そんなに糖質が気になるのなら『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ/担々豆腐スープ』。開き直りなのか!?

ラーメンは麺こそ命だと思っていたが…。

 

糖質制限ダイエットが蔓延している世の中。寿司屋でシャリを残すことから社会現象にもなった。そしてラーメンの糖質アップを担っているのが炭水化物でできた麺。『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ/担々豆腐スープ』はまさに逆転の発想。でも、これはアリなのか!?

糖質たっぷりの中華麺の代わりに豆腐を採用した限りなくスープに近い麺なしラーメンという提案

 

汁なしラーメンとは根本的に違う麺なしラーメン。ただ最近では「蒙古タンメン中本」や「ラーメン二郎」もメニューに加えているし、「博多一風堂」に至っては今回の商品と同じ豆腐置き換えも行なっていることで話題となった。

そんな中、日清食品『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ/担々豆腐スープ』(24g/22g・希望小売価格 税抜170円・2017年8月21日発売)を世に出した。麺の代わりに豆腐というのは糖質カットの王道。サイズ感はもろにカップスープ、調理時間もカップスープ的30秒、さてこれでどの程度ラーメン感を出せるというのか。

 

■『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ』

乾燥豆腐とかやく(味付け豚肉、ねぎ)を先入れして湯入れ。30秒で液体スープを投入して出来上がり。

スープをすすると確かに博多風の濃いけれどスッキリなとんこつラーメンの味がする。しかし麺がない。当たり前だけれど、これで麺を食べたらさぞ美味しいだろうにと思う。

問題の豆腐は箸ですくえるものではないので、スプーン必須。しかもその量は限りなく少ない。カップスープだとしてももう少し食べ応えの具沢山もあることを考えると、さばきすぎ。精一杯の麺の代替なのだから、もっとたっぷり、コシのある豆腐を入れて欲しかったというのが正直なところ。肉ミンチと豆腐が合わさるとかなり美味しいだけに、惜しい。

糖質3.6g、カロリーは67kcal。

 

 

■『日清麺なしラーメン 担々豆腐スープ』

もはや麻婆豆腐感しか予測できない担々豆腐スープ。それだけに結構美味しそうな予感もする。スープは辛口。結構な辛口。油断するとむせてしまいそうになるくらい表面にラー油が強力に。

ただ『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ』に比べると物足りない。麻婆豆腐をお湯で薄めてしまったような感覚で、肝心の豆腐の量が少ないので、不思議。

うーん、『日清麺なしラーメン 豚骨豆腐スープ』の方が美味しいかな。

糖質3.2g、カロリーは76kcal。でも食べてもお腹が減る…。

 

何にせよ、これは麺なしラーメンというよりラーメン寄りカップスープだと思った。なので必要以上の期待はしないように。まあ糖質量を気にしなくていいサイドメニューというのが基本になるのだろうか。

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
公式サイトはこちら

記者

アバター画像

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック