【番外編】セブン&アイのPB『セブンプレミアム』がどうやって作られているか、秘密を中の人に聞いた!

飯塚さんの自信作②:鍋つゆシリーズ

〆まで満足できるしっかりした味わいの鍋つゆシリーズ(各750g・希望小売価格 税込257円・2016年7月25日発売)

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『マイルドキムチ鍋つゆ』
真っ赤な色の割には辛さが強すぎない韓国産唐辛子とにんにくをごま油で炒め、風味とうま味を引き立たせた鍋つゆ。

 

 

『濃厚みそ鍋つゆ』
昆布と鰹、鶏の合わせだしに、仙台みそのコク深い味わいを楽しめる濃厚みそ鍋つゆ。ねりごまのコクとうま味を出している。

 

 

『醤油ちゃんこ鍋つゆ』
ヤマサ醤油独自の3種類の麹を使った超特選丸大豆しょうゆと、比内地鶏のガラスープ、焼津産かつお節だし、北海道産昆布だしの3種類のだしを合わせて仕立てた鍋つゆ。

 

 

『塩ちゃんこ鍋つゆ』
阿波尾鶏とホタテの合わせだしに、ごま油とねぎの風味を効かせた塩ちゃんこ鍋つゆ。沖縄県産焼塩使用。

 

 

『寄せ鍋つゆ』
香ばしく燻した鶏がらのだしと、鰹、昆布の3種類の合わせだしを使ったシンプルで奥深い寄せ鍋つゆ。

 

 

「8月に入る前にこうした鍋つゆ製品を出すのですが、通常は開発のための消費者アンケートを実施するのって春先なんですね。するとどうなるかというと、冬に食べた鍋のことなど忘れていると(笑)。それじゃ困るわけで…。なのでこの鍋つゆシリーズに関しては昨年の11月に開発をスタートしました。まだ寒いうちで、日頃から鍋を召し上がっている方々の声を活かして作り始めたんです。

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パッケージが派手でしょう? これは今までPB商品はシンプルというのが基本にあったのでこうした目立つパッケージは採用されにくかったんですが、お客様の生の声を聞くと、PBのパッケージは全体的にどうやら貧相に見えるという声が多かったんですね。理由はシンプルで色がおとなしめというのもありました。それならと、写真をしっかり見えるように、筆書きの文字も遠くからでも読めるようにとこういうパッケージにしたわけです。さらに言うと、PBブランドとしての『セブンプレミアム』は安心感・信頼感があるというアンケート結果が出たんです。ならばと今度はロゴを7プレミアムでは珍しいくらいに大きく目立つように配置しました。

 

まだまだ暑い日々が続いているんですが、店頭にはもう並んでいます。中でも『マイルドキムチ鍋つゆ』はもう動き出しています。最近ではキューブタイプで溶かして使う鍋つゆも多いですが、そのまま使えるという手軽さで、こういったレトルトパウチ商品を好むお客様も多いですね。

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ただ鍋の敵は暖冬。こればかりはどうしようも無い。天に祈るしか無いです(笑)。あとは台風などで野菜の相場が高騰するともろに打撃を受けます。実は野菜を取りたい時にどうするかというアンケートの1位は鍋なんですよね。サラダよりも上。だから野菜が安くなれば、自然と鍋つゆが必要になってくるんで、うれしいんですけど」

 

 

今までPB商品が置かれている棚をさらっと通り過ぎてきた人でも、こんな話が裏にあったとしたら、素通りはしにくくなるのではないだろうか。そう、PB商品だからといって、そこにこだわりがないわけではない。これからは心して棚を見てみるといいだろう。

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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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