『ペプシストロング5.0GV/5.0GV〈ゼロ〉』史上最強炭酸と胸を張る耐圧ボトルコーラを飲んでみた!

かつてはコカコーラを二分する人気を誇っていたペプシコーラ。しかし近年はいささかその存在感は薄れ気味。そんな状況を打破するべく投入したのが史上最高ガスボリュームという触れ込みの『ペプシストロング5.0GV/5.0GV〈ゼロ〉』だ。大のコーラ党の記者が飲んで検証する。

逆流しそうな強烈炭酸パワーをねじ伏せるように飲むべし!

そもそもガスボリュームという単語が聞きなれない。今までのコーラ・シーンで取りざたされたのは今回が初めて。なので5.0GVと言われても比較ができないので何とも…。ちなみに通常のコーラは約3.5程度とのことなので、多いことはわかる。

ちなみにその前身となるのは以下の2つ。

 

『ペプシストロング』有糖コーラならではのキレのある甘み&レモン味、そして強炭酸・強カフェインの新体験!

NEXの後継『ペプシストロング ゼロ』強炭酸と強カフェインのWパンチでゼロ・コーラ界に革命を起こせるか!?

 

『ペプシストロング』自体がすでに強炭酸&強カフェインを売りにしていたので、それの過激進化版というのが実態か。

 

そんなサントリー『ペプシストロング5.0GV/5.0GV〈ゼロ〉』(420ml・希望小売価格 税抜各140円・2016年6月21日発売)、とにかく飲んでみないことには話にならないので、早速スクリューキャップをひねることにしよう。

 

■『ペプシストロング5.0GV』

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こちらは有糖版。高ガス圧に耐えるべく開発された固いペットボトルでの提供。ガス圧が高いということはキャップをひねるとドカンと行くとか、落として転がしてしまった時のように中身が噴きこぼれるのではないかといろいろ心配しながら開けてみたが、普通のプシュッ音に拍子抜け。

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色味を知るためにグラスにも念のため注いでみたが、シュワシュワ度もそれほど激しくはない。とはいえその時点で炭酸は少し抜けてしまうため、せっかくなのでペットボトルから直接飲む。

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ビリビリビリ。確かに炭酸が強め。飲み込もうとすると逆流してこようとする『ペプシストロング5.0GV』。それを抑え込むかのように力技で飲み込んでいく必要がある。げっぷはすかさず。舌先も少し痺れた感があって、なるほど炭酸は確かに強い。

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味はペプシならではのレモン味が強めのものなのだが、強い炭酸で目立ちすぎず飲みやすかった。リフレッシュ用途としてはかなりいい。ただ炭酸が苦手な人は飲み干すのも結構きついかもしれない。甘みは炭酸飲料でおなじみの果糖ぶどう糖液糖と砂糖の合わせ技。酸味料を加えて爽やかさを出すという方式は王道だが、体に良いものではないので重々承知の上で飲もう。

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相性がいいのはポテトチップスであり、フライドチキンであり、ファストフード全般。デブまっしぐらな味わいだけど、美味しいものは美味しい。

 

■『ペプシストロング5.0GV〈ゼロ〉』

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こちらはカロリーゼロ版。高ガス圧に耐えるべく開発された固いペットボトルでの提供は同じ。これも普通のプシュッ音。グイと飲めばかなり強刺激。ただこれ、ステビア使用だ。

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記者はステビアの味がどうしても苦手。「コカコーラ・ライフ」にしても前身の『ペプシストロング〈ゼロ〉』にしても、決して好評を得ている印象はないのに、なぜ使うのか。もちろん自然派のゼロ甘味料としての意味があるのは知っている。しかしヘルシーを謳っているわけでもないのに味を落としてまで使うことはないのに、といつも思う。

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「キリン メッツコーラ」もトクホという性質から人気を呼んだゼロコーラだが、ステビアは使用していない。「コカコーラゼロ」ももちろん使用していない。現状店舗のゼロコーラの棚の大部分を占めるのが「コカコーラゼロ」と「キリン メッツコーラ」だということを考えれば、市場の答えは出ていると思うのだが。

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強炭酸はいいのだが、後味がステビア特有の泡立ち感と苦味のような妙な味残りがあって、大いに残念。コーラ・ファンとしてはコーラへのステビア使用は禁止して欲しいくらいだ。それくらいステビア使用の飲料で美味しいものに出会ったことがない。もちろん改良の余地もあるのだろうから、今後に期待はしているが。

強炭酸コーラといえば忘れちゃいけない「キリン メッツブラック」

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ちなみに先んじての5月10日には自動販売機専用だが「キリン メッツブラック」という強炭酸コーラが出ていたのはご存知だろうか。これは有糖コーラではあるが、ガス圧は公開されていないものの、結構な強炭酸。アルミ缶でキリッと冷えやすいこともあり、有糖コーラファンとしてもうれしい製品。

味わいはメッツコーラ特有のカラメル感の強い子供っぽい美味しさ。いわゆるコーラ飴などのコーラ感が強い人にとってはたまらない味わい。コーラ・ファンで強炭酸を求めるなら、こちらもぜひともチェックすべき。

 

まとめ:『ペプシストロング5.0GV』はアリ、『ペプシストロング5.0GV〈ゼロ〉』はナシ!

レモン風味が強いという特徴はあるが、『ペプシストロング5.0GV』はペプシらしさがみなぎった良い製品。強カフェインということもあって、強炭酸と合わせるとなかなかにエナジードリンクばりの目覚まし力があると感じた。なのでたるんでしまった午後の仕事のリフレッシュなどには最適だろう。

一方『ペプシストロング5.0GV〈ゼロ〉』はとにかくステビア特有の変な甘さが大丈夫な人以外にはオススメできない。普通のゼロコーラのつもりで飲んだなら、後悔して店に戻って買い直してしまうのではないか。つくづく残念な仕上がりの製品である。

 

オススメ度:(良い商品です)
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記者

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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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