ママ記者が抱っこひもを検証!エルゴ最新型『ADAPT(アダプト)クールエア』編〜疲れない&見た目以上に涼しい!〜

世界中のママたちに支持される実力派!

 

抱っこひもブランドで圧倒的人気を誇る『Ergobaby(エルゴベビー)』。昨年おためし新商品ナビでは全モデルを検証したが、2017年の最新モデルとして新生児〜4歳まで幅広く対応して人気なのが「ADAPT」。その中でメッシュ素材採用で通気性に着目したのが『ADAPT(アダプト)クールエア』。世界中のママたちに支持されるその実力を、ママ記者が実際に使って体感してみた!

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いまや一番人気の抱っこひもブランド、通称「エルゴ」

株式会社ダッドウェイ(日本正規総代理店)が輸入販売するErgobaby『ADAPT(アダプト)』(希望小売価格 税抜22,000円〜・2016年5月発売)は、世界50カ国以上で販売されているエルゴベビーブランド(通称:エルゴ)の最新モデル。

2003年にハワイ・マウイ島で誕生したこのブランドは、日本の抱っこひもにおいても圧倒的人気を誇っていて、グッドデザイン賞、たまひよ赤ちゃんグッズ大賞、マザーズセレクション大賞など数々の賞を受賞。今年3月には世界初のエルゴベビーストアが東京・二子玉川ライズ S.C.内にオープンした。

 

最新モデル『ADAPT(アダプト)』は、ADAPT=適合する、順応するという意味の通り、新生児から赤ちゃんの成長に合わせて形を変えられることが特長。新生児対応のオプションは不要で4歳頃まで使える。エルゴならではの立体設計が、赤ちゃんの自然な”すわり”姿勢を支えつつ、赤ちゃんの荷重をバランスよく分散することでママの負担を軽減してくれるという。

昨年おためし新商品ナビではエルゴの主要4モデルをすべて検証したが、2017年は最新の『ADAPT(アダプト)』にメッシュ素材のバリエーションが登場したので、今回あらためて検証する。メッシュ素材は抱っこひも全体の流行で、各社からメッシュ・モデルが続々登場している。赤ちゃんの体温は高いから、従来の綿やポリエステル素材だと暑くなりすぎる。冬場も室内は暖かく、外では寒さ対策もとれるのでメッシュで冷えすぎる懸念はほとんどない。さらに洗濯してもすぐ乾くのもポイント。

今回も、撮影には新生児サイズの人形「リサ」を使用。

 

なお記者は「ベビービョルン」や「グランモッコ」も検証したので、どの抱っこひもを買おうか迷っている方は、ぜひ合わせてお読みいただきたい!

 

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Ergobaby『ADAPT(アダプト)クールエア』でおでかけ!

まずErgobaby『ADAPT クールエア』の製品スペックを簡単にまとめると、耐荷重は3.2kg~20kgまで。

抱き方別のおすすめ月齢は、対面抱きなら乳児期0カ月(体重3.2kg)から24カ月まで(12.2kgまで)、腰抱きなら6カ月から24カ月まで(12.2kgまで)、おんぶなら6カ月から48カ月まで(20kgまで)と設定されている。抱き方別の耐荷重はベビービョルンやアップリカ、グランモッコなど他の抱っこひもと比較してもほぼ同じだが、最大20kgまでという耐荷重はダントツだ。装着者のウエストサイズは132cmまで。がっちり系でもメタボ体型でも、厚着をする冬場でもラクに装着できるウエストサイズだ。

 

カラーは4種類で、ブラック、パールグレー、ディープブルーと日本限定色のローデンがある。ポリエステル100%で全体的に生地は厚め。型崩れしにくい重厚感があり、さらにこの『クールエア』はフロント部分とサイドがメッシュ生地になっているので通気性も良く蒸れにくくなっている。

 

実際に『ADAPT クールエア』を装着し、身長74cm・体重8.5kgの娘と一緒にお出かけしてみた。この『ADAPT』シリーズのウエストベルトには「腰サポート」が付属していて、腰全体に赤ちゃんの荷重を分散させることで負担が軽減されるという。

分厚くて、幅広の腰サポート。

 

しかも赤ちゃんの体型に合わせるサイズ調整は、赤ちゃんの月齢にあわせて目安の位置が色分けして刺繍してあるからわかりやすい! 赤色は赤ちゃんの身長50.8cm以上・3カ月頃まで、黄色は赤ちゃんの身長61cm以上・3~9カ月頃、水色は赤ちゃんの身長71cm以上・9カ月~4歳頃までとなっている。

 

 

やっぱりエルゴは、腰と肩がラクチンすぎる!

この“幅”が、重さを分散してくれる印象!!

