『ルック(塩ミルクショコラ)』『ルック(カフェ・バリスタ)』不二家お前もか…という大人向けのチョコ

お菓子業界も「大人向け」がキーワードになっているようだ。「大人のきのこの山/たけのこの里」は記憶に新しいところだが、不二家も主力商品の一角を「大人向け」として新発売した。『ルック(塩ミルクショコラ)』『ルック(カフェ・バリスタ)』だ。いったい、どんなふうに大人向けなのか、実際に食べてレポートする。

あの『ルックチョコレート』に大人向けの新商品が登場!

正直、少子化のせいか製菓メーカーも子どもの顧客を取り込むだけでは先細りだと考えているのか、近年は「大人向け」商品を開発・販売しているシーンをよく目にする。そして、株式会社不二家(東京都文京区)も、その主力商品とも言える「ルック」に大人向けの『ルック(塩ミルクショコラ)』『ルック(カフェ・バリスタ)』(47g/12粒・希望小売価格 税込162円・2016年4月5日発売)を市場投入してきた。サブタイトルに「オ・ト・ナの愉しみ」とあるように、これはターゲットの年齢層を高めに設定している。では、それぞれを実際に試食してみよう。

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成分表示を見ると、どちらも筆頭に来るのは砂糖。含有量が一番多いのが砂糖ということは、これはとても甘いのではないかと予想される。甘い=大人向けというイメージができない記者は、少し不安に感じた。

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パッケージを開けてみた。ビックリするぐらい、同じようなチョコレートの粒で、混ぜてしまったらどっちがどっちだか分からなくなってしまう。列によって表面のロゴデザインが違うのは、ちょっとした遊び心だろうか。

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口に運んでみると『塩ミルクショコラ』はロレーヌ岩塩由来の塩味が主張しすぎず、甘さ控えめ。一方、缶チューハイなどでもおなじみのー196℃凍結粉砕製法のアラビカ産コーヒー豆を使用した『カフェ・バリスタ』は少し甘すぎる印象。まあ、ブラックコーヒーなどと合わせれば、確かに「大人の味」なのかもしれない。どちらも、焼きクレープのシャリシャリした食感が面白い。

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まとめ:ファンにとっては、これは『ルック』じゃないと思うかも?

不二家『ルック』と言えば、チョコレートの中に半液状のイチゴジャムがトロッとしているイメージだったが、この『ルック(塩ミルクショコラ)』『ルック(カフェ・バリスタ)』は一変したイメージ。ただし従来のチョコレート菓子『ルック』のファンにとっては、これは『ルック』じゃないと思うかもしれない。もちろん新しいチョコレート菓子のひとつの選択肢としてはありだと思う。

 

オススメ度:(面白い)
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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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