500万円の世界最高峰マットレス『KLUFT』が日本上陸! 気になるその寝心地は?

世界最高級のマットレスが日本へやって来た。アメリカ「E.S.KLUFT&COMPANY」社が開発したブランドであるKLUFT(クラフト)は、イギリスの老舗百貨店「Harrods」(ハロッズ)でも販売される最高品質のマットレスを展開。高級天然素材をふんだんに使用して熟練の職人の手作業により作り上げられ、極上の眠りと豊さを提供している。今回は『KLUFT』の日本ローンチ発表会を取材。500万円のマットレスの寝心地を確かめてみた!

 

最高級を求める人に向けた世界最高峰のマットレス『KLUFT(クラフト)』は、お値段70万円~560万円(税別)!!

発表会では「E.S.KLUFT&COMPANY」と提携し『KLUFT』の日本での販売を行うラックス・アドバイザーズ株式会社代表取締役社長の成松達哉氏が登壇。2012年に『KLUFT』のマットレスとラスベガスで初めて出会ったという成松氏は、「10年以上寝具業界に関わって見てきたマットレスの中で、ここまで高級かつ芸術的なものはなかった」と感動。その後創設者の Earl S. KLUFT 氏と会談し、『KLUFT』の日本での展開を担い最高級マットレスを専門的に扱うラックス・アドバイザーズ 株式会社を設立したという。

マットレス業界において、50万円以上する高級品の台数シェアはわずか0.2%。つまり500人に1人の成功者だけが横たわることを許される世界。そんな高級マットレス界においても『KLUFT』の70万円~560万円(税別)という値付けはまさに破格。車でいえばフェラーリ、時計でいえばパテックフィリップ、まさに成功者の証といえるブランドだ。ネット通販には非対応、当面は大手百貨店での展示販売をメインに展開するという。

 

比肩するものなき製法&素材が、その高価格の理由

KLUFT(クラフト)』のマットレスは、なぜこんなにも高いのか? 「E.S.KLUFT&COMPANY」代表取締役社長のデビッド・ビンケ氏が登壇しその理由を語る。

マットレス職人一族であるクラフト家が3世代にわたり、最高級を求める人のために作りあげてきた『KLUFT』のマットレスは、1つ1つのマットレスの製造にたっぷりと時間をかけ、アメリカで2つの特許技術を駆使してすべて手作業で作られていると解説した。

技術や素材に関しては、ラックス・アドバイザーズ株式会社の取締役兼マーケティング統括の森田秀文氏からも丁寧な紹介がなされた。8(エイト)ウェイハンドタイドファンデーションとよばれるソファにも使われる伝統的な技法を用いて、安定した寝心地を実現しているという。

快適な眠りを創り出すために、天然素材を贅沢に使用。天然カシミア、ホーステールヘア(馬の尾の毛)、オーガニックコットン、JOMA®ウールなどが、上位モデルでは各数㎏単位で厳格な基準に合わせて使用されている。確固たる基準と素材と技術によって作り出されるマットレスこそ、『KLUFT』の品質につながっているという。

 

世界最高級の技術で世界最高級の素材をまとめた、まさに世界最高級のマットレスというわけだ。

 

 

頑張ればいつかは手にできる……? 最高級マットレスに触れてみた

実際に『KLUFT』の製品を体験させてもらった。ラグジュアリーの代名詞とされる天然素材を中心に設計されている「Signature Collection」(商品名:Milan)のマットレスに触れてみる。『KLUFT』全5種類のラインナップの中では中級品にあたるが、それでも価格は210万円(税別)! 軽自動車が余裕で買えてしまう。

一見フカフカ、しかし思った以上にずっしりとした安定感を感じる。体重65kgの記者が勢いよく飛び込んだとしても大丈夫だと思える頑丈さと、柔らかすぎずほどよく全身を包み込んでくれるような力強い安心感が全身に伝わってくる。さすが最高級品質だけあり、一度購入してしっかりとメンテナンスをすれば長らく使っていけるのではないか。ラックス・アドバイザーズとしても、『KLUFT』のクリーニングを1回無料でサービスする予定だという。

マットレスを横から眺めると、圧を軽減するため体の線に合わせたプレミアムコイルや、天然カシミア、ホーステイルヘア(馬の尾の毛)などが幾重にもなっているのが外観からも見て取れる。

足の長さの半分ほども厚みがあるマットレスも、すべて手作業で作られているというから驚きだ。形が崩れないように纏めるタフティング技術も世界最高峰。

最高価格で500万(税別)の「Beyond Luxury Collection」(商品名:Palais Royale Vie De Luxe) は、そのものズバリ「豪華な宮殿での生活」という名を冠した、ラグジュアリーの極み。

このコレクションにのみ、マットレス上部に圧を最大限に軽減し体を包み込むコンフォートパッド(60万円・税別)をオプションで付けることが可能。パッド代だけで記者宅のマットレスが20台購入できる計算である……。

 

いつかは手に入れたい! 『KLUFT』!

数百万円するマットレスをすぐに買うことはできないが、いつか購入出来たらいいなという素敵な夢を抱くことができた。あまりに気持ちよさそうに寝心地を確かめていたからだろうか。「E.S.KLUFT&COMPANY」の方から「1時間までですよ?」と笑顔で言われてしまった。束の間のラグジュアリー体験であった。

人生の三分の一をその上で過ごすとも言われる寝具に奮発してお金をかけるのも、大人の選択としてアリかもしれない。入門モデルならば70万円(税別)だから、頑張れば庶民にもギリギリ手が届きそうな気もする。

ラックス・アドバイザーズ社は、2017年3月1日の『KLUFT』国内発売から1年間で300台の販売を目指すという。ちなみに、マットレスに関連する枕やシーツなどの商品は、今後国内で提携している会社と協力して展開していくとのこと。

公式サイトはこちら

記者

加藤 真大

神奈川県在住。“何でもためしてみる”が信条。出版社勤務時代から仕事のお供はカップラーメン&コーヒー。ゲーム&アニメにも造詣が深い。

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