 

腰サポートがあるおかげで腰の部分にしっかりと厚みがあり、確かに娘の体重が分散されているようだ。ベルト自体がしっかりと腰回りを包み込んでくれるので、前も後ろも、バランスよく負荷がかかっている。年に一度はぎっくり腰になるほど腰痛持ちの記者としては、腰への負担の少なさを実感でき、娘がいつもより軽くなった感覚さえ抱いてしまう。立ち止まっているとき、歩いているとき、どんな姿勢でも肩や腰への荷重がバランスよく、腰にベルトが食い込まないのもいい。

しかも、赤ちゃんがより自然な開脚姿勢になるように設計されたシート設計のおかげで、娘にかかる負担も少ないようだ。しっかり包まれているのに手が自由に動かせる。窮屈感が少ないせいか、上機嫌だった。

 

 

また肩ストラップでもラクさを実感。エルゴの抱っこひもの肩ストラップは他ブランドと比べて圧倒的に厚みがあり、幅も広くなっている。娘が手脚をバタバタしても肩に食い込んだりしないので、肩こりや首こりへの影響も少なめ。

対面抱きのときはクロス装着もできる。ストレートに掛けるよりも、クロスに掛ける方が重さを感じにくかったのでおすすめだ。ただ、赤ちゃんの顔に肩ストラップが密着する位置なので、よだれカバーは必須。他のブランドよりも赤ちゃんを包み込む設計で、顔まわりに肩ストラップがくるようで、よだれカバーをつけないと一瞬でベタベタにされてしまう。

ところで、抱っこひもを使っているときに気になるのが、赤ちゃんが寝てしまったときの頭のぐらつき。『ADAPT』にはクッション入りの「ヘッド&ネックサポート」がついているので、サポートを立ちあげて頭をおさえることもできる。娘がぐっすり寝てしまっても頭がフィットしておさまりが良く、ぐらつきもない。自分が座っていても、立っていても娘の頭はしっかりと支えられているのが安心だ。左右に振れた頭を手で支えるなんてことは、もう、しなくていいのだ!

 

 

意外なほど涼しいメッシュ素材! 日よけフード付きも魅力的

実際に使ってみて意外だったのが、見た目の印象よりもずっと風通しが良く涼しいこと。「生地に厚みがあるのになぜ?」と不思議なくらいで、メッシュ生地のすごさにびっくり。記者が同時期に検証した「ベビービョルン」と比べると涼しさでは同じくらいだが、綿100%の「グランモッコ」と比べると格段に涼しかった。

一方、ベビービョルンやグランモッコにはない「スリーピングフード(日よけ)」があるのも『ADAPT クールエア』の魅力。帽子をかぶせずに済むので夏は特に便利だし、寝てしまったときに明るい光で起きてしまうのを防ぐためにもフードは欲しい。ただ、生地が薄めなので一度収納するとシワが目立って感じてしまうのが少々残念。

おなじ付属フードでもアップリカの場合はポケットへフードが収納できない構造ではあるが、もっと厚みのある布だからシワとは無縁、しかもどのモデルも色や柄が入りデザインがかわいい。全体的にしっかりとした厚みのある生地の『ADAPT クールエア』なのだが、普段ポケットにフードを収納することになるので目立たないとはいえ、デザイン面はちょっと物足りない印象。

 

 

まとめ:高いだけある!使えば納得。選ばれる理由がわかる!

エルゴベビーは他ブランドと比較するとどのモデルもお値段やや高めで、『ADAPT クールエア』の場合は税抜25,000円となかなか勇気のいる値段ではある。が、肩や腰への負担の違いはものすごく実感できたし、娘の姿勢がとても自然な体勢でラクそうだと思ったので価格だけの価値はある。

しかし、150cm前後の小さめママにはちょっと見た目がゴツすぎるという意見もあり、154cmの記者が実際に装着してみた印象では、見た目もすっきりして体全体にフィットするのはベビービョルンかな、とも思えた。

 

とはいえ、出産前は腰痛がなかった人も産後に腰痛になったり、肩こりや首こりに悩まされたり、毎日の抱っこが原因でぎっくり腰になる人も多いので、『ADAPT クールエア』のラクさはやはり大きな魅力。一度使ったらもう変えられない、価格以上の価値がある!

 

ダッドウェイ(日本正規総代理店)が輸入販売するErgobaby『ADAPT クールエア』は、本体と落下防止用ベビーウエストベルト付き。Amazonなどのネットショップや、全国の量販店やベビー用品店、またはダッドウェイのショッピングサイトなどで幅広く販売中。

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

椿 景子

30代女性。年間1000点以上の菓子・ドリンク類を試食するスペシャリスト。兵庫県出身、マンション暮らし。

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photo by 尹 哲郎

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