『日清のどん兵衛 旨辛 酸辣湯うどん』中国料理でおなじみのすっぱ辛い麺料理がうどんバージョンに変身!

今年発売40周年を迎えたロングセラーブランド「日清のどん兵衛」シリーズ最新作は、なんとラー油と酢を加えた中華的旨辛味の『日清のどん兵衛 旨辛 酸辣湯うどん』。さてどんな味なのだろう?

酸味と辛味が入り混じった酸辣湯麺の味わいをうどんで再現。果たしてどうなるか!?

酸辣湯はサンラータン(スーラータン)と呼び、中国料理店及び飯店系では酸辣湯麺などのメニューで出される、酸味と辛味が入り混じった味わいで、知る人ぞ頼む隠れた人気メニュー。ただブームを呼んだ担々麺などに比べれば圧倒的にマイナーな存在ではある。

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その特徴は椎茸や豆腐などの具材をあんかけにして、酢とラー油などですっぱ辛く仕上げた味。どん兵衛といえば、そば・うどん中心の和な味わいでおなじみだが、そこに中国料理のエッセンスがマリアージュというわけだ。まあうどん・そばにラー油という流れも確かに近年流行っているので、自然といえば自然。

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それでも少しは警戒して、日清食品『日清のどん兵衛 旨辛 酸辣湯うどん』(100gうち麺66g・希望小売価格 税抜180円・2016年11月7日発売)を食べてみることにする。

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麺はどん兵衛ならではの太くてツルツルのおなじみ油揚げタイプのストレートうどん。具材はかきたま、椎茸、人参、ねぎが顔を揃える。そして問題のつゆは褐色が特徴の中国の黒酢的存在の香酢(香醋)仕立てで、そこにラー油を加えたもの。

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湯入れは5分でかやくのみ先入れ。透き通るような白さの麺が蒸し終わると、そこに問題の後入れスープを蓋の上で温めた上で、投入。ドロドロっとした濃厚褐色のそれは、うどんに入れるべきではない気がしてならない。

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よくよくかき混ぜていくうちにラー油のピリ辛風味が香ってきて、さらにその後から追いかけるように酸味のある香りが漂ってくる。香りだけなら見事に中国料理。うどんが出てくる気配のない香りと見た目。

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いよいよスープを一口。ふわっとした香醋特有の甘酸っぱさが広がり、端っこの方でラー油の辛さがピリピリと。中国料理店で提供される酸辣湯麺ほど油っこくなく、すっきりとした味わいを感じる。そして旨味もしっかり。

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そしてうどんをすすると、何とも自然に美味しい。スープがしっかり鶏やポークで仕上げているだけあって、問題なく美味しい。というか、すっきり目の酸辣湯麺の麺を中華麺からうどんに変更しただけのような味わい。

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中華麺もうどんも元は小麦粉な訳で、特にクセのないうどんはどの国の料理とかは関係なく、美味しく食べられるということを確認できたということ。あんかけのかきたまや椎茸の味わいとうどんの組み合わせは、普通に美味しい。違和感はまるでない。ラー油の辛さもほどほどなので、辛さに強くなくても大丈夫だ。

 

とはいえ、積極的にこの『日清のどん兵衛 旨辛 酸辣湯うどん』に手を出すかというと、微妙。普段散々「どん兵衛」を食べている人にならおすすめだが、そうでない人は王道のきつねうどんあたりを食べたくなってしまう可能性も大きい。それでも変わりうどん好きならやはり楽しいかな。

 

ちなみに日清史上最高の太さのそばで仕上げた「日清のどん兵衛 旨辛 鶏だし太そば」も同時発売だ。

 

 

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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