【保存版】人気の抱っこひも『エルゴベビー』の選び方! 全種類をためして、おすすめランキングを発表!

 

『エルゴ』に備わった、細かな機能

細かな便利機能を紹介する。まず「スリーピングフード」は、赤ちゃんがスヤスヤと寝た時に重宝する。

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エルゴ本体に縫い付けられた、赤ちゃんの頭部を包み込む布。拡げて肩ひもにボタンで留めれば日よけになるし、赤ちゃんが首カックンしないよう固定してくれる役割も果たす。

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使わない時は、ポケットにギュッと押し込んでおけばOK。このあたりのラフさがアメリカ発らしい。

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またフード収納ポケットとは別に、本体横にジッパー付きのポケットがある。中はけっこう深い。財布や定期券を入れてもいいし、赤ちゃんの体温調整に保冷材を忍ばせてもOK。ちょうど赤ちゃんの背中にあたる位置だ。

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ただし、ダッドウェイ社によれば「カイロ」はNGとのこと。赤ちゃんに低温やけどの危険がある為。

 

 

あとは「ベビーウエストベルト」が付属している。

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これは赤ちゃんの落下防止、もしもの時の命綱だ。2016年からすべての『エルゴ』に標準で付属するようになっているもので、旧来のエルゴ・ユーザーはご存じないだろう。万が一、赤ちゃんがすべり落ちた時、このストラップが地面への衝突から回避してくれるかもしれない。

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ただし、抱っこするたびにベルトを赤ちゃんの腰に巻いて……というのは、ちょっとダルいかもしれない。これを毎回セットするかは保護者の判断という感じだろうか。もちろん当サイトは危険行為を推奨するものではないし、今後もし着用義務化など法改正あれば、当然それに従ってほしい。

 

「ベビーウエストベルト」は単品2,000円(税別)なのだが、公式ショッピングサイトでは2015年以前のベルトなしモデルを2,000円引きで提供しており、この企業姿勢は評価したい!

 

 

『エルゴベビー』の罠!? インファント インサート!

ここまで記事を読んで「価格の安いモデルで充分満足できそうだから買っちゃおう」と思われた読者もいることだろう……。しかし断言しよう。エルゴ購入希望者は皆、約4千円の「インファント インサート」が別売であると知って強烈なショックを受けるのだ! 安いと思ったら罠じゃないか! と。

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まあ、罠は冗談としても、「インファント インサート」を買うかどうかで迷うママは多いだろう。エルゴ単体では新生児を抱っこできないのだ。具体的には生後4ヵ月以上、体重5.5kg以上、首が完全にすわって、両膝がキャリアから出る大きさの赤ちゃんにしか単体では使ってはいけないという制限がある。まだ身体の小さい新生児をエルゴで抱っこする場合は、別売3,800円~4,800円(税別)のインファント インサートを購入して、グラグラしないようサポートしてあげる必要がある。

「17,000円だと思ったら実質21,000円じゃん……」とか「4ヵ月しか使わない専用アイテムに4千円払うのにちょっと抵抗ある……」という気持ちがよぎるママは少なくないと思われる。ここがエルゴの弱点であり、別売パーツなしで新生児から使える他社製品を選んだという人もいるはずだ。先輩ママたちに聞けば大抵、インファント インサートを貸し借りしたとか、ネットオークションを活用したという体験談が聞けるだろう。

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あとはインファント インサートを買わずに済ますために、そもそも赤ちゃんの首がすわるまではベビーキャリアを使用しない、という選択肢・考え方もアリか。

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ともかく、このインファント インサートを本体とセット購入すると他社製品よりぐっと高く感じられてしまう点、これがエルゴのウィークポイントだったと記者は考える。これから新生児をお迎えする保護者の方はこの点、きちんと把握して頂きたい。そしてのちほど紹介する③アダプト(ADAPT)、これが記者のおすすめモデルだが、そちらは“インファント インサートが要らないエルゴ”なので、ぜひ最後までお目通し頂きたい。

 

さて、お次はスポーティなモデルの②ヴェントスを紹介しよう。