『マルちゃん ワンタンラーメン 担担味』ワンタンとラー油の相性の良さを知っている人なら感動するはず!

今や「スープはるさめ」などのダイエッタ御用達コーナーにいることも多いミニサイズの「マルちゃん ワンタン」。それに麺を入れてさらに流行の坦々麺アレンジを施したのが『マルちゃん ワンタンラーメン 担担味』だ。

ミニサイズの「ワンタン」では到底望めない満足感と刺激

ルーツを辿れば1973年誕生の麺が入っていないが通常縦型カップサイズの「ホットワンタン」。長きにわたって愛され続けている良い意味での王道コンサバティブな味わいのワンタンスープ製品だ。ほどよく旨味があり、濃すぎず薄すぎず。絶妙な加減がアイデンティティ。


需要としては単純にツルッとしたワンタンの味わいが素敵というのもあるが、コンビニなどで夜中にラーメンはなあと罪悪感を抱いた時に、麺がないならマシかなと考えて手に取る確率もかなり多いだろうスープ商品である。


近年ではヘルシーかつダイエッターに好評だった一連の「スープはるさめ」ブームとともに、ミニサイズの「マルちゃん ワンタン」がさりげなく仲間に入って棚に並んでいたので驚いた。

 

定番はしょうゆ味。穏やかな丸みのあるしょう油フィーリングにツルツルのワンタンという組み合わせ、旨味もしっかりありつつも罪悪感が少ないという黄金のバランスで、記者も昔から大好き。

 

とはいえお腹が空いた時にはやはり麺も欲しい。そこでワンタンメンがあればいいのにと思う。ところがこの「マルちゃん ホットワンタン」に麺が入ったバージョンは、今まで幾度となく市場に投入されつつも、定着するにいたっていない。

なのでこの東洋水産『マルちゃん ワンタンラーメン 担担味』(92gうち麺70g・実勢価格 税込178円・発売中)は貴重である。セブン&アイグループ限定ということもレア感を高める。またしてもいつの間にか棚からいなくなってしまう確率は低くはないだろう。

 

そんな中、ミニサイズ「担担スープ ワンタン」の人気を得て投入されたワンタンメン商品がこれ。王道の「しょうゆ味」も同時発売なのだが、あえて担担味を選んだのには理由がある。

 

というのも、かつて「ホットワンタン」にハマっていた頃、そのまま食べるのに飽き足らず、ラー油や黒コショウ、あらびきガーリックなどを投入してよく食べていたから。「ホットワンタン」とラー油の相性の良さは骨の髄まで知っているので、担担味が気になったのだ。

後入れ調味油はオレンジ色のラー油でした。これが大正解!


担担味というのも世の中にはいろいろあって、ひき肉やチンゲンサイを必須とするごま味強めの中国料理系統と、ラー油を前面にフィーチャリングした日本オリジナルのタイプがあるが、これは後者。


使用しているのは気持ち太めの油揚げ麺で、かやくは思ったよりも数の少ないワンタンと味付け鳥ひき肉、ごま、タマゴ。湯入れ時間は3分。フタについた後入れ調味油を取り去り、内部のかやく入りスープ袋を内部に開けて熱湯を投入する。この時なるべく具材のワンタンにも湯がかかるようにしないと、後で一部硬いワンタンが出来上がるので気をつけよう。


蒸らし時間終了でフタをめくり、後入れ調味油を投入。これがもうオレンジ色のラー油そのもの。自分が密かにしていたことが、オフィシャルで認められたような気がしてうれしい。


スープは「ホットワンタン」〜「ミニワンタン」シリーズに綿々と伝わるまろやかなしょうゆ味を基本にラー油の辛さが際立った美味しい味わい。だが辛すぎるということはなく、良い意味の保守性がここでも光る。


かやくのひき肉は存在感はないのは仕方ないが、ワンタンの数も少ないのはどう言うことか。このツルツルと麺の縮れが合わさって、魔法のような美味しさとなるのに、物足りなさを感じてしまった。ただ自分で後入れしていたラー油が初めからたっぷり入っているのに関しては、言うことはない。


なので少々スパイシーに「ミニワンタン」の味わいを楽しみたいかつ、ワンタンだけでは腹が満たされない空腹時におすすめだ。辛さには強い必要はない。

 

購入はセブン&アイ・グループ限定で可能だ。

 

オススメ度:(買っても損はない)
公式サイトはこちら

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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