『サッポロ一番 名店の味 ソラノイロ ベジソバ タテビッグ』パプリカ練り込みオレンジ麺で野菜味たっぷり!

サンヨー食品から、店構えがすっかりおしゃれイタリアンで女性一人でも入りやすいと人気の東京・麹町の人気ラーメン店「ソラノイロ」の人気メニューをカップ麺化。『サッポロ一番 名店の味 ソラノイロ ベジソバ タテビッグ』は何と麺が赤い!

ホタテ&ムール貝+チキンエキスのあっさりスープにパプリカ練り込み赤い麺

「ソラノイロ」がすごいのは、日本で初めてベジタリアンの中でも規律の厳しい”ビーガン”の人でも食べられる、麺、スープ、トッピングの全てに肉を使わない「ビーガンベジソバ」を提供したことで知られるお店。とはいえ今回の『サッポロ一番 名店の味 ソラノイロ ベジソバ タテビッグ』(99gうち麺70g・希望小売価格 税抜205円・2016年4月発売)はそこまででなくて、チキンエキスも入っているのでちょっと安心。

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というのも記者は野菜嫌いの肉大好きな逆ベジタリアン的志向を持っているから。何となく野菜を食べたら負けみたいな感覚が身についたまま大人になってしまったクチ。そんな自分がベジソバを食べるので、少々問題があるかもしれない。

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麺は通常の油揚げ麺。かやくはキャベツ、フライドポテト、人参、ピーマン。スープはホタテ貝、ムール貝にチキンエキスを加えてバジル、バターの風味を効かせた危険領域の組み合わせ。もう警戒心しか起こらない。肉的なもので何とかチキンエキスは入っているものの。

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フタをめくると赤というかオレンジ色の麺にびっくりする。これはパプリカを練り込むことによってこの色になっているそう。湯入れ3分、野菜風味が香り立つ中、後入れのゆず胡椒粉末を加えて完成だ。なるほど、ゆず胡椒は良い選択。野菜嫌いの人が苦手なあの野菜臭を幾分中和してくれる。

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さあスープから! 何ともあっさり。バジルとバターのせいか、限りなく中華から遠ざかった味わい。どちらかというと洋風スープ。体には良さそうだが、旨味が足りない。それでもホタテ&ムール貝とチキンエキスが手を組んで、何とか頑張っている。確かにライトな旨味だが、まずくはない。

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麺は歯ごたえがある麺で、食べているとフライドポテトが入ってきて、またしてもラーメン味から遠ざかろうとする。野菜エキスの味わいは好きな人は好きだと思うが、正直動物味が足りない。タンメンの美味しさに近いものがあるというのはわかるが、物足りないのだ。

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ただこうしたライトでおしゃれなフィーリングは女性だったら喜ぶのだろうか。ただ女性向けだとしたら”タテビッグ”はないもんだと思うのだけれど。ただ麺量は70gとカップサイズの割には少なめだった。

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中華料理屋でタンメンを頼みがちな人、身も蓋もないラーメンよりもスタイリッシュなものを求める人、肉より野菜が好きな人、健康のために少しは野菜を好きになろうと努力している人、あたりがユーザー層だろうか。記者は違うけれど。

 

オススメ度:(ピンときたら、どうぞ)
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清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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