『サーモス ごはんが炊ける弁当箱』レンジさえあれば勤め先などでもアツアツ炊きたてごはんが食べられる!

保温が出来るお弁当箱というものはあるが、『サーモス ごはんが炊ける弁当箱』はレンジを使い、生米からごはんが炊けるお弁当箱。高い保温力で蒸らすことで、浸水なしでごはんが炊きあがり、そのまま保温出来るので、ランチタイムに熱々のごはんが楽しめるというわけだ。

レンジ加熱8分+保温30分でごはんが炊ける!

ステンレス製魔法瓶を製造・販売するサーモスが今回手掛けたのは『ごはんが炊ける弁当箱(JBS-360)』(希望小売価格税抜6,000円・2017年9月1日発売)。浸水なし、レンジ加熱8分&保温30分で生米からごはんが炊ける。

保温ケース、ごはん容器の他に炊飯パーツがついているのが特長。独自開発のこの炊飯パーツのおかげで吹きこぼれることなく、電子レンジで炊き上げることが出来る。また旨みの元である「おねば」を逃がさない。

 

とにかく炊いてみる!

早速、ごはんを炊いてみよう。ごはんを炊く時には、ごはん容器と炊飯パーツを使用する。

ごはん容器に米と水を入れる分量が書かれているのでその通りに。米は0.7合分。容器のラインまで入れ、お米をとぐ。容器が小さいので、少量の米をとぐには少しやりづらいが、無洗米を使えばとぐ必要はない。

ごはん容器本体に炊飯パーツをとりつけ、フタをのせる。

それを電子レンジの中央に置き、500wで8分間加熱する。

加熱が終了したらつまみを持って取り出す。吹きこぼれることはなかったが、電子レンジの庫内は全体にかなりの量の水滴がついてしまうので、ふきんなどですぐに拭き取ろう。この時点で、ごはんが炊ける時の香りがしていた。

それをすぐに保温ケースに入れて、炊飯パーツをはずす。

ごはん容器のフタをしっかりと閉めて、30分以上保温する。

30分後、フタを開けてみると、炊飯器を開けた時と同じようにぶわっと湯気があがった。

ごはんの上下を返すように、全体を混ぜ合わせよう。生米を、電子レンジで加熱し、保温するここまでの流れで約40分。0.7合分のごはんが炊き上がった。

芯が残っていることもなく、ふっくらと炊きあがっている。高機能な炊飯器と比べてしまうと、炊きあがり方や風味は劣ってはしまうのだが、「米を炊く」ということはきちんとクリアしている。

0.7合分のごはんを茶碗に盛り付けてみるとこのくらい。分量にして約230g。

ごはん容器、炊飯パーツ、保温ケースはすべて洗浄してお手入れをする。パッキンなどを取り外して洗おう。保温ケース以外は食器洗浄機、食器乾燥機の使用可。

持ち歩き用にごはん容器がすっぽりと入るポーチもついている。

 

保温力はあるのか? 6時間後のごはんを食べてみよう!

朝ごはんを炊いてお昼に食べることを想定して、6時間後のごはんを食べてみた。

保温ケースにセットしてから6時間。途中でフタは開けていない。底からかき混ぜると、ふわっと湯気があがった。30分後の炊き立ての熱々のものと比べると、保温出来ているといった具合だが、それでも温かいごはんが食べられるというのは嬉しい。

ちなみに、0.7合分のごはんの入ったお弁当箱をポーチにいれた時の総重量は約575g。これにおかずや水筒を持ったとしたら、それなりの荷物にはなる。

 

持ち歩きにはややかさばるが、炊き立てのごはんが食べられる幸せを持ち歩ける!

0.7合分の炊きたてのごはんを食べられるのは嬉しい。保温力も申し分ない。小さな子供や小食の人には多めなので、育ち盛りの子供やこのくらいの量をしっかり食べることが出来る人向き。もちろん、炊飯器で炊いたごはんを入れて保温しても良い。その場合は、保温ケースに入れる前に一度電子レンジで温めると良いとのこと。この容器で炊けるのは白米のみであるが、炊飯器で炊いたものを入れる場合は雑穀米や玄米など、分量も調節して保温出来る。

 

お弁当として持ち歩きのことを考えると決して軽くはないので、それなりに荷物にはなる。自転車や自動車で通学・通勤している人であればそこまで気にならないかもしれないが、通勤ラッシュ時間に電車に乗る人にはお弁当箱がかさばったり、重たく感じるような気がした。

 

また近年温かいおかずやごはんを密閉容器に入れて長時間(約13時間以上)放置すると雑菌が繁殖してガスが発生、フタが吹き飛ぶというニュースが話題になったが、出先でごはんを炊いて食べるという製品なので保温時間は少なくなるので、心配はないだろう。

 

忙しい朝に浸水なし、電子レンジ8分加熱で30分後には炊き立ての状態になり、お昼にあったかいごはんが食べられるのはやはり嬉しい。自宅で炊飯器代わりに使用して良いだろう。カラー展開はブラックとホワイトの2色。

 

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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蘭 よう子

デザイン/マーケティング専攻。商品開発やレシピ開発に携わる。雑誌やWebメディアでの執筆・連載多数。調理、アートワーク制作から撮影まで、すべてをこなすマルチクリエイター。文具やアートの分野にて講師経験あり。

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