『ワールドワインスタイル』オシャレで飲みやすい女性好みの甘口ワインカクテル

ワインと言えば、どういうイメージを持つだろうか。高級フレンチのお供? ウエイターがうやうやしく手に持ち、テイスティングをする? 少し敷居が高いと感じる人が少なくないのではないだろうか。ところがそれもワインカクテルとなるとグッと敷居が下がる。このほどメルシャンから全国発売されたワインカクテル『ワールドワインスタイル キール・スパークリング』『カリモーチョ』は、そんなワインの敷居の高さを打ち破った、お手軽ワインベースカクテルの新商品だ。

ワインを飲む機会が少なかった20~30代女性をターゲット

新発売となった『ワールドワインスタイル キール・スパークリング/カリモーチョ』(250ml・市場価格 税込各258円・2016年3月8日発売)は、ワインというジャンルを超えたお手軽で飲みやすいワインベースのカクテル。メーカーでは20~30代の若年層をターゲットにしているというが、実際のところはどうなのだろうか。発売された2種類の商品を試飲して検証してみる。

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まずは『キール・スパークリング』から。”キール”と言えばバブリーな時代に大流行したカクテルである。これは白ワインをベースに、ラズベリー果汁やカシスリキュールを加えてある。アルコール度数は6%と、平均的なワインのアルコール度数の14%に比べて低く抑えてある。

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グラスに注いでみると、ほんのりピンクの綺麗な色の液体。例えるなら、ロゼ・ワインのような色だと思っていただければいいだろう。香りはカシスの風味が強めだ。

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ひと口飲んでみて、非常にスッキリとした味わいだという印象を受けた。これは確かに飲みやすい。スパークリングと銘を打ってあるが、そこまで炭酸が悪目立ちしない。ベースの白ワインの味がキリッと鼻に抜けて、これは間違いなくワインだという思いを得ることができた。飲酒歴の長い記者にとっては新鮮な飲み口だが、どこか懐かしい味という印象も受ける、なんとも不思議なカクテルだ。

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一方、『カリモーチョ』のほうはどうだろうか。原材料表示ではうかがい知ることができないが、赤ワインをベースにコーラとレモンピールをブレンドした「スペインで大人気のワインスタイルカクテル」。こちらもアルコール度数は6%。

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それでは飲んでみよう。色は濃いレッドで、フルボディの赤ワインを髣髴とさせる。口に含んでみると、コーラとレモンの風味が真っ先に入って来る。こちらも炭酸は控えめ。ファーストインパクトは、やっぱり「飲みやすい」ということになる。

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飲み進めるうちに、ちょっと強めの甘さが気になって来る。それでいて、後味にほんのり苦味が残る。これはちょっと料理と合わせるのが難しいカクテルといった印象を受けた。

女子会/おうち飲みで盛り上がる小粋なお酒!

『ワールドワインスタイル キール・スパークリング』『ワールドワインスタイル カリモーチョ』に共通して言えるのは、これはデザートカクテルだということ。大酒飲みの記者には、少しどころか非常に物足りなさを覚えた。ただ、成人を迎えたばかりの女子大生が、初めて口にするお酒としては文句なしにオススメできるカクテルドリンク。お菓子を持ち寄り、お泊り女子会をするときのお供としてはうってつけではないだろうか。なお、料理に合わせるなら『カリモーチョ』よりは『キール・スパークリング』の方がオススメだろう。

オススメ度:(面白い)
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記者

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タック二階堂

40代男性。東京都出身。本業である取材ライターの傍ら“ボカロP”としても活動。著書に『「ボカロP」になる本』(工学社)がある。

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