『VWゴルフGTI 3Dデコライト』トルネードレッドまで再現した精巧さが光るお茶目な壁掛け灯
ドイツ車の洗練されたデザインは、日本国内でもファンが多く、街でもドイツ車を見かけない日はないほど。その中でも、フォルクスワーゲン(VW)は庶民的でありながら飽きの来ないデザインでオーナーは非常に多い。実は、記者もVWのオーナーなのだ(笑)。そのVWラインナップで代表的なのがゴルフだ。そんな人気の高いVWゴルフを型どったインテリア用の壁掛けライト『VWゴルフ GTI 3Dデコライト』が株式会社フェイスから発売されると聞いて、これはVWオーナーとしては試してみないワケにはいかない!
再現度の高いフロントグリルに思わず「おっ!」
パッケージを開けると、赤いボディのVWゴルフが顔を見せた。株式会社フェイス(石川県白山市)から発売される『VWゴルフ GTI 3Dデコライト』(希望小売価格 税抜5,500円・2016年4月下旬発売予定)だ。
まず、目を引くのはフロントグリルの再現度が高いことだ。エンブレムやヘッドランプなど、VWオーナーも思わず声を上げるほどの精巧さ。しかも、特筆すべきはボディカラーで、これはVW特有の赤「トルネードレッド」そのものなのである。
さて、さっそく壁に設置してみる。横から見ても、これはまさにVWゴルフ。もちろん、ボディの素材はプラスティックなのだが、光沢の感じも実車のよう。ただ、少し残念だったのはフロントグラスが黒く塗りつぶされていること。コストの関係だろうが、これも透明のプラスティックにして、運転席まわりまで再現してほしかった。しかし、それは欲張りすぎかもしれない。
電源は単3形乾電池を3本使用。ボディの下部(車で言えばシャーシ)に入れる。ここにはスイッチも配置されてあり、下向きライトと正面ライトの切り替えも可能となっている。
壁に設置するための穴が2つ、ボディ後方面に開いている。壁側には同梱の壁用ネジを取り付ける必要があるが、もし壁に穴を開けたく場合は3M「コマンドタブ」という商品を使用すればいいのだが、壁の素材によっては重みに耐えきれないこともある。その場合はネジ止めするしかない。
さて、壁に設置してみたが、もともとボディの切断イメージが少し傾いているため、やや前傾気味に設置されることになる。おそらく、下向きライトが照射する角度に基づいて製作されているのだろうが、これがコミカルな印象を与えているように感じる。そう、まさに壁からVWゴルフが「生えている」ように見えるのだ。
一方、正面ライトはヘッドライトが点灯しているようなイメージとなる。活用方法としては、就寝時の目印として点灯させておくといったことが考えられる。が、正直これは「ないよりは、あったほうがマシ」というレベル。あくまで実用性を求めてはいけないようだ。
このように、インテリアグッズとしての用途が高い『VWゴルフ GTI 3Dデコライト』は、万人受けするような商品ではないのかもしれない。ただVWが好きなオーナーなら、思いっきりコレクター心をくすぐられる商品なのではないだろうか。