『Bamboo Slate(バンブー・スレート)』ブレスト時に役立つ手書き/デジタルの架け橋製品を試した!

ペンタブレット業界の最大派閥といえばワコム・ユーザー。世界中にユーザーを抱え、イラストを中心にクリエイターの表現をサポートするツールとして高い評価を受けている。そんな中、書いたメモがそのままデータになるビジネス用途向けの『Bamboo Slate(バンブー・スレート)』が11月1日より発売。これはどのように便利なのだろうか。

 

手書きで書いたメモやイラストを専用クラウドサービス「Inkspace」に保存可能

株式会社ワコム『Bamboo Slate(バンブー・スレート)』はA4とA5の2サイズ展開。今回はクリップボードを一回り大きくしたようなデザインで、見た目はA4サイズを上回るクリップボードそのものながら472gとずっしりと重い『Bamboo Slate(バンブー・スレート)large』(参考価格 税抜18,000円・2016年11月1日発売)を検証する。

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ちょっとしたタブレット並みの重量である。

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背面はウーブンナイロンの布地でカバーされ、表面はマット仕上げになったポリウレタン。

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重めのグレーの板という印象。左下にデータ送信スイッチを兼ねる電源スイッチがあり、中央下部にマイクロUSBによる充電ポートと、その状況を表すインジケーターがある。

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上部のオレンジ色の切り込みに専用ノートの裏表紙を差し込んで、メモパッドとして使う。

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専用ノートは厚手の光沢を抑えた画用紙の質感。図などを書きやすいよう5ミリ単位で点が打ってある。専用ペンの引っ掛かりが良くて文字は書きやすい。電磁誘導方式で感知し、デジタルインク標準化技術「WILL」を採用してプラットフォームを問わない描画が可能になっている。

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付属品はマイクロUSBケーブルと、専用ペン、インクカートリッジ、芯抜き、ノートパッド。パパッと気軽に使えるかというと、当たり前だが充電をまずしなければならない。2時間半でフル充電、8時間の連続駆動が可能だ。

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そうしたハードウェア的準備の他に押さえておかなくてはならないのは、ワコムの運営するクラウドサービス「Inkspace(インクスペース)」への加入だ。オープンソースで世界中にユーザーの多いイラスト作成ソフトは「Inkscape(インクスケープ)」なので混同しないように注意。ただ無料のベーシックプランで5GBストレージが使用可能で、共有も編集も可能なので手間以外に問題はない。

 

使用前に、まずは以下より自分の環境用のアプリをダウンロードする必要がある。

 

img_1499■Wacom Inkspaceダウンロードページ(iOS/Android/Windowsタブレット)
※タブレットとスマホ兼用

それでは実際に使用してみよう(注・発売前の段階なので、画面表示などは発売後では多少変更される可能性もある)。