うっかり食べられちゃう悲劇を回避する『DO NOT EAT』は気配を消して保冷剤に偽装するブラモン・アイス!

この中のどれがアイスなのでしょう?

 

食べようと思って楽しみにとっておいた冷凍庫のアイスを、食べられてしまっていた時の衝撃。肉親同士でも夫婦でも、そこに凶暴な怒りが噴き出すのはよくあること。そんな悲劇を未然に防ぐのが、保冷剤に擬態したアイス『DO NOT EAT』。中身は何と九州地方のソウルアイス「ブラックモンブラン」なのでした。

「食べたでしょ、私のアイス!?」という悲劇を防ぐため、そうは簡単に見つからない3/4偽装を実現した『DO NOT EAT』。ウィークポイントはお店でも見つからないことだけ!?

 

食べようと思っていたアイスがないと、絶望的な気持ちになる。そんな悲劇を生まないためにと竹下製菓株式会社(佐賀県小城市)が生み出したのが、『DO NOT EAT』(109ml・実勢価格 税抜約100円・2017年9月22日限定発売)。よく保冷剤に書いてある”DO NOT EAT(食べられません)”を商品名にしてしまった製品。

確かにこれは見つからない。実物を冷凍庫に入れると、何食わぬ顔で保冷剤フェイス。これを食べようと思うのは、その正体を知る者のみだろう。しかし食べた後のゴミなども見つからないようにしておかないと、次回からはバレバレになるので注意を。ダイエット中を家族に宣言したのにも関わらずアイスを食べようという不届き者の隠密作戦にも有効だ。

裏返すとブラモン。これで本当に保冷剤だったらそれはそれでショックだけどね。

 

中身がまたすごい。これは九州地方の人ならソウルフードならぬソウルアイスとして知られる誕生48周年を迎えたロングセラーアイス「ブラックモンブラン」なのである。とはいえ最近ではドン・キホーテ店舗でも販売されていることも多いので、それ以外の地区の人間でも見たことがあるかもしれない。

ネーミングの元は、当時の会長がモンブランの雪で真っ白な山並みを見て、これにチョコをかけて食べたらうまいだろうな、というところから付けられたのだそうで。ほ、ほう…。

 

ミルキーな白いアイスミルクをザクザクのシリアル食感のチョコレートでコーティングした一品は、まさに王道。これをまずいという人はまず、いないんじゃないだろうか。

とはいえ完全に擬態してしまったら、商品として誰にも気付かれなくなる。そこで1/4だけ、ブラモンのオリジナルパッケージが裏面にプリントされている。ここに気付かないと、誰にとっても保冷剤のまま、一生を終えてしまうというわけだ。

想像よりもさらにザクザク。

 

弱点といえば店頭保冷庫の中でもパッケージ部分が見えるように陳列してもらわないと、保冷剤だと思われてスルーされてしまうこと。あと起こり得る最大の悲劇といえば、本当に保冷剤として実際に外出時などに使われてしまうこと。それ以外は驚きとお楽しみが詰まったエンターテイメント性の高いアイスである。

入手は一部店舗を除くドン・キホーテ各店及び公式ショッピングサイトにて。通販では31本セットを税抜4,700円で販売しているので、夢の大人買いが可能だ。九州出身者ならたまらなく魅力的なのでは?

ちなみにタイアップとして、木村カエラを生んだテレビ神奈川系音楽番組「saku saku」の5代目MC・トミタ栞 が『わたしのアイス食べたでしょう?』をリリースしているのでそちらも気になる人はどうぞ。

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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photo by 尹 哲郎

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