ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』制作発表に坂上忍、石丸幹二が登場!主演ビリー・タイは圧巻の生歌披露

ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』(9月8日~24日・東急シアターオーブ)の制作発表が行われ、主演のビリー・タイ、応援サポーターの坂上忍が登壇。途中、俳優・石丸幹二もサプライズで登場し、2019年に上演される日本版プロダクションで主演を務めることが発表された。

 

名作「ピーターパン」の制作秘話を舞台化したブロードウェイの人気作

『ファインディング・ネバーランド』は、世界で愛されるファンタジー作品「ピーターパン」が誕生するまでの感動秘話を基にしたブロードウェイミュージカル。

19世紀後半のロンドンで、スランプに陥っていた劇作家J.M バリーが、美しい未亡人と4人の子供達(ジャック、ジョージ、マイケル、ピーター)との出会いをきっかけに、名作「ピーターパン」を生み出し、舞台化に成功するまでの実話を描いた物語だ。

日本では2005年に公開された、ジョニー・デップ主演、アカデミー賞7部門にノミネート・作曲賞を受賞した同名映画(邦題「ネバーランド」)をミュージカル化した話題作が、今秋待望の初来日を果たす。

 

制作発表に応援サポーターの坂上忍&主演ビリー・タイが登壇!

司会を務めた中井美穂から紹介を受け、制作発表に登場した坂上忍ビリー・タイ。すでにアメリカで同作を観劇したという坂上は「素晴らしい作品だったので、全力で応援したい」とコメント。一方、ビリーは「主人公のJ.M バリーを演じます。彼が芸術的な誠実さや、自分自身を探究していく作品になっています」と爽やかな笑顔で挨拶した。

 

まずは、本作のあらすじや魅力をまとめたVTR上映からイベントがスタート。

映像を見終えた坂上は「ゾクッとしました」と観劇当時の感動が蘇った様子。ビリーの印象について聞かれると「舞台の上に立ってライトを浴びていると、歌が図抜けてすごい!でも今日は…タイちゃんです(笑)」と、主演俳優の“ふだん”と“舞台上”のギャップに微笑んだ。

 

そんな中、坂上はミュージカルに苦手意識があったことを暴露。「バイキングが終わって、拉致されるようにサンフランシスコに飛ばされて。あまり寝ていなかったから寝ちゃうんじゃないかと心配したけど、(ミュージカルを観たら)時差ボケも感じないくらい食いついてしまい、気付いたら泣かされていました」と振り返った。さらに、作品の好きなところは一人一人の役者を大事にしていることだと話し、「紡ぎ合い方が秀逸で、そこに一番感動しました」と俳優ならではの視点で絶賛した。

 

また自身が運営する子役スクールの生徒と一緒に観劇したことも明かし、「子どもの目の色が変わり、圧倒されていた。熱や感情は言葉ではないので、そんなところをビンビンに感じていたみたい。ひとつの作品を作るのは大変だけど、諦めなければ夢は具現化できる。大人も元気にさせてもらえる作品だと思いました」と力を込める。

 

「大事なものを失ったことがある人こそ、胸に響きますよね」と言う中井に、「歳を重ねると、失っていくものもありますからね」と大きく頷くと、会場は笑いに包まれた。

 

 

2019年日本版プロジェクト公演決定!主演の石丸幹二がサプライズ登場

ここで、再来年(2019)年に上演される日本版プロジェクトで主演を務める石丸幹二が登壇。石丸は一週間ほど前に米国の劇場で本作を鑑賞したといい、「タイさんのパフォーマンスがすごい!歌は上手いし、踊りもシャープ、演技も泣かせるんです」と絶賛。子どもたちが“飛ぶ”シーンで、ワイヤーに吊られるのではなく、共演者のリードで飛んでるように見せるシーンに感動したそうで「その巧みさにビックリした」と感嘆しきりだった。

 

そして偶然にも、石丸とビリーが共に8月15日生まれであることが明かされると、「本当に?歳は倍くらい違うけど」と言う坂上に対し、「それ言うか?」と石丸。※2017年7月現在、石丸氏は51歳 さらに「8月15日生まれは、演者になるのが宿命」だと話したビリーに「何を根拠に言ってんの!?」と坂上が鋭いツッコみを入れるなど和気藹々ムード。

