旧「ヱビス 華みやび」、新「ヱビス 華みやび」、「ヱビスビール」。見分け方は製品名の下のキャッチコピー。旧製品が「華やかな香りとコク クリスタルなホワイトビール」で新製品は「フルーティーでやわらかなコクのホワイトビール」

次にパッケージのデザインをチェック。ノーマルの「ヱビスビール」は、まあ見慣れたド定番のパッケージなので置いておくとして、新旧の「ヱビス 華みやび」はパッと見では区別がつかないかもしれない。しかし、よく見るとリニューアルされた新「ヱビス 華みやび」は光沢感が増し、地色のパールホワイトが明るくなった印象。そして、手で持つとマット感が加わっており、高級さが増したという印象を受けた。まあ、簡単に言うと「ザラッ」とした手触りの缶になったということだ。

 

新旧飲み比べ対決!

成分に関してはアルコール分5.5%、100mlあたりのエネルギーが47Kcalというのは新旧の「ヱビス 華みやび」共通につき割愛するが、ノーマルの「ヱビスビール」がアルコール分5%、エネルギー42Kcalなので、むしろアップしていることに少し驚いた。若い女性がターゲット……だよね?

まずは旧「ヱビス 華みやび」をグラスに注いでみる

それでは、いよいよ新旧の「ヱビス 華みやび」を実際に飲んで味比べしてみよう。いちおう、ノーマルの「ヱビスビール」も飲んでみるが、これは記者が単に飲みたいだけなので参考までに(笑)。

 

まずは旧「ヱビス 華みやび」から。ぶっちゃけ、これも記者は初めて飲むのだが、ヱビスらしい……とはあまり言えないかな。印象としては地ビールのようなクセの強い味だと感じた。

 

次に新「ヱビス 華みやび」を飲んでみると…

次に、リニューアルされた新「ヱビス 華みやび」を飲んでみる。

リニューアル前の商品に比べ、地ビール臭さがだいぶ解消されている。それでいてフルーティーな香り、口に広がる味わいは健在。アルコール度数のわりに飲みやすく、若い女性が好みそうなイメージのビールに仕上がっている。

ついでにノーマルヱビスも飲む!

最後に「ヱビスビール」を飲むと、実家のような安心感

「別に飲まなくてもわかるだろ!」

という声は無視して、ノーマルの「ヱビスビール」を飲んでしまおう。うん、実家にいるような安心感で、母親よりも見た顔のパッケージデザイン。記者は、その昔「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていた「美味しんぼ」という漫画を読み、登場人物の山岡士郎が「ヱビスビールこそ本格派のビールだ」という刷り込みを受けているので、この舌の上にガツンと来る稲妻のような苦味、それでいて爽やかな後味が大好きなのだ。小麦を使用するか否か、上面発酵かどうかでここまで味が変わるのは不思議だ。

 

地ビール臭さも抜け、やわらかなコクと華やかさ。きっと女性好みなのだろう…

新しくなった「ヱビス 華みやび」は、これまでの地ビールっぽい風味を抑え、より華やかでフルーティーなコクと味わいのビールに仕上がっていると思う。もちろん、この商品単体で味わってみれば高級感ある美味しいビールなのは間違いない。ただ、古いタイプの人間である記者にとっては、これが本当に「ヱビス」なのかというと、ちょっと違和感を持ってしまう。特にヱビスビールに関してはこだわりを持っているだけに、やはり定番のノーマル「ヱビスビール」が至高だなあという結論になる。あ、至高はライバル・海原雄山のセリフだった。「究極」ね(笑)。

 

ただ、若い女性はこういう記者みたいなオールドタイプの言うことなど気にせず、純粋に美味しくビールを楽しむことを考えれば「ヱビス 華みやび」は選択肢としてベストではないだろうか。麦芽100%の「ちゃんとした」ビールという意味では、この「ヱビス 華みやび」も当てはまるのだから。

 

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

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記者

タック二階堂

タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である雑誌編集の傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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