『ミュージックラインスライダー』通常罫線ノートに五線が引ける音楽学習時などに便利な定規!タブ譜もOK

音楽の勉強をしていない普通の人には「?」となってしまう事確実のR&C Company(香港)による五線譜・タブ譜用定規『ミュージックラインスライダー(music LINESLIDER)』。具体的には通常罫線のノートを使用する音楽理論学習時に、必要な時だけ五線が引けると便利というところから開発されたニッチな用途の商品だ。

閃いたメロディーをカフェのナプキンに五線を引いて書きつけたらかっこいいけれど…!?

『ミュージックラインスライダー(music LINESLIDER)』(ポリカーボネート×ABS樹脂×シリコンラバー製・希望小売価格 税込1,080円・発売中)を見たとき、カフェなどで閃いたメロディーを、その辺の紙ナプキンをとってこれでササっと五線を引いて音符を書きつけたら本格的な音楽家っぽくてかっこいいなと思ってしまったが、本来は音楽理論学習用。

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五線譜ばかりを使うなら初めから五線譜ノートを使えばいい。しかし音楽理論の学習となると通常の日本語で書きつけるのがメインなので通常罫線のノートを使う。ところが音楽を学んでいるので、やはり要所要所で五線譜罫線が必要だ。そんな需要からこの『ミュージックラインスライダー(music LINESLIDER)』は生まれた。

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実際問題として日本のポップス/ロックシーンのミュージシャンで楽譜を書ける人の方が少数派なので前述の用途は一般的ではない。クラシック系のミュージシャンなら話は違うと思うが。ただタブ譜用途として考えればもう少し使える人は多いかもしれない。

 

それでは使い方を解説していこう。

 

本体は樹脂製の黒い枠の16cm幅の定規に、透明な15cm幅の定規を合体させたもの。右側の黒い枠に固定されているのが6つの穴のあるスライド部で、その穴にペン先を入れてスライドすればキレイな五線が引けるという仕組み。

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穴が6個なのはギタータブ譜に対応するためで、通常は五線なので5つの穴を使えばいい。ただ一つの穴にペン先を入れて1本引いた後、次の穴に移動して1本ずつ引くという作業を5回繰り返す必要がある。

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五線譜の長さは5段階に調節が可能で、五線の間隔は3mm固定。

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定規本体が滑りやすいと感じた時のために裏面に貼る滑り止めラバーも付属している。

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実際に使ってみるとちょっと楽しい。

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実にアナログなのだけれど、そこがいい。

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通常の音符もタブ譜も簡単にキレイな線で書くことができる。

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応用するとコードダイヤグラムも書けるので、音楽に携わる人は一本持っておくと何かと便利かもしれない。

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また音楽に関係ない人でも平行線が引けるので、幾何学模様系のイラストを描く人にも便利。線の間隔は固定だが、工夫次第で作品作りに役立つだろう。

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使う人を選ぶニッチな商品であることは間違いないが、音楽理論を学ぶ必要のある音大生や、山野楽器などに置いてあるおたまじゃくしグッズが好きな人なら欲しくなるはずだ。入手は全国の楽器店やコレコレマーケット、Amazonなどで可能。

 

オススメ度:(面白い)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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