『骨伝導対応Bluetoothヘッドフォン CODEO』耳をふさがず聴けるからサイクリング中でも危険なし!

イヤホンで耳を塞いで自転車で事故を起こす例が多発。確かに周囲の音が聞こえない状態で自転車運転は危険極まりない。それでも自転車に乗りながら音楽を楽しみたい気持ちもわかる。そんな時にこの日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(東京都品川区)による『骨伝導対応Bluetoothヘッドフォン CODEO』が役に立つ。耳穴をふさがずにこれなら音楽が聴ける!

骨伝導で頬骨を通して音楽を再生、周囲の音が聞こえるから危険回避可能

骨伝導とはその名の通り、音の振動を頬骨や顎の骨、頭蓋骨に響かせて直接聴覚神経に音を伝える技術。それを利用して作られた『骨伝導対応Bluetoothヘッドフォン CODEO』(BTL-G001・70g・希望小売価格 税込12,960円・発売中)は耳穴を塞ぐ必要がないから、サイクリング中に聴いても危険運転にはならず、安全性も担保できる。もちろんジョギング中、歩行中、はたまた上司の指令を聞き逃せないオフィスでの使用など、その利用範囲は数え切れないほどあるのではないか。

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今回はそうした骨伝導技術を利用したBluetooth対応のヘッドホン『骨伝導対応Bluetoothヘッドフォン CODEO』の紹介だ。Bluetooth接続なのでスマホはもちろん、PCなどにも対応し、当然無線である。さらにスマホなどにかかってきた電話にもそのまま出ることができる。

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ただ骨伝導という特殊な聴き方をするわけで、その使用感は大いに気になるところ。早速試してみたのでレポートしたい。

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Bluetooth対応機器の常として、当然のごとくまずは充電が必要だ。MicroUSB経由で充電で、約2時間半の充電で音楽連続再生7時間、連続通話9時間が可能になる。まあ通常の使用ではほとんど問題ないスタミナだ。

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ペアリングは簡単。専用アプリも必要なく、スマホなどでBluetoothを有効にしてあれば、スイッチオンで自動的にペアリング可能。

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本体は軽く、装着はちょっとばかりコツがいる。耳穴ではなくこめかみより下、頬骨の根元、耳穴の手前あたりが一番良く聴こえるポイントなのでうまく調整したい。耳かけ部分は可動式なので、微調整が可能だ。

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では音楽を聴いてみよう。まずは通常のポップス系。なるほど、耳穴をふさがずにちゃんと音楽が聞こえてくる。通常の耳聴きよりも中央に定位している感じがするのは頭蓋骨に響いているからか。ただちゃんとステレオ感もあるのでご心配なく。中音域から高音域に関しては全く問題ない。

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問題は低音。音量を上げると耳周りの皮膚がピクピクしてしまってなかなかに不快。こそばゆく、痒くなってしまう。なるほど、これはそんなに低音ガツンの大音量前提のリスニングにはあまり適していないようだ。

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それに音漏れはかなり激しい。本気のリスニングをしようとボリュームを上げるとオープンタイプのヘッドホンばりの音漏れがする。電車内などで使用するなら小さめの音量に抑えたい。ただし骨伝導の特徴で、小さめの音量で周りの音がうるさくてもよく聴こえる。

 

何はともあれ、常にBGMを欠かしたくない人にはオススメ。本格的に低音をきかせてじっくり聴きたいならインナーイヤータイプと2本持ちでいくのも手ではないか。

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逆に必須なのはサイクリング/ツーリング中に音楽を聴きたい人。耳を塞いで運転することが禁止されている以上、こうした骨伝導タイプを選ぶしか手はない。また以下のアプリを使うことによって、グループで『骨伝導対応Bluetoothヘッドフォン CODEO』を通して会話しながらサイクリングを楽しめるというのは画期的。サイクリングの楽しみも倍増確実だ。

■LINE株式会社による無料グループ通話アプリ「Popcorn Buzz」

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Google Play版
iOS版
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ちなみにグループ通話ではなくて通常のハンズフリー通話も可能。これ本体でかけることはもちろんできないが、スマホと連動してかかってきた電話を受けることができる。スイッチは右サイドのボタンを一回押すだけ。これも人混みの中でも聞き取りやすいのがいい。一応IP4の防沫性能なので、ジョギングで汗をかいたり雨に降られたり程度の水は問題ない。マイクは同じく右側についている。

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とにかく頭蓋骨で音楽を聴くというのはなかなかに不思議な体験なので、機会があったら是非一度試してもらいたい。そのくすぐったさにちょっとばかりニヤニヤしてしまうはずだ。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
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記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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