『Intuos』パソコンで自由にお絵描き、wacomのペンタブを使えば創造力が加速する!
活用方法〜気が済むまで何度でも描き直そう!
さて、肝心の『Intuos』活用方法だが、やはり手書きだからこそ気持ちが伝わる、メッセージカード作りがとても便利。暑中お見舞いやバースデーカード。紙に描くのと違って、何度も消せる、色も塗り直せるのがデジタルならではの強みなのだ!
消しゴムがけで紙をグシャグシャにしてしまうとか、色塗りに失敗してハガキをムダにするとか……そんな心配はもう無用。
使い始めは慣れないため少しイライラするかもしれないが、慣れたら快適そのもの。紙に描くのと同じ感覚、快適な環境で手描きを楽しめる。マウスより圧倒的に描きやすいのは言うまでもない。自分のアイデアが形になっていくのは、非常にすがすがしい。あれも描きたい、これも描きたい、こういうこともしたい、と使い道が広がる。カードやシールのデザインを次々と作る。
久しぶりにペンタブレットを使いながらメッセージカードを作成していたら、ワクワクが止まらなかった。巷には可愛いデザインのカードがごまんとあるが、やはりこれだ!というデザインのものが見つかる機会はそれほど多くない。そんなときでも妥協せずに、自分の好きなデザインでカードを作り出すことができる。好きな色で、好きなキャラクターを、印刷する紙質にもこだわったりと、デザイナー気分だった。
机や服が汚れることは無いし、作品はかさばらない。これもデジタルならではの強みだ。子どものお絵かきに『Intuos』を使えば、クレヨンや絵の具で、手・部屋を汚す恐れもないし、描いた絵は劣化させることなくデータで残しておける。幼稚園~低学年の子どもへプレゼントするのに使えそうだ。
付属ソフトと、ランニングコストについて……
イラストを描くための『Intuos』付属のアプリケーションソフトは、本体購入後2年間は無料で使うことができるが、それ以降は年額5,000円ほどの更新料がかかる。ペイント用だけでなく写真編集用やマンガ制作用など6つのソフトを使うことができ、本格的にマンガ・イラストを描いたり、写真を編集したりするならばコスパ的には悪くないが、オーバースペック感もある。今はインターネット上で自分の用途に合ったソフトを無料ダウンロードできる時代なので、必ずしも付属ソフトを使う必要はないと記者は感じた。
記者が使った無料ソフトは「FireAlpaca」。Google検索で「お絵かきソフト 無料ダウンロード」で検索して出てきたソフトの中から適当に選んで使用したまでである。
ペンタブ、その10年間の進化について
記者が10年ほど前に使っていたwacomのペンタブレットと比べはるかに高性能になっていると感じた。たとえば当時は指でタッチする機能はついておらずペンだけで操作していたが、最新の『Intuos』には、スマートフォンのように指で操作するタッチ機能がついている。記者はいつも使っているパソコンのタッチパッドと同じ感覚で操作できた。必要なければスイッチをOFFに切り替えればよい。
これはおよそ14,000円分の価値をたしかに感じさせてくれる、大人の趣味のアイテムである。昔イラストを描くのが好きだったという人はもちろん、ハンドメイド雑貨などが好きな人もハマりそう。パソコンで創造力を発揮したい人にはぜひ手に取ってほしい商品だ。