その後、作品にちなんで子どもの頃に「どんな空想ごっこをしたか」をフリップに書いて発表するコーナーに突入。坂上は、カベに野球ボールを当てて「坂上、投げました~」と甲子園の実況をマネしていたそう。石丸は、基地作りで遊んだといい、ビリーは忍者タートルズの影響で「忍者ごっこ」にハマっていたとか。洋服を切り刻んで顔を隠すマスクにしたり、バック転の練習をしたりしていたと明かした。

 

続く質問は「作品を一言で表すとしたら?」。すると石丸、ビリーが共に「イマジネーション」で一致。「なんか、つるんでるんじゃないの?」と不満げな坂上に対し、石丸は「同じ誕生日だから」と笑顔で切り返した。そんな坂上の回答は「諦めない心」。「諦めるのは簡単だけど、とにかく諦めちゃいけない」と語った。

 

 

「坂上忍考案 ファインディングネバーランド」応援企画

坂上は、日本公演にあたって2つの提案を発表。まずは、オリジナルハンカチ付きチケットを限定790枚販売すること。「だって、泣くから!」と訴える坂上は、「カメラや生徒がいるから涙をこらえたけど、それでも泣いた。カメラがなかったら号泣していた」とも。限定枚数が790枚なことについては「790=泣く!!ベタでしょ?」とニンマリ。

 

次に提案したのは、「託児サービス」付きチケットの販売。子どもがいることで観劇が難しい父母たちを気遣ったサービスに対して、ビリーは「このアイデアは素晴らしいし、アメリカにもあったらいいと思う。子どもを安全に預かってもらえて、大人が楽しめるのは良いこと」と共感。すると坂上は「タイちゃんが長々話してくれて良かった。さっきのハンカチはあんまり響かなかったみたいだから…」と自虐的に語り、笑いを誘った。

 

 

ビリー・タイのスゴすぎる生歌に会場中が感涙!

 

ここから、いよいよビリーの歌のパフォーマンスへ。物語の転換期となる「Finding Neverland」「Stronger」の2曲をピアノの生伴奏で披露した。

背景が変わるわけではないのに、照明が落ちると、そこはもうミュージカルのワンシーン。優しく、そして力強いビリーの歌声に圧倒され、思わず涙が込み上げる。歌唱が終わると会場は興奮に包まれ、割れんばかりの拍手が沸き起こった。

 

石丸は「(歌い始めると)目の色も、空気も変わる。素晴らしい!」と絶賛し、坂上は「タイちゃんの歌を聴いて、二度とミュージカルは出ちゃいけないと思った」と笑いつつ、「この距離で観ると本当にスゴイ。一声で世界ができちゃうんですね」と驚いた。

 

ビリーは「(この作品を通して感じるのは)自分自身を変えるのは、いつになっても遅くないということ。壁にぶち当たっても、自分を変えることは決して不可能ではない」と語り、「刺激を受けて、人生を変えられるような作品。どのような方にも楽しんでいただけると思うので、是非ご覧いただきたい」と呼び掛けた。

 

なお7月8日11時15分から、フジテレビで『ファインディング・ネバーランド』の魅力に迫る特別番組「坂上忍が見つけた『ネバーランド』」が放送される。

 

 

日本公演は9月8日からスタート!チケット絶賛発売中!!

『ファインディング・ネバーランド』日本公演の会場は、東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)のみ。日程は2017年 9月8日〜24日(全24回)

チケット料金は、S席 13,000円、A席 11,000円、B席 9,000円、プレミアム席 15,000円1F席1列目〜13列目の中央ブロック、2F席の前方席・ 公演プログラム1冊付 )、U-25当日引換券 6,500円(観劇当日25歳以下のみ対象・前売り販売のみ)。未就学児は入場不可。

 

『ファインディング・ネバーランド』のチケットは好評発売中。世代を越えて笑い、感動できる愛に満ちたミュージカルをお見逃しなく!

 

公演の詳細は公式サイトまで。

公式サイトはこちら

記者

中村あさか

小学生と幼稚園の息子を持つ30代。埼玉県の戸建て住まい。編集&ライター歴7年。

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