『Intuos』パソコンで自由にお絵描き、wacomのペンタブを使えば創造力が加速する!

絵を描くクリエイターなどの間で絶大な支持を受けているwacom(株式会社ワコム)のペンタブレット。世界シェア70%を誇るタブレット業界の巨人だ。レジのクレジットカードサインにもwacomのタブレット端末が使われているのはご存知だろうか。そんなwacomのラインナップから、一般人にも使いやすい入門機シリーズ『Intuos(インテュオス)』を検証!

 

そもそも「ペンタブレット」とは?

通称ペンタブ。専用ペンをボードに当てて、パソコンの中で絵が描ける。マウスより描きやすいのはもちろん、筆圧感知で描線に強弱もつけられる。メインユーザーはマンガやイラストを描くクリエイターだが、最近はタッチパネルを搭載したタブレットPCが流行っているし、スマホのお絵描き機能など楽しむうちにこの“オモチャ”に興味が湧いてくる人も多いのでは? 何を隠そう、記者も10年程前にwacomのペンタブレットでお絵描きを楽しんだ、元ライトユーザーなのである。最新のペンタブレットがどんなものか、検証してみたくて今回の取材に挑んだ!

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使いこなすにはある程度慣れが必要だが、使い道はいろいろ!

wacomのペンタブレットは、およそ年1回ペースでバージョンアップし、新商品が発売される。今回検証するのはもちろん最新の機種『Intuos』(small・希望小売価格 税込13,824円・2015年10月1日発売)だ。

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今回記者が手に取ったのは『Intuos Comic』(CTH-490/B1) だが、Intuosシリーズはダウンロード可能なアプリケーションが違うだけで、ペン入力やタッチ入力の精度に変わりはない(ただし『Intuos Draw』のみマルチタッチ機能が搭載されていない) 。記者が使ったsmallは、外形寸法210.0×169.2 ×10.7mm、重さは約290gだ。他に大サイズのmediumも存在する。

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『Intuos』の使い方はとても簡単。付属のDVDをパソコンのドライバに入れて、『Intuos』の使用設定を行うだけであっという間に完了する。WindowsとMac両対応。記者は、DVDドライバをUSB経由で接続したWindowsのノートパソコンを使用した。

 

誰でも直感的に扱えるだろう。マウスと同じようにペンを動かせば画面の中でカーソルが動く。

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ペンタブレットと画面の表示が1:1の絶対座標で対応していて、モニター上のカーソルポインターを右下に持っていきたければ、ペンタブレットの右下を押さなければならないのがマウスと勝手が違う点。最初はこれに戸惑うはずで、慣れが必要だ。

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ペンは、タブレット面から5mmくらいを浮かせても動作するのが面白い。

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タブレットのタッチ面はすこしザラザラしており、紙の質感に近い。これは新モデルからの特長だそう。

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ペンに電池は不要で、ペン先が痛んだら本体裏の替え芯と交換することができる。

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ペン軸には補助操作ボタンもついていて、ボタンを一つ押せば面倒な操作を済ませてくれる優れものだ。使わない時はペンホルダーへ。

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USBポートと本体を接続するコードが邪魔ならば、オプションのワイヤレスキット(税別3,500円)を取り付けることででワイヤレス環境が出来上がる。