ローソクの老舗カメヤマが放つ“本気”の『助六寿司キャンドル ガリ付』& オススメ変わり種ローソク5選!

 

とても美味しそうな助六寿司……って、え? なんで火がついてるの? と思った人も多いだろう。実は、これは“ローソク”のカメヤマから新発売された『助六寿司キャンドル ガリ付』なのだ。写真のテクニックで本物みたいに見えるのではない。このキャンドルが精密に助六寿司を再現しているのだ。カメヤマはこうした年間約47万個以上を売り上げる人気商品「好物シリーズ」の他にも“リアルガチ”な変わり種ローソクを販売しているので、セレクト紹介してみたい!

供養のためのローソク「好物シリーズ」だが、それだけじゃもったいないクオリティ!

昔、住宅には仏間、仏壇があった。もちろん、今でもある家は多いが、近年の核家族化や集合住宅の増加などで、自宅に仏間はおろか、仏壇すらないといった家庭も多い。しかし、ご先祖様の供養は自分のアイデンティティに感謝する儀式ではないだろうか。分かりやすく言えば、いま自分がいるのはご先祖様が過去に存在したからだという考え方だ。

 

しかし、残念ながら若者の“供養離れ”が加速している。そんなご時勢で、若者に手を合わせることへの興味をもたせるきっかけとなれば、との思いで1927年創業・国内トップシェアを誇る神仏用ローソクメーカー・カメヤマ株式会社(大阪市北区)は「好物シリーズ(ローソク・線香)」を販売している。その新たなラインナップとして、『助六寿司キャンドル ガリ付』(W108×L108×H40mm・希望小売価格 税抜680円・発売中)が加わった。

この「助六寿司キャンドル」は、太巻きといなり寿司、ガリがセットになっている。太巻きの具は卵焼きとキュウリ、かんぴょう、しいたけ、桜でんぶ。これが実に精巧に作られていて、米の粒感など本物と見間違うほど。それもそのはず。メーカーでは、本物の太巻き寿司から型を取り、ご飯や具の色の再現にもこだわったという。いなり寿司の油揚げの質感もリアルだが、なんと火を灯すとローソクが溶けるわけだが、徐々にいなり寿司の中から白米が出てくるという面白い仕掛けが施されているのだ。

 

 

もはや、ここまでリアルだとカメヤマが趣味で作っているのではないかという気もしてくるが、それだけ新しい供養の形にこだわっているのだろう。こんな「助六寿司キャンドル」をお供えしてくれるなら、故人も草葉の陰で喜ぶに違いない。そして、供養だけでなく、インテリアとしても使えそうだ。誕生日祝いに花ならぬ“光”を添えるキャンドルだ。

 

 

そして、カメヤマのローソクには「好物シリーズ」はじめ、他にも面白いラインナップが販売されているので、編集部セレクションベスト5を紹介していこう!

 

第1位●スイーツキャンドル プリンアラモード(好物シリーズ)

希望小売価格 税抜680円。甘い香り付き。

懐かしの“純喫茶”で提供されていたプリンアラモードをキャンドルにした商品。キウイやみかん、いちごの質感もさることながら、プリンのカラメルや添えられている生クリームなど、ローソクだと分かっていても、甘味好きの記者は食べてしまいたくなるぐらい精巧にできている。なお、火を灯すと甘い香りが漂う仕組み。

 

 

第2位●らーめん横丁キャンドル(好物シリーズ)

希望小売価格 税抜680円

屋台のラーメンを思わせるキャンドル。さすがにサイズが、どんぶりの直径7cmほどなので本物と間違うことはないが、スープなどの質感は実にリアル。ラーメンが好物だった故人も、こんな供養なら満足してくれるはず。

 

 

第3位●ホットコーヒー(好物シリーズ)

希望小売価格 税抜680円。燃焼時間約9時間でコーヒーの香り付き。

見てのとおりコーヒーなわけだが、これに関しては供養向けというより、喫茶店のテーブルで灯しておいたほうが似合うのではないかと思う。もちろん、生前にコーヒー好きだった故人の仏壇にもオススメなのは言うまでもない。

 

 

第4位●黒缶キャンドル(ペット供養)

希望小売価格 税抜680円で燃焼時間約11時間。

 

こちらは好物シリーズではなく、「ペット供養」シリーズ。供養したいのは人間だけではない。愛するペットが亡くなるのは悲しいし、いつまでも忘れないように供養したいに決まっている。亡くなった愛猫の写真を飾り、そのお供えとして、こんな「黒缶キャンドル」を灯せば、喜んでくれるよね、たぶん(笑)。「マグロの白身のせ風」というこだわりも笑ってしまう。見ているだけでも楽しくなってくる。

 

 

第5位●ルミナラピラー 3×4(LEDローソク)

 

希望小売価格 税抜4,000円。写真は 「ルミナラピラー 3×4」(LEDローソク)。

 

実用性ではピカイチなのが「ルミナラピラー 3×4」。仏壇にローソクを灯して供養するのは、良い心がけではあるが、火の消し忘れで火事を起こしてしまっては元も子もない。だったら、火を使わないLEDローソクにすれば良い。

 

 

電球やLEDを利用したキャンドルはこれまでも売られていたが、カメヤマのこだわりはひと味違う。ローソクの炎の“ゆらぎ”を忠実に再現したLEDキャンドル「ルミナラピラー」は、ぱっと見は本物のローソクにしか思えない出来。シンプルなデザインなので、仏壇はもちろんリビングや寝室においても違和感がない。インテリアグッズとしても重宝しそうなLEDキャンドルは、サイズもさまざまなラインナップなので、公式サイトを見てみよう。贈り物としても喜ばれそうだ。

 

 

大阪という土地柄なのか、フェイクグッズの品質が非常に高い!

カメヤマの本社は大阪だが、大阪というと某カニ料理店の看板とか、ふぐのちょうちんのオブジェなど、いわゆるフェイクグッズのリアルさが印象的な街だ。そういう土地柄もあるのか、妥協をしない精巧な作りは衝撃的だ。単なる神仏用のローソクに留まらない品質は、インテリアにも活用できるレベル。お好みの特別なローソクをゲットしてみてはどうだろう。

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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photo by 尹 哲郎

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