「Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)」スタジオ級重低音クオリティと多彩機能のBluetoothスピーカー!

小文字の「b」でおなじみ! Apple Japanが展開する、米国HIP HOPシーンの大物プロデューサー・Dr.ドレーが生み出したミュージシャンによる音響機器ブランド「Beats」。そこから小ぶりでクールなBluetoothワイヤレススピーカー『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』が登場したので使い心地を検証してみた。

Apple製品ならではのシンプルかつクールな佇まいが問答無用にかっこいい

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iPhoneを始めとするApple製品を初めて購入するとたいていの場合驚くのが、入っている箱からしてオシャレなこと。余計な緩衝材も必要最低限に、きちきちのサイズ感でキメた箱からして徹底的にデザインされており、捨てるのがもったいなくなること。

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Apple製品ならそこにりんごマークのステッカーが入っているのだが、この『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』(ブラック/ホワイト・希望小売価格 税抜28,800円・2016年1月15日発売)の場合は、かっこいい小文字の「b」ステッカー。小技だけれど、これがうれしい。

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カラーリングはブラック&ホワイトの2色展開。そのうち限定でレッドのモデルが出そうな気配満点。今回試用したのはブラック。きちきちのサイズ感で箱から出すのも一苦労だったが、「b」ロゴが上部にある以外は真っ黒な本体がまたクール。よくよく見ると底部にも「beats」の文字があるのだが、あとは電源ボタンと「+(プラス)」「ー(マイナス)」のボタンの計3つがあるのみ。

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この潔さに呆れるか、かっこいいと思うかは人それぞれだろう。本体を持ってみると0.745kgがズシッと来る。ちょっとしたレンガ並みの重さ。持ち歩くのは少々手強いが、その重厚感ゆえに音が良さそうで期待がみなぎる。高さと奥行きが約6cm程度で幅は約21cmという小ぶりなサイズにギチッと身が詰まってる印象。

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充電はiPhoneやApple製品でおなじみのLightningケーブル。3時間で急速充電可能、連続12時間使用可能というタフなプロフィール。ちなみにこの『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』を充電しておけば、これにiPhoneなどのデバイスをLightningケーブルを使用して充電できる(ケーブルにアダプタをかませば他のスマホなども可)。ダテに重いわけではないのだ。

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接続はBluetooth。iPhoneやPCでペアリングして使用する。ちなみに『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』は電源ボタン長押しで起動するが、起動音がスピーカーから結構な大音量で出るのでびっくりしないように。ちなみにBluetoothのペアリング成立時も音が鳴る。

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重低音爆発の大音量。シャッター前のヒップホッパーに最適!

夜になると商店街などのシャッターの閉まった店の前にヒップホップダンスを趣味とする若者が大きめのラジカセを置いて音楽をかけて踊っているのを目にすることがあると思う。そうした場合に使用されるラジカセは結構大型で持ち歩きが大変だなと思うが、この『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』があれば用は足りると思う。そのくらいの音量が出る。

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サイズ的に甘く見てると大間違い。レコーディングスタジオで培われた技術を基にしたフラットでありながら音圧のあるサウンドはかなり気合いが入っている。ヒップホップやファンキーなダンスミュージックを聴くのに最適だし、サウンドチェックの定番アルバム、ドナルド・フェイゲン「ナイトフライ」を聴いても、しっかりハイハットの刻みから細かなギターの音色まで聴き取れる高性能。文句は何もない。Bluetoothは音が悪いと思っていた記者も、これは認識が変わった。

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むしろ気軽なBluetoothスピーカーとして日常使いするにはオーバースペックなくらいだ。音の分離もいい。ステレオ感はさすがに小さいサイズだけに多少物足りないが、さらに専用のアプリ「Beats Pill+ App」をiPhoneやスマホに入れることによって、同じく『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』を持つ友達を仲間に引きずり込むことによって解決する。

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「Beats Pill+ App」
iOS版
Android版
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そう、友達の『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』と同期させ、それぞれ右チャンネル、左チャンネルに振り分けることによって音量を倍増、爆音化することが可能なのだ。もはや小ぶりなライブハウスのPA並みの音響が実現可能なのがすごい。

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他の『Beats Pill+(ビーツ・ピルプラス)』との同期DJモードが選択可能になり、「交互にプレイ」を選択することによって、『Beats by Dr. Dre Pill+』から各自交互に音を鳴らすことが可能。これはちょっとしたホームパーティーシーンで楽しめる。

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これはパソコン周辺機器売り場に置いてあるオマケ的な立場のスピーカーではない。れっきとした本格的音響機器のレベルをクリアした本物志向のスピーカー。バスドラムの重低音が響かないなんて論外と考える音楽ファンには超おすすめ。ダンス系だけでなくヘヴィメタルを含むロック系もものすごい迫力で再生してくれる。

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購入はApple Store, Apple Online Store及びBeats正規取扱店で可能だ。持ち運び用の布製バッグも付いている。

 

オススメ度:(絶対におすすめ)
公式サイトはこちら

記者

清水 りょういち

食レポからタバコ・コーヒーなどの体に悪い系、果てはIT、経済分野までフォローする新しもの好きライター。「わかりにくいをわかりやすく」がモットー。元「月刊歌謡曲/ゲッカヨ」編集長

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