『ペヤング ヌードルみそ』懐かしさあふれる昭和の味わいで人気のカップ麺のみそ味バージョンを食べた!

昭和丸出しのレトロでチープな味わいで口の中を幸せにしてくれた「ペヤング ヌードル」に、みそ味『ペヤング ヌードルみそ』が追加となった。「ペヤング ヌードル」の魔力にすっかりやられた一人として、これは食べずにいられない。

香りだつ軽やかな味噌フレイバー。これこそカップ麺らしいシンプルなみそ味だ。

関東人気が絶大なカップ焼きそばの定番ブランド「ペヤング」が、レトロな昭和テイストを全面に押し出した「ペヤング ヌードル」は、まさにカップ麺黎明期の味わいで、郷愁混じりの美味しさに身をよじらせて喜んだ人も多いと思う。

 

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そんな中、まさかの第2弾登場。まるか食品『ペヤング ヌードルみそ』(90gうち麺76g・希望小売価格 税抜160円・2017年1月23日発売)だ。なかなか難しいところを突いてきた。というのも、カップ麺界の王者ブランド・日清カップヌードルでさえ、実は定着させることができていないのが、このみそ味ジャンル。ちなみに今回、まるか食品はなぜか昨年12月に「ペヨング ヌードル 味噌味」を先行発売しているのが、何とも不思議。


かつてはサンヨー食品「カップスター」のみそ味が定番だったのだが、最近では置いている店自体が少ない。近年に到るまで、シーズン商品としては人気が高いものの、醤油味、塩味につぐ味噌味として長年にわたって定番化した商品はほとんどないのが現状。


確かに濃い味噌味はインパクトがあるが、飽きやすい。薄ければ存在自体が霞んでしまいがち。なかなか難しいのはわからないでもない。それではペヤングの回答はどんなものなのか、検証してみたい。


蓋をめくるとしょうゆ味の「ペヤング ヌードル」が味付け麺だったのと違い、ノーマルな油揚げ麺の姿が目に入る。そこにキャベツ、コーン、ニンジン、もやしの4種が入ったかやく袋を開け、ほんのりした香りだちが香ばしい味噌味の粉末スープもそこにあける。


湯入れは3分。仕上がって蓋を再度めくると、主張しすぎない味噌の香りが立ち上がる。濃厚味噌好きだったらがっかりしそうなライトな味噌フレーバー。でも記者はこうした、ほのかな味噌風味のカップ麺が好きなので、より期待が高まる。


見え隠れするコーンと、ミニチュアのもやしの楽しさを横目に、スープを飲むと、ライトな味噌スープ。昭和テイストの「ペヤング ヌードル」の仲間だということがはっきりわかるクセのない味噌味。白味噌だとか、赤味噌だとかいう細かいことは抜きにした、単なる味噌味。


麺は細身の縮れ麺で、これも駄菓子感覚なのがうれしい。ただ味付け麺でないぶん、多少王道寄りに感じないでもなかった。駄菓子タッチな味わいだが、ボリュームはそこそこ多く、途中で多少の飽きは来るが、美味しい体験をさせてもらった。


カップ麺で昭和のテイストを愛してやまない人ならば、きっと気にいるはずだが、こってり濃厚味噌に慣れている人だと、圧倒的に物足りないだろう。つまり食べる人を結構選ぶ、カップ麺だった。

 

また入手は結構難しいようだ。ドン・キホーテ、AEONグループのマックスバリュ、コンビニだとセブン-イレブンあたりで入手しやすい模様。

 

 

オススメ度:(買っても損はない)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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